本作は、人外の仕業と噂される事件を調べることで怪異を封じる力を持つ混河葉介と、秘密を抱える妹・夕緋が組む現代伝奇ミステリーです。舞台は、怪異を管理する混河家、焔狐の伝承が残る伊地瑠村、失踪者が戻ったとされる霧の洋館、そして当主死去後の混河本家へと広がります。葉介は捜査六課の依頼や家族の事情から放火焼死、神隠し、家系内の殺人、幼馴染の異変などの真相を追い、事件の背後にある災厄の手がかりを探ります。各巻は単独の事件を扱いながら、異能を持つ親族や関係者の証言を通じて、混河家と怪異の因縁へつながっていきます。

構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

人間が怪物に変異を起こす架空日本にて、怪異の力を封じる異能を持った青年が活躍するミステリー。義妹ヒロインも積極的で可愛く、妹萌えラブコメとしても楽しめます。推理パートのロジックがしっかりしているのが個人的にツボ。足を使って捜査する探偵と助手コンビが好きな人はハマると思います。

キャラクター S (4) レビュー

理由・補足

編集部

本作の主人公で探偵役を務める混河葉介とその妹・夕緋、どちらも誠実な人柄に好感が持てました。葉介のことが大好きでやきもち焼きな夕緋は特にキュート。まだ出てきてない混河家のきょうだい達も一癖二癖ありそうで気になります。

設定・世界観 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

日本古来の妖怪=怪物が存在する世界が舞台で、それを退治する一族が暗躍する世界観が良かったです。葉介たちと連携して動く警察の部署もあり、他組織と協調路線を取ることで、細部の整合性も担保されていました。

話題性 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

作者のツカサ『銃皇無尽のファフニール』がアニメ化されました。彼の最新作であり、人気イラストレーター千種みのりを起用したことで注目されています。

初心者向け S (4) レビュー

理由・補足

編集部

文章は読みやすく伏線回収も完璧なので、ラブコメとミステリーを掛け合わせたラノベが好きならおすすめ。

読後感の良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

事件はスッキリ解決し後腐れもないので読後感は良いです。関係者もきちんと救済されます。夕緋がお兄様好き好きな盲目ヒロインではなく、周囲にちゃんと気配り出来る子なのも好感度アップの要因でした。

テンポの良さ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

事件の始まりから終わりまで描き切っている為満足感が高いです。葉介と夕緋のラブコメパートは糖分多めで微笑ましく、シリアスとコメディのバランスが取れていました。

読みやすさ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

テンポよくて読みやすいです。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

怪物が起こす怪事件を解決せよ!

編集部

怪異を管理する混河家の構成員・葉介と血の繋がらない妹・夕緋の訳アリコンビが、人外の存在が纏わる怪事件を解決する為飛び回る伝奇ミステリー。推理部分がちゃんとしており、『虚構推理』路線のミステリーラノベとして読み応えたっぷり。夕緋と葉介のキャラクターも確立されています。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

妹ヒロインに萌える人 探偵と助手コンビが好きな人 伝奇ホラー・ミステリーが好きな人 推理パートがロジカルに組み立てられたラノベを読みたい人 因習村が好きな人 妖怪ものが好きな人 バトルをこなす強くてかっこいいヒロインが好きな人

  • AI分析(あらすじ)

    怪異捜査ものや現代伝奇、兄妹バディの事件譚が好きな人。館もの、神隠し、家系の因縁を追う話が気になる人。

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イラストレーター情報

この項目をレビュー

編集部

千種みのりは人気イラストレーター兼漫画家。代表作は『藤村さんにはかなわない』『好都合セミフレンド』。『クール美少女の秘密な趣味を褒めたらめちゃくちゃなつかれた件』『わたしの百合も、営業だと思った?』他、ラノベのイラストも多数手がけています。

編集部

探偵&助手コンビが主軸の伝奇ホラーミステリーとして大変完成度が高いです。トリック解明や伏線回収に隙なし。特殊設定マニアなミステリーファンも満足できると思います。人外ヒロインのハーレムもギスギスしないで皆仲良しなので、読んでいてフラストレーションが溜まりません。

作品Q&A

評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
【おすすめキャラクター】 混河夕緋 義理の兄の葉介が大好きな女子高生。一日に一度おねだりして彼の血をもらっています。人懐こく天真爛漫な性格で誰に対しても物怖じしません。身体能力が優れておりバトルもこなします。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 噂や「人外の仕業」が広がる前に事件を推理で解き、怪異化を防ぐという独自のコンセプトが新鮮だ。
  • 因習村・伝承・洋館など伝奇ホラーの舞台設定と、聞き込み・証拠集めを重ねる本格ミステリの骨子がうまく融合している。
  • タイムリープや霧に閉ざされた館など、巻ごとに趣の異なるギミックを楽しめる。
  • 人の業ややるせない現実がにじむ真相が、単なるオカルト物より重みを増している。
  • 全3巻で一つの大きな謎へつながっていく構成や、巻を追うごとに広がる混河家の設定にも期待感を持つ読者が多い。

こんな人におすすめ

  • 探偵と助手(兄妹)コンビの掛け合いや、巻ごとに増えていく義妹キャラの関係性が好きな人。
  • 伝奇・妖怪・因習村ものと、ロジカルな推理パートの両方を味わいたい人。
  • 怪異は存在するが、真相は人間側の事件として解き明かしていくタイプのミステリが好みの人。
  • 閉鎖的な村や洋館、ループなどクローズドな舞台のスリラーを楽しめる人。
  • 短期完結(3巻)のシリーズを手早く読み切りたい人。

人を選ぶポイント

  • 放火・殺人など、人間の悲劇や残酷さが強く描かれる場面があり、内容がエグい・胸が痛いと感じる読者もいる。
  • 推理パートは骨太だ。
  • 「噂で怪異の血が目覚める」世界観は概念的で、初読時に設定の理解に時間がかかる。
  • 因習村の人口や生活感など、舞台設定のリアリティに違和感を覚える読者も一部いる。

テンポ・読後感

  • 事件現場へすぐ赴き、調査と真相解明が次々進むサクサクした読み味だ。
  • 因習村スリラーの不気味さと、兄妹の絆や会話の温度感が同居し、暗さの中にも艶やかさを感じる。
  • オカルト色の薄いミステリーに近い読み味ながら、伝奇物としての妖しさも残るバランスが好評。
  • 情報が段階的につながり、次の展開が気になってページが止まらない緊張感がある。
  • カラーイラストの美しさや、和風伝奇×推理のガガガ文庫らしい読み応えも高く評価されている。

キャラクターへの評価

  • 混河葉介は淡々としながらも優しく、クールに事件を解く探偵として好意的な声が多い。
  • 兄を慕う夕緋は可愛らしく、バトルもこなす頼もしい助手として人気が高い。
  • 巻ごとのヒロイン(村の少女や神隠し事件に関わる少女など)の境遇や心情にも共感や印象深さを覚える読者がいる。
  • 血縁ではなく寄り集まった混河一家や、まだ語られていない家族の謎、幼馴染にまつわる過去事件など、未解明の要素への期待が強い。

巻一覧

お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか?
2023年3月 ISBN 9784094531169
この巻のあらすじ

ねっ……お兄様、今夜も……いい?

“人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。葉介の助手を務めるのは、とある秘密を抱える妹・夕緋。

葉介は、幼馴染に起きた不可解な出来事の真相を求め、“怪異を管理する”混河家の一員として、さまざまな謎を解き明かしてきた。

“捜査六課”の刑事・白羽奏から依頼を受け、葉介と夕緋は、放火と焼死事件が起こった伊地瑠村を訪れる。その村には、“焔狐”にまつわる奇妙な伝承が存在し、今回の事件も“焔狐”によるものではと噂されていた。

葉介たちは、村長の姪・春宮由芽らの協力を得て捜査を進めるのだが、さらなる謎が振りかかりーー。

ワケありの【兄×妹】バディが挑む、新感覚ミステリ!

【編集担当からのおすすめ情報】 『銃皇無尽のファフニール』などのツカサ先生、最新作! クールな兄を溺愛する、とびきりの美少女でちょっと小悪魔な妹の正体はーー。 ミステリとしての完成度はもちろん、少しきわどいシーンもある兄妹のいちゃいちゃも見所。秘密を抱えた【兄×妹】の危うい関係がどう発展していくか、ご期待ください。

お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか?2 ~とぐろを巻く虹~
2024年2月 ISBN 9784094531695
この巻のあらすじ

わたしは、だあれ?

“人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。葉介の助手を務めるのは、とある秘密を抱える義妹・夕緋。

葉介は、幼馴染に起きた不可解な出来事の真相を求め、“怪異を管理する”混河家の一員として、さまざまな謎を解き明かしてきた。

25年前に失踪し、「神隠しに遭った」と噂されていた虹野瑠依珠。彼女が当時の姿のまま、記憶を失った状態で発見されたとの報を受け、葉介と夕緋は調査に赴く。

周囲は奇妙な霧が立ち込めており、外部と遮断されていた。霧の中で瑠依珠を見つけた葉介たちは、失踪事件の現場となった戸黒家の洋館を訪ねる。そこには偶然か、当時を知る戸黒家の人々が集っていた。

葉介は神隠しの真相を探ろうとするが、戸黒家の人々は奇妙な死を遂げてしまい、さらに夕緋も重傷を負ってしまう。

葉介も意識を失うが、次に目を覚ますと、なぜか洋館到着時に時間が巻き戻っているようだった。同じ轍を踏まないように慎重に行動するも、またも戸黒家の人々は死体となって見つかってしまうーー。

繰り返される惨劇の中で、葉介たちは真実を掴むことができるのか?

ワケあり兄妹探偵が「ありえない」謎に立ち向かう、シリーズ第2弾!

お兄様は、怪物を愛せる探偵ですか? ~沈む混沌と目覚める新月~
2024年11月 ISBN 9784094532166
この巻のあらすじ

立ち向かうは、“災厄”の謎

“人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。

葉介は、幼馴染が怪物へと変貌した“災厄”の事件の真相を求め、“怪異を管理する”混河家の一員として、さまざまな謎を解き明かしてきた。

葉介は、義父にあたる混河家の当主が亡くなったという一報を受け、義妹の夕緋・由芽・瑠佳の3人とともに混河本家に向かう。当主は、当時混河家にいた兄弟姉妹たちの誰かに殺害されたらしく、葉介はその犯人探しを任される。

容疑者は、“悪魔”の力を持つ長男・純夜、“ドラゴン”の力を持つ長女・衣吹、“狼男”の力を持つ次男・玖郎、“ゴルゴン”の力を持つ次女・静、“風神雷神”の力を持つ三男・心絃、“雪女”の力を持つ三女・零胡の6人。

さらに、当主の遺体を調べると、葉介が追い続けてきた “災厄”の事件の被害者たちと同じ特徴が見つかりーー。

ワケあり【兄×妹】バディが挑む新感覚ミステリ、堂々の完結巻!

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