入学したばかりの高校生が、誰もいない旧校舎の奥にある秘密の部屋で、黒い三角帽子とローブ姿の冥先輩に出会う学園物語。主人公は友達も恋人も部活もなく、青春に距離を置いていたが、先輩が魔方陣を描いて黒魔術を行う姿に触れることで、学園での過ごし方そのものを変えていく。舞台は現代の高校と使われなくなった旧校舎で、昇降口や壊れた下駄箱、木張りの廊下など古い施設が物語の空気を形づくる。表向きは聖女と呼ばれる先輩、裏では呪いを試みる先輩、そしてその隣にいる主人公の距離感を中心に進む。青春への距離感と秘密の空間に通う日常が重なり、学園内の小さな出来事が関係の変化として積み上がっていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代学園もの、先輩後輩の距離感、秘密の部屋や黒魔術のある設定に関心がある人。

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 学園の謎部活ものとして、黒魔術という飛び道具と青春の軽やかさが同居している。
  • 聖女先輩の天然さ、ぼくっ娘要素、無邪気さが強く、ヒロインの存在感が抜群。
  • 影の薄い主人公が、その特徴を逆に活かして動く構図が新鮮で読みやすい。
  • 2010年代のラノベらしい懐かしさと、優しい空気感、熱い場面の切り替えが心地いい。
  • 部活メンバーの掛け合いと、悩みごとをほどく展開が素直に楽しい。

こんな人におすすめ

  • 王道の学園ラブコメや謎部活ものが好きな人。
  • かわいいヒロインと、空気感のやわらかい作品を読みたい人。
  • 恋愛よりも青春や友情の比重が高い話を好む人。
  • 2010年代ラノベのノスタルジーを味わいたい人。
  • 単巻で気軽に読める作品を探している人。

人を選ぶポイント

  • 序盤の匂わせやプロローグに比べて、中盤以降のつながりが弱く感じる人がいる。
  • 黒魔術の設定が見た目ほど強く効いておらず、肩透かしに感じる場合がある。
  • 主人公の自己犠牲的な動きや立ち位置に、少し引っかかりが残る。
  • 展開がやや強引、急ぎ足に見える箇所がある。
  • 一巻でまとまっているぶん、続きや掘り下げをもっと読みたくなる余韻が強い。

テンポ・読後感

  • 前半はさらっと読める日常寄りのテンポで、重さをあまり感じさせない。
  • 中盤までは淡々とした優しい空気が続き、会話の心地よさが目立つ。
  • 後半で熱量が上がり、短い巻ながら印象を残す山場がある。
  • 全体としては落ち着きと清涼感があり、派手さより居心地のよさが先に立つ。
  • ラブコメの形を取りつつ、実際は青春と友情の比重が高い。

キャラクターへの評価

  • 冥先輩は無邪気で可愛く、黒魔術に傾倒する設定もキャラの魅力として機能している。
  • 主人公は存在感の薄さやローテンションさが特徴だが、問題解決では意外と頼もしさがある。
  • 主要3人の相性がよく、誰かが動けば誰かが支える関係性が見やすい。
  • 脇役の女の子たちも嫌味がなく、全体に見守りたくなる雰囲気がある。
  • それぞれの距離感が不器用で、友達の少なさがそのまま愛おしさにつながっている。

巻一覧

学園の聖女が俺の隣で黒魔術をしています
2022年5月 ISBN 9784049139358
この巻のあらすじ

なにが青春だ。どいつもこいつも、恋だの部活だの遊びだの、楽しそうにしやがって。 俺には友達もいない。恋人もいない。部活にだって入ってない。青春なんて無縁だ。 だけど、それのなにが悪いんだ!? そんなくだらないものをありがたがっている奴らも、俺を見下すような奴らも、全員くそだっ。

そう思っていた。彼女に出会うまでは。

誰もいない昇降口。壊れた下駄箱。汚れた階段。床が抜けそうな木張りの廊下。 そんな古びた旧校舎の三階の一番奥に、秘密の部屋があった。 黒い三角帽子とローブを身に着けた冥先輩は、床に魔方陣を描き、黒魔術で人を呪うことに余念がない。耳にかかる艷やかな髪をかきあげ、海のように澄んだ大きな瞳で、はにかみながら彼女は俺に言う。 「呪っちゃうからね」 空が青く澄みわたり、桜舞う春。 入学したばかりの高校で出会った彼女の笑顔を、大人になった今も俺は忘れられない。

聖女と崇められる先輩と出会ったことで、かけがえのない青春を送ることになる、ある高校生の物語ーー。

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