きみに「ただいま」を言わせて
判定なし
基本情報
- 著者
- 櫻いいよ
- イラスト
- —
- レーベル
- 実業之日本社文庫GROW
- 刊行年
- 2021
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
現代日本を舞台に、幼い頃に事故で母を亡くした舞香が、母の幼なじみのかおりとその夫・遊に引き取られるところから始まる物語。舞香は生前の母から虐待を受けていた記憶を抱え、かおりと遊にも、母の死に関わる誰にも言えない秘密がある。三人は血のつながらない家族として同じ時間を過ごしながら、過去の事故、母への感情、引き取られたあとの暮らしを少しずつつなぎ直していく。関係の変化と秘密の整理を軸に進む1巻構成で、現代の家庭内に残る事情と真実をたどる。事故の当事者ではない大人二人と、過去を抱えた少女の距離がどう変わるかが中心で、ひとつの家族の形が秘密を通して見えていく。大きな舞台装置はなく、家庭の中に積み重なった事情と、それぞれが隠してきた記憶が物語の推進力になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 血のつながりだけでは割り切れない家族のかたちを、秘密や気遣いを通して描く重さがある。
- 愛情と依存、優しさと残酷さの境目が曖昧な関係性が印象に残る。
- 舞香を中心に、葛葉・かおり・遊それぞれの内面が丁寧に掘られている。
- ただ暗いだけでなく、家族として居場所を作ろうとする誠実さが読後に残る。
- 表紙やタイトルの印象よりも中身がしっかり重く、ギャップ込みで引き込まれる。
こんな人におすすめ
- 家族小説や人間関係の機微をじっくり読みたい人。
- イヤミス寄りの重さや、胸に刺さる心理描写が好きな人。
- 血縁よりも「家族とは何か」を考える物語に惹かれる人。
- 明るい青春ものより、苦さのある成長譚を求める人。
人を選ぶポイント
- ネグレクトや虐待を含むため、かなりしんどい空気が続く。
- すっきり解決するタイプではなく、抱えたものを抱えたまま進む感触が強い。
- 家族の秘密や過去の事情が重く、気軽なラブコメ感はほぼない。
- 表紙やシリーズイメージとの落差が大きい。
テンポ・読後感
- 導入から重く、全体にほろ苦い空気がまとわりつく。
- 心情描写が濃く、感情の揺れや息苦しさが強く伝わる。
- 会話や構成は比較的読みやすく、重さのわりにページは進みやすい。
- 後半に向けて家族それぞれの事情が絡み合い、引き込まれ方が増す。
キャラクターへの評価
- 舞香は気を遣いながら生きる姿が切なく、成長を応援したくなる。
- 葛葉は可愛さや魅力がある一方で、不器用さと危うさが強く残る。
- かおりと遊は支える側として描かれつつ、抱えるものの重さも見える。
- 登場人物全員が相手をわかろうとして苦しみ、単純な善悪では割り切れない。
巻一覧
きみに「ただいま」を言わせて
この巻のあらすじ
きっと見つかる、大切なもの。
ーー実業之日本社文庫GROW誕生! 第2弾!
ヒット作『交換ウソ日記』で話題の著者最新文庫!
誰にも言えない「秘密」、たどり着いた「真実」。
血のつながらない三人の家族、秘密の果てにある幸せとは…!?
ーー衝撃の結末に心震える!
実の母・葛葉を幼い頃に事故で亡くした舞香は、
葛葉の幼なじみのかおりとその夫・遊に引き取られる。
生前の葛葉から虐待を受けていた彼女は、母への憎悪を抱き続けていた。
そして、かおりと遊にも、葛葉の死に関わる誰にも言えない「秘密」が存在した。
罪の意識に駆られながらも幸せを求める三人がたどり着いた「真実」とは!?
衝撃のラストは圧巻!
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