霊感ゼロの現実主義者である女子大生・折橋奏が、失踪した姉の代役として占い師を務めながら、奇妙な相談や“超常現象”の真相を推理で追う現代ミステリーです。舞台は、占いや呪い、カルト教団、千里眼をうたう教祖などが入り混じる都市の日常で、奏は想い人の修二に支えられつつ、見えないはずの現象の裏にある人間の思惑を探ります。シリーズ全体では、オカルトじみた出来事を現実の手がかりでほどきながら、姉の代役という立場が生む立場の危うさや周囲との関係も描かれます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- オカルトめいた相談を、観察と推理でほどいていく軽快な連作ミステリ。
- 依頼ごとの小ネタや会話のズレが効いていて、読後感は明るめ。
- 姉妹と修二の関係が物語の軸になり、恋愛と謎解きの両方で引きがある。
- バラバラに見える依頼が少しずつつながっていく構成が気持ちいい。
- タイトル回収や終章のひねりが印象に残る。
こんな人におすすめ
- オカルト風味のある日常ミステリを気軽に読みたい人。
- 謎解きだけでなく、キャラ同士の掛け合いや関係性も楽しみたい人。
- ラブコメ寄りの空気感や、空回り気味の片想いが好きな人。
- 重すぎない連作短編をテンポよく読み進めたい人。
- 事件の派手さより、会話と構成の面白さを重視する人。
人を選ぶポイント
- 本格派の難解トリックを期待すると、謎解きはやや軽めに感じやすい。
- 依頼の真相より、キャラのやり取りが前面に出る場面が多い。
- 恋愛面の直球さや一方通行感が合わないと、好みが分かれやすい。
- 姉妹まわりの関係性はかなり癖があり、距離感に驚く場面がある。
- 事件によってはあっさり終わる印象が残ることがある。
テンポ・読後感
- 文章も展開も軽快で、すらすら読めるテンポ。
- オカルトの空気はあるが、全体の手触りは明るくコミカル。
- 会話の掛け合いはリズムがよく、少しずらした笑いが効く。
- 依頼ごとに小さく盛り上がり、最後にまとめて着地する構成。
- ところどころにダークさや重さが差し込まれても、読後は比較的さっぱり。
キャラクターへの評価
- 奏は推理時は頼もしいのに、修二が絡むと空回りしがちなギャップが強い。
- 修二は受け流し役として機能しつつ、振り回される側の哀愁もある。
- 姉は失踪や代役の仕掛けを含めて、存在感の強いキーパーソン。
- 姉妹の愛情はかなり濃く、シスコン気味の重さが印象に残る。
- 三人の関係は、恋愛・保護者役・姉妹愛が絡んだ独特の距離感になっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
霊感ゼロのリアリスト、折橋奏。 大大大好きな修二さんを引きずり回し、呪いやカルト教団を推理で両断する!
カリスマ占い師の姉が失踪した。 代役を頼まれた妹の折橋奏は、悩みながらもほくそ笑む。 占いの依頼は、魔女の呪いから千里眼を持つ教祖まで奇妙なものばかり。 女子大生の奏を案じ、想い人の修二が代役期間は傍にいてくれるのだ。
占いはできないーーけれど、推理はできる。
“超常現象(オカルト)”の原因を突き止めるべく、奏は奔走するが。 人知の力で神秘のベールを剥がす、禁断のミステリー。
この巻のあらすじ
“超常現象(オカルト)”を欠片も信じない、現実主義者(リアリスト)の折橋奏。 彼女には、占い師の姉の代役という裏の顔がある。ずば抜けた推理力で、人知を超えた奇妙な依頼を解決するのだ。 だがある日、「占い師オリハシは詐欺師だ」という記事が途轍もない勢いで拡散される。 筆者は「カンジョウ」と名乗る謎の人物。 一体誰が、なぜオリハシを陥れようとしているのか。 その魔の手は、確実に奏に向って伸びていた。
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