飯楽園―メシトピア― II 憂食ガバメント
判定なし
基本情報
- 著者
- 和ヶ原聡司
- イラスト
- —
- レーベル
- 電撃文庫
- 刊行年
- 2024
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
ジャンル
《飯楽園―メシトピア―》は、食の管理を社会統制の軸に置いたディストピアを描くシリーズ。人々は不健康かどうかで選別され、アディクターの取締り、食料国防隊、隔離施設《農場》といった制度が生活や移動の可否を左右する。横須賀浄化作戦の阻止を経て囚われた矢坂弥登、別の場所で動くニッシン、取り締まり側にいる元食料国防隊員、そして《農場》に閉ざされた元長官の娘の置かれた状況が交差し、食と自由をめぐる対立が続く。国家の管理は食べ物だけでなく、人の居場所や行動にも及び、収容する側と収容される側の視点が並ぶ。食料国防隊の側で何が起きているのか、隔離された側がどう動くのかが、複数人物の位置関係として組み立てられる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- メシ×ディストピアの組み合わせが強く、食と管理社会の不穏さが印象に残る。
- 国営農場や摘発される違法食物など、世界設定の異様さがじわじわ効く。
- 追う側・救う側・制度側が絡む展開で、計画と駆け引きの緊張感がある。
- 前巻とは空気を変えつつ、物語の節目として手応えがある。
- 歪んだ世界の中での関係性が、重さの中に少し温度を与える。
こんな人におすすめ
- ディストピアものや管理社会の設定を楽しみたい人。
- 食べ物を軸にしたSF・異能要素のある作品が好きな人。
- 救出劇や潜入・脱出の作戦ものに惹かれる人。
- 重い世界観でも人物同士のやり取りに救いを感じたい人。
人を選ぶポイント
- 農場での扱いや制度の描写がかなり過酷で、息苦しさがある。
- 前巻から雰囲気が変わるため、同じノリを期待すると印象が違う。
- 世界の理不尽さや管理の強さが前面に出るので、明るい読後感は薄め。
- 物語の節目感があるぶん、勢い重視だとやや落ち着いて見える。
テンポ・読後感
- 序盤から状況説明と現場の厳しさが重なり、じわじわ圧をかける流れ。
- 救出計画や連携のパートで、緊張感と作戦ものらしさが出る。
- 前巻より退廃感よりも制度の不自然さが際立ち、冷たい怖さがある。
- 重さの中に、素直になった人物のやり取りで少し和む場面が入る。
キャラクターへの評価
- ニッシンは状況に振り回されつつも、相手との距離感で微笑ましさが出る。
- 矢坂弥登は過酷な環境の中でも、前より素直さが見えて印象が変わる。
- 松下や古閑は救出計画に関わる実務的な存在として頼もしさがある。
- 維持法まわりは意外な面が見え、人物像の厚みにつながっている。
巻一覧
飯楽園―メシトピア― II 憂食ガバメント
この巻のあらすじ
不健康な人間を社会から隔離・抹消する《メシトピア》計画。横須賀浄化作戦の阻止と引き換えに囚われの身となった矢坂弥登。 アディクターたちを厳格に取り締まる元食料国防隊員、そして元長官の一人娘。この国に彼女の味方をする者はもはや誰もいなかった。 この世の地獄《農場》に閉ざされ生きる活力を失う少女。 必ず戻る、そう約束した彼女のため。その傍らで少年・ニッシンが向かった先は食料国防隊のもとで……。 食と自由を巡るメシ×ディストピア、果たしてどうなる?
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