内気で、自分の名前を言うことすらたどたどしい佐藤鈴子を中心にした現代の学園恋愛。言いたいことがたくさんあっても、口に出そうとすると胸の中で消えてしまう彼女が、新しいクラスで礼子や久美子と出会い、少しずつ人前で話すきっかけを得ていく。教室での会話や休み時間のやり取りを通じて、他人に気持ちを伝えること、友人の勇気を受け取ること、自分の輪郭をつくり直すことが物語の中心になる。さらに、村上への思いをどのように言葉へ変えるかが並行して描かれ、学校という限られた場で、友情と恋心が同じ線上で動く。特殊な能力や異世界要素はなく、日常の人間関係の変化を追う一冊構成。彼女が自分の名前を口にする場面から始まり、話せない、伝えられない、でも伝えたいという状態のまま、周囲との関係を手がかりに前へ進むための過程が描かれる。

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  • AI分析(あらすじ)

    内気な主人公の気持ちの変化や、学園での友情と初恋を読みたい人。

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巻一覧

ささやきを聴きとめて
1989年5月 ISBN 4061903039
この巻のあらすじ

わたし、佐藤鈴子……って自分の名前を言うのもやっとな、自分のこの内気すぎる性格、どうすれば直るんだろ? いつもいつも、たくさん言いたいことがあるのに、口に出そうとするとぜ~んぶ胸の中で消えてなくなっちゃうの。だけど新しいクラスで、すっごく素敵な友だちが出来たんだよ。礼子ちゃんや久美子ちゃんの勇気を少しずつもらって、わたし、新しい自分になれるかな。そして、いつか村上くんに、告白できるようになれるかな……。

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