両親と叔父を相次いで失った淡島朔也が、緋坂市で起こる凶物の襲来に巻き込まれ、叔父の残した魔術を手がかりに異変の理由を追う現代怪異ファンタジー。引っ越し先で新しい生活を始める間もなく、朔也の周囲では人や場所を巻き込む異常が続き、緋坂市に潜む何かと個人的な因縁が結びついていく。陽炎の力を持つ魔犬や黒幕ラヴェルの影、朔也を守ろうとする麟の存在が重なり、魔術と怪異の衝突が物語を引っ張る。全2巻で、一連の事件と対決の流れを追う。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 日本神話、クトゥルフ、オカルトを混ぜた和風伝奇としての独自色が強い。
- 地方都市を舞台にした怪異や事件が連続し、先が気になる流れで読ませる。
- 短編的な積み重ねから一気に追い詰める構成が、ダークホラー寄りの手触りを出している。
- メイド、僧兵、魔術師などの要素が並ぶ異能バトル感もあり、伝奇好きには刺さりやすい。
- TRPGリプレイやゲームシナリオを思わせる読み味が、好みに合う人には面白い。
こんな人におすすめ
- 和風クトゥルフや日本神話ベースの伝奇が好きな人。
- ホラーよりも、怪異と異能のぶつかり合いを楽しみたい人。
- 駆け足でも勢いのある展開を楽しめる人。
- 同人ゲームやノベライズ由来のシナリオ感に抵抗がない人。
- ダークめの物語でも、最後に少し救いがある方が読みやすい人。
人を選ぶポイント
- 展開がかなり速く、詰め込み気味で疲れやすい。
- 途中の怪異や事件の連続に比べて、終盤はご都合主義に感じる人がいる。
- ホラーとしての怖さは薄まり、退魔バトル寄りに受け取られやすい。
- 文章や構成にゲームシナリオっぽさを感じる場合がある。
- 重い展開や理不尽な死の連続が苦手だと負担が大きい。
テンポ・読後感
- 上巻から下巻にかけて一気に加速し、怒涛の展開で押してくる。
- 怪異、追い詰められる主人公、周囲の喪失が続き、全体に物悲しい。
- 緩急はあるが、落ち着いて味わうより勢いで読ませるタイプ。
- ダークホラーの空気は濃い一方、終盤は救済や整理が入り、印象が変わる。
- 伝奇小説としては濃密だが、ダイジェスト感を覚える読者もいる。
キャラクターへの評価
- 主人公は事件に巻き込まれながら孤立していく流れが印象に残る。
- 麟や八重など、身近な人物の存在感が強く、物語の重さを支えている。
- 八重は感情の揺れが大きく、物語上の印象を持っていく存在として受け止められている。
- 魔術師、格闘坊主、武装メイドなど、役割の立ったキャラ配置が楽しまれている。
- キャラの魅力は高いが、展開の速さで掘り下げ不足に感じる場面もある。
巻一覧
緋の水鏡 (上)
この巻のあらすじ
両親を交通事故で亡くした淡島朔也は、緋坂市に住む叔父の拓郎のもとに引き取られることになる。しかしその引っ越しの最中、今度は拓郎が変死してしまう!さらに緋坂市へ来てからも、朔也の周辺では次々と凶物が現れ、叔父の残した魔術でなんとか撃退していくものの、自分に関わった親しき者が次々と傷つき死んでいく。なぜ朔也ばかりが狙われるのか、緋坂市には何があるのか…!?緊迫の本格クトゥルフ・ファンタジー。
緋の水鏡 (下)
この巻のあらすじ
凶物を撃退し安息の時を過ごした淡島朔也だったが、眼前には黒幕ラヴェルの罠、陽炎の力を持つ魔犬が現れる!仲間とともに凶物を退けるが、あまりにも大きな犠牲により自分の心が壊れてしまう。さらなる惨劇を覚悟して意識を取り戻した朔也の前には、自分を凶物から守ろうとして戦い続け、ぼろぼろになった麟の姿が。そしてすべてを犠牲にしてでも、ラヴェルを倒すことを決意する…。緊迫の本格クトゥルフ・ファンタジー。
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
