死亡遊戯で飯を食う。
- 著者
- 鵜飼有志
- イラスト
- ねこめたる
- レーベル
- MF文庫J、富士見ドラゴンブック
- 刊行年
- 2022-2026
- 巻数
- 9巻
- アニメ化
- あり
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 1巻まで
- Audible
- 8巻
『死亡遊戯で飯を食う。』は、殺人ゲームで賞金を得て生きる少女・幽鬼を中心に描くデスゲーム系シリーズ。見知らぬ館や廃ビル、孤島、遊園地、王宮、クルーズ船など、毎回異なる舞台で生存条件の異なるゲームが提示される。物語は、ゲーム内での駆け引きと、ゲーム外で起こる事件や人間関係の変化を並行して追う構成で進む。幽鬼は経験を重ねた参加者として、初参加の少女や他のプレイヤー、運営側の気配に向き合いながら、勝ち残るための判断を迫られる。シリーズ全体では、ゲームの反復の中で参加者の層や状況が広がり、対人関係と生存戦略の両方が変化していく。続巻では、より大規模な参加人数のゲームや、既存の因縁を含む局面も扱われる。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
「いつ誰が死ぬか分からないデスゲーム作品」「かわいい女の子たちが命を懸けて争う物語」 デスゲームものの醍醐味はそのままに、独自の設定で個性的な作品に仕上がった話題作!
編集部
「いつ誰が死ぬか分からないデスゲーム作品」「かわいい女の子たちが命を懸けて争う物語」を探していている、そんな人にピッタリの作品本作品は、他のデスゲーム作品とは一線を画す、まさにジャンル「死亡遊戯で飯を食う。」と言えるような独特さを持っています。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。本作品は、他のデスゲーム作品とは一線を画す、まさにジャンル「死亡遊戯で飯を食う。」と言えるような独特さを持っています。 デスゲームプレイヤーを自分の生きる道に定めた『幽鬼』が、99回連続のゲームクリアを目指す物語です。かわいい女の子たちが命を散らしていく冷酷な側面と、キャラクターたちが自身の存在意義のために奮闘する熱い側面を楽しめます。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
* 命懸けのデスゲーム作品が読みたい人 * かわいい女の子たちの命を散らす姿が見たい人 * キャラクターたちの存在意義を掛けた『熱い』物語が見たい人 * 壁にぶつかりながらも成長していく主人公が見たい人 * キャラクターに感情移入したい人
-
AI分析(あらすじ)
- デスゲーム作品の構成を追いたい人 - 一人称の少女主人公で進むサスペンスを読みたい人 - 閉鎖空間・ゲームルール・参加者同士の駆け引きに関心がある人 - 連作形式で舞台が変わる作品を探している人
著者情報
この項目をレビュー編集部
著者の鵜飼有志先生は、本作品がデビュー作品です。第1巻のあとがきでは「精神的に腐ってしまっていた時に心の中に生まれた思いが、本作品にも乗っている」と述べられています。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
本作品のイラストレーターは、ねこめたる先生です。ねこめたる先生の描く美麗なイラストが、物語に彩を与えています。本作品の他には「自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?」や「異世界ならニートが働くと思った?」のイラストを担当しています。
編集部
デスゲームという劇薬のようなテーマをライトノベルに落とし込んだ話題作。 過激な描写はあるもののグロ要素は抑えめで広く読まれるよう工夫が凝らされており、苦手な人でなければおすすめできる仕上がり。 アニメ化も決定しており、今まさに売り出し中といったところ。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
文体はどんな感じ? ストーリー
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 読者に先に手がかりが渡される構成と、一人称視点の進行が、デスゲームの緊迫感と本格ミステリー的な推理の両立を生。
- 巻ごとに新しいゲームとルールが登場しつつ、過去のプレイや人間関係が後続の展開へつながる設計。
- ルール不明・疑心暗鬼・強者同士の渡り合いなど、死と隣合わせの臨場感が高い。
- 九十九回クリアという大きな目的の空虚さと、それでも研ぎ澄まされていく「道」としての攻略描写。
- 中盤以降はゲーム運営や業界の裏側が少しずつ見え、内外両面から世界が広がっていく。
こんな人におすすめ
- デスゲームの緊張感と、推理・サスペンス要素の両方を求める読者。
- 淡々と壁を越えながら成長していく主人公の姿を追いたい読者。
- 師弟関係や主従的な対人関係に感情移入したい読者。
- プレイヤーの倫理観や「なぜ戦い続けるのか」という内面の揺れまで読みたい読者。
- 巻を重ねるほど物語の厚みが増していく長編型デスゲームを好む読者。
人を選ぶポイント
- デスゲーム・残酷描写・女性プレイヤーの命がけの争いなど、嗜好を選ぶテーマである。
- 後半巻ではゲーム外の日常や抗争描写が厚くなり、デスゲーム比重が下がる巻がある。
- 九十九回という目標の必然性が薄く感じられる。
- 対人関係や因縁が重く、過去の出来事への理解が後半で重要になる。
- ゲーム外パートの治安の悪さや抗争描写が好みに合わない読者もいる。
テンポ・読後感
- 基本は淡々とした攻略プロセスと、巻を重ねるごとの深化が両立している。
- 孤島・ルール不明など、一巻完結型のゲームと長編の橋渡しが交互に配置される。
- 中盤以降はゲーム外パートが増え、緊張感の出方や熱量の質が変わる。
- 要所の判断や対峙シーンでのキレの良さが、読者の興奮を呼ぶ。
- 箇休め的な巻と、内面や世界観を大きく動かす巻が混在する。
キャラクターへの評価
- 幽鬼は淡々とゲームをこなす強者像から、感情や執着、対人関係を背負う複層的な主人公へ変化していく。
- 目的合理性の高さと、感情をルールの枠に収めようとする徹底さが、彼女の人間性を際立たせる。
- 師弟関係(玉藻、鈴々など)や主従的な絆(エージェント)が、物語の感情的な核になる。
- 強豪プレイヤーや運営側の関係者が増え、幽鬼を取り巻く人物像が立体的になる。
- トチノキ荘の住人や学校の同級生など、ゲーム外の人物も重役として描かれ始める。
巻一覧
この巻のあらすじ
【二語十(『探偵はもう、死んでいる。』)&竹町(『スパイ教室』)解説収録!】
目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。 メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。
寝室を出て、廊下を歩いた。 食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。 みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。
〈ゲーム〉の始まりだった。 吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。 館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くするーー
ーーただ一人、私だけを除いて。
なぜかって? そりゃあーー私はこれが初めてじゃないから。
プレイヤーネーム、幽鬼《ユウキ》。十七歳。 自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た賞金で生活している人間。
どうかしてるとお思いですか? 私もそう思います。 だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。 おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。 油断すれば後ろから刺され、万全を尽くしたとしても命を落とすことがあるーー そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。
この巻のあらすじ
【久追遥希(『ライアー・ライアー』)&三河ごーすと(『義妹生活』『自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?』)解説収録!】
〈キャンドルウッズ〉から三ヶ月。私・幽鬼はプレイヤーに復帰した。 足元の不安な廃ビルから脱出するゲーム〈スクラップビル〉。 高飛車なお嬢様のプレイヤー、御城に困らされながらも、私はゲームをこなす。 ーーそれから時は過ぎ、私は三十回目にさしかかる。 〈三十の壁〉。 三十回辺りのゲームで、プレイヤーに不幸がたたみかけるという業界の〈呪い〉。 その影響か、あるいはそれを気にするせいか、私は調子を落としていた。 そんな私に、さらに近づく影がひとつーー 「このゲームを潰す、お手伝いをしてほしいのです」 あるときは廃ビルを探索し、またあるときは風呂場で札の争奪戦。 そうして今日も私はーー死亡遊戯で飯を食う。
この巻のあらすじ
【カンザキイオリ(『あの夏が飽和する。』)&斜線堂有紀(『恋に至る病』)&冬野夜空(『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』)解説を収録!】
〈三十の壁〉を私・幽鬼は乗り越えた。 失った手指も取り戻し、完全復帰。 続く目標としていた四十回目も乗り越え、順風満帆のプレイヤー生活を送っていた。 しかしーーそこに暗雲が立ち込める。 クリア回数三十超えの強豪が集う四十四回目のゲーム〈クラウディビーチ〉。 そこで見たものは、あの忌まわしき殺人鬼を彷彿とさせるばらばらに刻まれた遺体だった。 犯人を探すべく、絶海の孤島を駆け回るプレイヤーたち。 それを嘲笑うかのように増えていく犠牲者。 そして私が最後に対面したのは〈キャンドルウッズ〉にいた彼女の後継者だった。 ある時は制服の遊園地で。 またある時は水着のビーチで。 私たちは今日もーー死亡遊戯で飯を食う。
この巻のあらすじ
『ニーア オートマタ』『シノアリス』 等の ヨコオタロウ 絶賛!? 「面白いのに、妙な違和感がずっとつきまとう。こわい。 作者の方、どういう脳の構造してるんですかね……すごいなあ。すごい」
〈クラウディビーチ〉を乗り越えた私・幽鬼に、同時期に行われたゲームで参加者の大半が殺害される惨事が発生したとの報が舞い込む。 かつて出会ったプレイヤー・毛糸とともに調査へ繰り出し、『殺人鬼』の再来を私は知る。 いずれ訪れる邂逅を覚悟していると、さらなる凶報が訪れる。 それは〈キャンドルウッズ〉で消えない傷を刻まれた右目の動向を伝えるもので……? おまけに近頃は夜間学校のクラスメイトからも監視されていて心配事は山積み。 そんな中で私が挑むは、生者と死者の行き交う夜〈ハロウィンナイト〉。 ある時は学校帰りに。 ある時はカボチャ畑で。 我らその身が朽ちるまで、死亡遊戯で飯を食う。
この巻のあらすじ
〈ハロウィンナイト〉を生き延びた私・幽鬼の前に現れた美少女。その正体はあの丸っこい娘さん・玉藻だった。 様変わりした彼女を(泣く泣く)弟子にした私は、盲目のプレイヤー・鈴々を訪ねる。 視力に頼らずゲームを生き抜いてきた彼女に、その技術を教えてもらおうと思ったのだがーーこの人、かなり物騒な思想の持ち主で……。 修行を終えてしばらくが経ち、新たに挑むは剣士の決闘をテーマに据えたゲーム〈ロワイヤルパレス〉。 立体感と遠近感に欠けた視界で、この戦いを生き残れるのか? あるときは離島で、またあるときは王宮で。 今日も私はーー死亡遊戯で飯を食う。 ……たとえこの身が裂かれようとも。
この巻のあらすじ
私・幽鬼の前に現れたもう一人の私。 それは、常人離れした私の感覚が作り出した幻影だった。 彼女の言葉に導かれ、私は一回目のゲーム〈メイデンレース〉を思い出す。 今より単純だった当時の私は、ややこしい感情を抱くことなど、なかった。 あのときの自分に還れーーと幻影は私に迫り、襲いかかってくる。 幻ゆえにその攻撃を防ぐことはできず、反撃もすり抜けてしまう彼女への対抗策ーーそれは〈ルール〉に従った〈ゲーム〉以外にありえないと考えた私は、全盲のプレイヤー・鈴々に連絡を取った……。 あるときはアスレチック場で。 またあるときは白い部屋で。 私と私は、死亡遊戯で飯を食う。
この巻のあらすじ
幻影との戦いを終え、超越した感覚を手に入れた私・幽鬼は、その力によって、あるときは海戦のゲームを、またあるときはお化け屋敷のゲームを、またまたあるときは地雷原のゲームを悠々とこなし、平穏なプレイヤー生活を送る。 しかしーー波乱の絶えない宿命に生まれついたのか、外の世界に目を向ける余裕ができたからかーーゲーム外にてトラブルが多発する。 ときに殺し屋の少女から訪問を受け、ときに私の住むアパートの隣人が誘拐され、ときに不良グループの抗争に巻き込まれる。 こうした全部を乗り越えて、平穏な生活を守り切ることができるかーー? 死亡遊戯で飯を食いつつ、私は今日も生きていく。
この巻のあらすじ
尸狼に招かれ、彼女の自宅に赴いた私・幽鬼は〈ゲーム〉の世界との関連を示すとある古書を見せられた。 この業界の成り立ちについて、尸狼はどうやら私よりも多くの知識があるらしい。 それを元に彼女は取引を持ちかけてくる。 自分の持つ情報と引き換えに、来るべき〈ふさわしき時〉に、尸狼を重用してほしいのだという。 〈ふさわしき時〉とはなんだ? やつはなにを知っているというのか? 彼女の要求にどう答えるべきか迷う中、私の左腕にさらなる異変、そしてトチノキ荘には怪しい影がまたひとつ……。 あるときは深緑の森で。 またあるときは深夜のアパートで。 それでも私は、死亡遊戯で飯を食う。
この巻のあらすじ
九十三回目のゲーム〈ジャンボリーシップ〉。 クルーズ船を舞台とするそれは、あの〈キャンドルウッズ〉をも上回る、運営史上最大の参加人数を記録するものであり、現役プレイヤーのほとんど全員に招待が送られた。 慣れない肉体にもどかしさを感じつつもゲームを進める私・幽鬼の前に立ちはだかるのは、宿敵たる〈密会〉の面々、そして、およそ最も想像したくない組み合わせ、藍里と真熊の二人組であった。 まんまとやられて300人以上の〈敵〉に囲まれ孤立無援となる私だったが、しかしその一方で、心のほうはひどく冷え切っていた……。 潮風にセーラーをたなびかせながら、私たちは、死亡遊戯で飯を食う。
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このラノ2024で多くの協力者票を得、第2位(新作1位)に輝いた話題作。
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特に最後の防腐処理については、グロ描写を徹底的に抑える効果がある一方で、死ななきゃセーフなのはデスゲームとしてのインパクトは薄れる。また、主人公が前述の通りかつ経験豊富なので、デスゲームのお約束の混乱したり葛藤したりは基本周囲だけということもあり、このあたりの心理描写がデスゲームの醍醐味だという人には手放しでおすすめできない。
総じて、デスゲームを登場人物に感情移入して体験する側よりも、主催側から眺めるようなスタンスで楽しむタイプの読者に向いている作品。山田悠介の作品のようにエンタメなデスゲームものが好きな人にはぜひおすすめしたい。 -
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