国際都市ミリオポリスでは、テロや凶悪事件への対処が日常化しており、MPBのケルベルス遊撃小隊として動く三人の少女が前線に立つ。黒犬・紅犬・白犬と呼ばれる彼女たちは、機械化した身体と専用装備を使い、都市各所で起こる事件へ投入される。物語は、原子炉衛星の墜落や空港占拠のような大規模事案と、涼月が抱く初出撃時の記憶の欠落、人格改変プログラムの疑問を並べて進む。事件ごとの対応の積み重ねの中で、警察組織の運用と隊員個人の来歴が少しずつ見えていく。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
手足を機械化された美少女たちが壮絶な死闘に身を投じるミリタリーSFアクション
編集部
近未来のミリオポリス(ウィーン)を舞台に、児童福祉政策の一環として手足を機械化された美少女たちの戦いを描くシリーズ。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
サイボーグ美少女に萌える人 ミリタリーアクションに燃える人 テロリズムや人種差別、移民問題を扱った作品が読みたい人
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AI分析(あらすじ)
近未来警察もの、テロ事件、機械化身体、記憶喪失や人格改変の要素に関心がある読者。
著者情報
この項目をレビュー編集部
冲方丁は日本のラノベ作家。1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビューしました。代表作は『マルドゥック・スクランブル』(ハヤカワ文庫JA)『ばいばい、アース』(角川文庫)など。直木賞候補にもノミネートされています。
編集部
サイボーグ美少女たちの戦いを描いた骨太なライトノベル。富士見ファンタジア文庫からリリースされた姉妹編、『スプライトシュピーゲル』とストーリーを補完し合ってるので、合わせて読むと二倍楽しめます。修羅場を乗り越えるたび強まる三人の絆と本格的なミリタリーアクションに痺れました。
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 義肢装着の少女たちによる壮絶な戦闘描写の迫力が高く評価されている。
- 「文字で観るアニメ」と表現される独自のクランチ文体や疾走感が、慣れればサラサラ読める強みだ。
- テロ、移民問題、社会の格差など現実のテーマを織り込んだ世界観構築の巧みさが挙がっている。
- 「スプライトシュピーゲル」とのクロスオーバーで物語が交錯する構成への期待が高い。
- 各キャラの過去や内面が丁寧に描かれることで、戦いへの愛着が深まる。
こんな人におすすめ
- サイボーグ美少女とミリタリー兵器の描写に惹かれる人向き。
- 多勢力が入り乱れる複雑な陰謀アクションを求める人向き。
- 社会問題やテーマ性の強い作品を楽しめる読者向き。
- 関連シリーズと交互に読み進めるなど、読み順を工夫できる耐性がある人向き。
- 冲方作品やクランチ体験に慣れている読者向き。
人を選ぶポイント
- グロや暴力的描写が強く、途中で読み進めにくいと感じる声がある。
- 登場人物や勢力が多く、初読では展開が分かりにくい。
- 単独読みより関連作と合わせた方が理解しやすい。
- 重厚で精神的に安定している状態で読むべき作品だ。
- 文体のノリが合わないと途中で手放す読者もいる。
テンポ・読後感
- ノンストップのバトルと複数同時進行の事件で、疾走感のある展開だ。
- 悪ふざけや記号文体は独特だが、慣れると心地よく読める。
- ハードボーイルドで絶望感のある空気が漂う一方、再読で味わいが深まる。
- 激しい戦闘の合間に、各キャラの内面描写や情感が挟まる熱量の高い作品だ。
キャラクターへの評価
- 涼月は一途な闘志と劣等感からの成長、内面の真面目さが印象的。
- 陽炎は屈辱や過去への思いを抱えながら耐える姿に共感を得ている。
- 夕霧は明るさを保ちつつ重傷を負っても戦う強さが格好良いと評される。
- パトリックとの絡みや、各種サブキャラとの交流が物語の彩りになる。
- 三者三様のチーム感と個性の対比が魅力だ。
巻一覧
この巻のあらすじ
「なんか世界とか救いてぇ――」。あらゆるテロや犯罪が多発し『ロケットの街』とまで渾名される国際都市ミリオポリスに、「黒犬」「紅犬」「白犬」と呼ばれる3人の少女がいた。彼女たちはこの街の治安を守るケルベルス遊撃小隊。飼い主たる警察組織MPBからの無線通信「全頭出撃!」を合図に、最強武器を呼び込み機械の手足を自由自在に操り、獲物たる凶悪犯罪者に襲いかかる! 『天地明察』で2010年本屋大賞第1位を獲得した冲方丁の、衝撃的ライトノベル第1弾!
この巻のあらすじ
「平和の歌を歌いますよー♪」。あらゆるテロや犯罪が多発し『ロケットの街』とまで渾名される国際都市ミリオポリス。「黒犬」「紅犬」「白犬」と呼ばれる警察組織MPBの〈ケルベルス〉が治安を守るこの都市に、ロシアの原子炉衛星〈アンタレス〉が墜落した。七つのテログループが暗躍する、この事件を収拾するため壊れかけの〈ケルベルス〉遊撃小隊が、超警戒態勢の街を駆け抜ける――! 『天地明察』で2010年本屋大賞第1位を獲得した冲方丁の、衝撃的ライトノベル第2弾!
この巻のあらすじ
「初めて仕事で人を殺したときのこと、覚えてるか?」。国際都市ミリオポリスの治安を守る、警察組織MPBの機械化された3人の少女、涼月・陽炎・夕霧。ある日、涼月は、初出撃時の記憶がないことに、あらためて疑問を抱く。彼女たちは、人殺しでトラウマを背負わぬよう、“人格改変プログラム”を適用されていた。あのとき、本当は何が起こったのか? 『天地明察』で2010年本屋大賞第1位を獲得した冲方丁の、衝撃的ライトノベル第3弾!
この巻のあらすじ
空港で旅客機が占領された。首謀者の男――パトリックを捕らえ空港内留置所に拘束するも、中国服の武装集団に襲撃される。いきがかり上、パトリックと共闘することになる涼月。一方、テロリストが市民200名を人質に、空港の一角を占拠。陽炎も人質となり、両手に爆弾のスイッチを握らされる。テロリストの中には、〈レベル3〉の特攻児童、双子の兄弟の姿もあった……。『天地明察』で2010年本屋大賞第1位を獲得した冲方丁の、衝撃的ライトノベル第4弾!
星評価・感想
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