危険球

判定なし
基本情報
著者
木住鷹人
イラスト
レーベル
ハヤカワ文庫JA
刊行年
2024
巻数
1巻
アニメ化
属性

京都府大会決勝の夏を舞台に、甲子園出場をかけた高校野球の一場面から物語が始まる作品。木暮東工業のエース投手・権田至が投じた球が、境風学園の強打者・仁科涼馬の頭部を直撃し、その後の言葉と受け止め方が物語の焦点になる。試合の緊張感と、球を投げた側・受けた側それぞれの内面が交差しながら、京都の高校野球を軸に人物関係を掘り下げていく。一冊完結の形で、出来事の余波と少年同士の距離感を描く構成。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    高校野球を題材にした現代小説を読みたい人。試合の一場面から人物の関係を追う作品に関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 1球の危険球を起点に、投手・打者・審判・チームメイト・家族まで視点が広がる群像劇が読みどころ。
  • 高校野球の熱さだけでなく、言葉の重みやすれ違い、心の整理の過程が丁寧に描かれる。
  • 京都の街並みや風物、冬と夏の対比が印象に残る舞台設定になっている。
  • ミステリ寄りの謎解き感と青春小説の両方を味わえる構成が好評。
  • 読後にじわじわ残る余韻や、前に進む感覚を評価する声が目立つ。

こんな人におすすめ

  • 高校野球やスポーツ小説が好きで、試合の結果より人間関係の揺れに惹かれる人。
  • 群像劇や多視点の物語を楽しめる人。
  • 京都を舞台にした作品や、土地の空気感がある小説を読みたい人。
  • 青春ものでも、軽さより苦さや不器用さを含むドラマを求める人。
  • 中高生から大人まで、世代をまたいで読める物語を探している人。

人を選ぶポイント

  • 野球描写は説明が多めで、競技面の熱量を強く期待すると物足りない。
  • 当事者二人の心情説明が控えめで、感情移入しにくいと感じる場合がある。
  • 視点人物が多く、構成が散漫に見えることがある。
  • 物語の着地や真相の見せ方に、拍子抜けや肩透かしを覚える読者もいる。
  • すぐに大きく盛り上がるタイプではなく、静かに進むため好みが分かれる。

テンポ・読後感

  • 甲子園予選の一球から始まり、半年後へつながる流れでじわじわ展開する。
  • 事件そのものより、その後に残る感情や関係の変化を追う落ち着いたテンポ。
  • 夏の熱気と冬の澄んだ空気の対比が効いていて、全体に清涼感とほろ苦さがある。
  • まっすぐな熱血より、不器用さや言葉足らずが前面に出る静かな青春感。
  • 読後はすっきり終わるだけでなく、考え続けたくなる余韻が残る。

キャラクターへの評価

  • 権田は頑なさや言葉の強さが目立ち、理解されにくさも含めて印象が強い。
  • 仁科は置き去りにされがちな存在として受け止められ、内面の掘り下げを求める声がある。
  • 審判は判定役にとどまらず、葛藤や責任感を背負う人物として印象に残る。
  • チームメイト、マネージャー、OB、新聞部員など周辺人物の描写が厚く、人物群の機微が評価される。
  • 主要人物たちは不器用で青さがあり、言葉が足りないまま進む危うさと成長が見える。

巻一覧

危険球
2024年10月 ISBN 9784152103673
この巻のあらすじ

夏の甲子園出場をかけた京都府大会決勝。木暮東工業のエース投手・権田至の投げたボールが、境風学園の強打者・仁科涼馬の頭部を直撃した。「あんな球、避けられるでしょ」少年はなぜそのような突き放した言葉を放ったのか? 鮮烈な京都青春物語。

星評価・感想

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