五つの名家から姫君を集め、次代の妃を育てる宮・雛宮を舞台にした後宮譚です。虚弱で周囲から愛される雛女・黄玲琳と、悪女と呼ばれて孤立する朱慧月が身体と立場を入れ替えたことから、雛宮の人間関係や儀式の裏にある思惑が動き出します。玲琳は慧月の姿で扱われながらも、入れ替わりを手がかりに周囲の違和感や妨害の正体を追い、慧月もまた自分の立場で雛宮の中を切り抜けていきます。物語は外遊、儀式、城下町での騒動などを通じて、雛宮の制度、五家の序列、道術や皇帝をめぐる事情へ広がっていきます。入れ替わりを軸にした本編に加え、城下町での出来事や儀式後の動きなど、周辺の出来事を扱う巻も含まれます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 入れ替わりを軸にした後宮ものだが、単なる入れ替わりネタで終わらず、友情や立場の変化が積み重なっていく。
- 追い込まれた状況からの反撃や逆転が気持ちよく、読後感の良さが強い。
- 玲琳の鋼のメンタル、慧月の不器用さと成長が見どころになっている。
- 雛女たちの連携や、各キャラに見せ場がある群像劇としても楽しめる。
- シリアスな権力争いの中に、軽妙な掛け合いや勢いのあるノリが混ざる。
こんな人におすすめ
- 後宮・宮廷・権力争いのある物語が好きな人。
- 逆境からの大逆転や勧善懲悪のカタルシスを求める人。
- 主人公同士の友情やバディ感を重視する人。
- 強いヒロイン、切れ味のある悪女像、機転の利く展開が好きな人。
- 群像劇や、脇役にも見せ場がある作品を好む人。
人を選ぶポイント
- 陰謀や妨害、監視、誘拐などの圧が強く、重めの展開が続く。
- 入れ替わりの秘密が早めに周囲へ広がり、定番のドタバタを長く楽しむタイプではない。
- 人間関係のすれ違いが強く出るため、切なさやもどかしさが苦手だと負担になりやすい。
- 権力者や後宮の悪意がはっきり描かれるので、安心感だけを求めると合わない。
- シリアスの合間に勢い重視の掛け合いが入るため、落ち着いた文体を期待すると印象が違う。
テンポ・読後感
- 序盤から事件が立て続けに起こり、展開はかなり速い。
- 追い詰められてからの反撃に切り替わる場面が多く、勢いで読ませる。
- シリアスな局面でも、会話のテンポやノリの良さで重さを中和している。
- 章ごとに山場がはっきりしていて、読後にすっきりしやすい。
- 水戸黄門的な安心感と、少年漫画っぽい熱さが同居している。
キャラクターへの評価
- 玲琳は強気で度胸があり、相手をひるませる言動が痛快。
- 慧月は劣等感や不安を抱えつつ、道術や役割を通して自信を得ていく。
- 2人は喧嘩やすれ違いを挟みながらも、関係が深まっていくのが印象的。
- 皇太子や周辺の男性陣も、理解者や対抗軸として存在感を出している。
- 雛女たちは当初の対立から、協力や連携へ移る過程で魅力が増している。
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巻一覧
この巻のあらすじ
『雛宮』-それは次代の妃を育成するため、五つの名家から姫君を集めた宮。次期皇后と呼び声も高く、胡蝶のように美しい虚弱な雛女、玲琳は、それを妬んだ雛女慧月に身体と心を入れ替えられてしまう!突如そばかすだらけの嫌われ悪女、慧月の姿になってしまった玲琳。誰も信じてくれず、今まで優しくしてくれていた人達からは蔑まれ、劣悪な環境におかれるのだが…。「息切れしない、失神もしない…。なんて健康な体でしょう!う、うらやましい…っ」誰もが羨む玲琳は、隣り合わせの“死”とずっと戦ってきた鋼メンタルの持ち主でー!?
この巻のあらすじ
悪女と呼ばれる嫌われ者の雛女、朱慧月と、身体を入れ替えられてしまった愛され雛女の黄玲琳。しかし「あなた様が…玲琳様なのですね!?」ついにその正体に気づいた者が現れる。玲琳付きの女官、冬月だった。そこから一気に慌ただしくなる玲琳の周囲。次第に堯明、辰宇たちも、自分たちが感じていた違和感の正体に気づきはじめ…。胸が躍る入れ替わりの生活も、そろそろ終わり。玲琳たちを陥れようとする金家の女官、その裏に見え隠れする“ある”人物。すべての真相を明らかにすべく、玲琳が動き出すー!
この巻のあらすじ
「豊穣祭の開催地は、南領だ」雛女になってはじめての外遊先に選ばれたのは、雛宮一の嫌われ者、慧月の領地だった!後見の妃もいない中で、準備に追われる慧月。玲琳はそれを全力でサポートしながらも、はじめての外遊に心を躍らせていた。しかし…。何者かから儀式を妨害された慧月は、焦りのあまり力が暴走!またしても玲琳と慧月の身体が入れ替わってしまった!そんな混乱の最中に、慧月を攫おうと企む邑の民まで現れ、なぜか玲琳は兄とともに自ら捕虜となるのだが…!?身動きの取れない堯明、独自に追いかける辰宇、そして過保護な玲琳の兄たちが大暴走する第3巻!
この巻のあらすじ
大逆転後宮とりかえ伝、第二幕「はじめての外遊編」後編!「なぜ…わたくしは止められなかったのか…」嫌われ者の雛女、慧月と入れ替わったまま邑の民に攫われた玲琳。邑を襲った疫病が一段落した頃、頭領の雲嵐が凶刃に倒れた。死の淵をさまよう彼の姿を見て、玲琳は激しく動揺し、消沈する。その様子は辰宇や景行から見ても危ういものだった。一方、慧月は闘志を燃やしていた。堯明や景影らの心配をよそに、雛女たちが集まる『茶会』を決行!女同士の腹の探り合いの中、慧月を貶めようとする藍芳春の毒牙をくぐり抜け、反撃に出るが…!?外遊先で起こった、慧月への執拗な嫌がらせ、祭りの妨害に伝染病。その大きな悪意は否応なしに玲琳と慧月の心に、変化をもたらしていくー。大好評シリーズ第二幕、終結!涙と決意の第4巻。
この巻のあらすじ
大逆転後宮とりかえ伝、第三幕「陰謀だらけの鑚仰礼」開幕!豊穣祭から三月が過ぎ、五家の雛女の序列が決まる中間審査ー『鑚仰礼』の季節がやってきた。雛女に与えられる課題は三つ。それを皇帝や国の重鎮が直々に審査を行うという、各家にとって重要な儀式。この日に賭ける者、大きな重圧を背負う者…出自の違う雛女たちは、それぞれ想いを抱えながら、当日を迎えた。一方、序列に興味のない黄玲琳は、不安と緊張で固くなる朱慧月を励まし、いつもの通り後押ししていくのだがー。「あなたなんて大嫌い、顔も見たくない!」「もう、よいのですわ。慧月様なんて」二人の間に揉め事発生!?さらに今回は、玲琳自身が何者かから狙われ、課題の妨害をされて…。玲琳がとうとう絶体絶命!?五家の雛女がしのぎを削る、波乱尽くしの第五巻!
この巻のあらすじ
五家の雛女で序列を争う『鑽仰礼』。その途中で襲われ、命の危機に瀕した黄玲琳だったが、朱慧月の助けでどうにか窮地を脱しー玲琳と慧月は再び入れ替わった!しかし、波乱尽くしの鑽仰礼も、残すところ「終の儀」のみ。儀式中に受けた数々の妨害、きな臭い妃達と、様子のおかしい金清佳と藍芳春。そして玄歌吹の強い殺意と『凶行』…。そのすべての理由、原因を知った玲琳は、雛宮にはびこる汚泥を一掃すべく、慧月とともに動きだす!「復讐をするなら、速やかに、そして堂々と」五家の雛女たちは力を合わせ、盛大で公明正大な復讐劇を開始するー!!忌まわしき過去、そして自分自身と対峙する第三幕、終結!
この巻のあらすじ
身を隠して町を散策する玲琳たちに、トラブル大発生!? 大逆転後宮とりかえ伝、第四幕は「お忍び城下町」編!
「今、雛宮内で、入れ替わりを解消してはならぬ」--『鑽仰礼』がひと段落した後、玲琳は尭明にそう告げられた。 慧月が『道術』使いだと、決して周囲に気づかれてはいけない。万全を期して、城外で入れ替わりの解消をすることに決めた玲琳たちは、城下町で落ち合う約束を交わし、バラバラに雛宮を発つのだが……。
初めての屋台に目を輝かせる玲琳と、お目付け役の莉莉&尭明。 仲良く(?)お土産選びをする慧月と景彰と、なぜか酒で潰しあおうとする冬雪と景行。 そんな中、辰宇は市場で、王都を観光していた雲嵐に声をかけられてーー。
誘拐、窃盗、乱闘騒ぎ……目の前で起こるトラブルを、彼らが見過ごせるわけもなく!? 果たして無事に、全員約束の時間に集まることができるのか? 大騒動の第七巻!
この巻のあらすじ
厳しい監視の中、玲琳たちは……釣って、歌って、大爆発!? 大逆転後宮とりかえ伝、第五幕「道術我慢の鎮魂祭」、開幕!
皇帝が朱 慧月を監視しているーー怪しい隠密の動きを察知して、一度雛宮に戻った玲琳たち。 次なる一手は、近く執り行われる『鎮魂祭』に乗じて、入れ替わりの解消をすること。 しかし、またしても皇帝の妨害が! 隣国、丹との国境沿いの地域で、民に粥を施す『慈粥礼』を行うよう、雛女全員に命じたのだ。 その上、慧月の身体に入っている玲琳は、ほかの雛女と引き離され、劣悪な環境に赴くことに……。 「突然の炊き出しなんて無理難題よ」 「慧月様と一層離れてしまうことだけが気がかりです……」 道術が使えない慧月、孤立してしまう玲琳。監視の目に注意を払い、身動きが取りづらくなる二人に、ついに皇帝が自ら接触してきてーー!? 絶体絶命の第8巻!
この巻のあらすじ
大逆転後宮とりかえ伝、第五幕「道術我慢の鎮魂祭」堂々決着!『慈粥礼』を執り行うため、入れ替わった姿のまま国境沿いの地・丹關までやってきた玲琳たち。アキムの凶行もはねのけ、形勢を逆転させた一行はこれまで隠されていた皇帝・弦耀の情報を得て、ついに反撃の狼煙を打ち上げる!問題解決の鍵は、『入れ替わりの術』、そして『二十五年前の因縁』。国の最高権力者である弦耀に、禁忌とされてきた道術を、そして慧月自身を認めさせるため、玲琳は壮大な計画を実行するー!!「わたくしの大好きなほうき星は、国を滅ぼす凶兆などではなく、人々に幸福を授ける瑞兆です」絆と信念を守る第9巻!
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11月23日~11月29日の重版情報として、『ふつつかな悪女ではございますが』第10巻、『異世界転生勧誘詐欺』第1巻などが紹介されています。
『極東救世主伝説』『ふつつかな悪女ではございますが』重版情報
11月2日~11月8日の重版情報として、『極東救世主伝説』第1巻、『ふつつかな悪女ではございますが』第1~2巻などが取り上げられた。
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