『CEO生駒永久の「検索してはいけない」ネット怪異譚』は、SNSや検索で語られる都市伝説的な怪異を、ITベンチャー社長の生駒永久と上京した女子大生・梓が追う現代伝奇シリーズ。梓は親戚の生駒と出会い、きさらぎ駅、くねくね、異界エレベータ、渋谷七人ミサキのような事象に関わっていく。舞台は東京を中心とした現代社会で、生駒はデータと最新IT技術を使って怪異の手がかりを拾い、梓は現場で噂と実態の接点をたどる。各話で別の怪異を扱う連作として、ネット由来の現象が事件になる流れを整理する。一つの怪異ごとに、都市伝説がどのように広まり、どこで現実の事件と結びつくかを追う。梓と生駒の関係は親戚同士の同行者として始まり、調査の進行とともに怪異への向き合い方が見えてくる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- きさらぎ駅、くねくね、七人ミサキなど、ネットロアの定番怪異を現代向けに組み替える発想が目を引く。
- IT技術と修験道・民俗学の知識を並走させる構成が新鮮。
- 怪異の見立てや解決の筋道を追う楽しさがある。
- 梓と永久の掛け合いに勢いがあり、バディものとして読むと軽快。
- 続きが気になる謎や伏線を残す作りが印象に残る。
こんな人におすすめ
- ネット怪談や都市伝説、ネットロアが好きな人。
- 民俗学や修験道まわりの要素に興味がある人。
- 怪異を理屈立てて追うタイプのライトホラーを読みたい人。
- バディものや、騒がしい女性主人公と癖の強い男性主人公の組み合わせが好みの人。
- 裏世界ピクニック系の雰囲気に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 怖さは控えめで、ホラーとしての切れ味を強く求めると物足りない。
- ITやAIが前面に出るというより、実際は人の特殊な力が解決の軸になりやすい。
- 主人公たちの性格がかなり癖強めで、相性が合わないと読みづらい。
- キャラや設定の盛り込みが多く、まとまりの弱さを感じる場面がある。
- 事件の掘り下げや怪異の怖さをもっと欲しいと感じる読者もいる。
テンポ・読後感
- 文章はさらっと読めてテンポは軽い。
- 怪異の説明や解釈を追う場面は面白いが、全体の空気は重すぎない。
- ドタバタ感や会話の勢いが前に出る。
- 不穏さはあるものの、コメディ寄りに受け取られる場面もある。
- すっきり終わるというより、謎を残して次巻を待たせる感触が強い。
キャラクターへの評価
- 梓は文句を言いながらもへこたれない、勢いのあるタイプとして受け止められている。
- 永久は毒舌、上から目線、病弱、イケメンなど属性が多く、印象は強いが好みが分かれる。
- 二人の掛け合いは楽しい。
- 永久の横文字まじりの話し方や、ツンからデレ寄りに見える変化を面白がる反応がある。
- 脇を固める人物群は名前や設定の印象が強く、人物数の多さが目立つ。
巻一覧
CEO生駒永久の「検索してはいけない」ネット怪異譚 〜IT社長はデータで怪異の謎を解く〜
この巻のあらすじ
どんなに社会が発展しても、『それ』はこの街のどこかに存在しているーー。 大学進学を機に上京した女子大生・梓は、親戚であるITベンチャーの社長・生駒永久と出会う。だが生駒には裏の顔があった。「きさらぎ駅」「くねくね」「異界エレベータ」「渋谷七人ミサキ」など、SNS等で噂される『現代の怪異』。彼はそれらに絡む事件を解決するスペシャリストだった。 『検索してはいけない』事象の数々に、生駒とともに梓は挑むことになるが……?
彼は怪異の調伏者ーー。最新IT技術がネットの闇を暴く。
一の章 異界エレベータ 二の章 渋谷七人ミサキ 三の章 きさらぎ駅 四の章 くねくね エピローグ
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