昭和初期の東京と京都を舞台に、安倍晴明の系譜を継ぐ陰陽道本家当主・神島桐子が、鬼を使役しながら妖怪や霊障の事件に向き合う伝奇シリーズ。桐子は家の対立、魔物の襲撃、軍部と結びつく怪異、過去に関わる心の問題などを抱えつつ、武見志郎や二人の鬼とともに調査と封印を進める。物語は本編で桐子の章を描き、続いて平安を含む鬼同丸側の物語や、帝都の怪異、女学院を舞台にした事件、現代の新作へと広がる。各巻で怪異の由来や人間関係の輪郭が少しずつ変わる構成になっている。新作群では本編とは別の時代や人物を軸に、同じ世界の怪異譚が展開する。続編・外伝は、桐子以外の視点や時代を補う形で配置されている。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
千年の腐れ縁で結ばれた鬼のコンビが恐るべき怪異に挑む伝奇ファンタジー
編集部
千年の歳月を生きる最強の鬼バディが、魑魅魍魎が蠢く怪奇事件をぶった斬る伝奇ファンタジー。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
静と動、正反対の鬼バディの活躍に刮目したい人 妖怪や陰陽師がテーマのラノベを好む人 和風伝奇ファンタジーが好きな人 関西弁陽キャ男子とクールな眼鏡男子に惹かれる人
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AI分析(あらすじ)
- 陰陽師、鬼、妖怪を扱う物語が好きな人 - 昭和初期や帝都を舞台にした怪異譚に関心がある人 - 学院怪談や祟り、霊障の調査ものを読みたい人 - 本編と別時代・別人物の外伝的な広がりがある作品を探している人
著者情報
この項目をレビュー編集部
霧島ケイは日本のラノベ作家。主に少女向けレーベルで活動してきた。代表作は以下。 * 「九十九字ふしぎ屋商い中」シリーズ * 「のっぺら」シリーズ * 「カラクリ荘の異人たち」シリーズ * 「空と月の王」シリーズ * 「カーマイン・レッド」シリーズ * 「琥珀のティトラ」シリーズ * 「那智&銀狼」シリーズ * 「モンスター・プロジェクト」シリーズ * 「赤い瞳のシェスタ」シリーズ * 「久麻里伝」シリーズ
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
西炯子は日本の漫画家。ライトノベルの表紙・挿絵も数多く手掛ける。代表作は以下。 * 紅蓮のくちづけ 染模様恩愛御書(深山くのえ)(小学館パレット文庫スペシャル) * パラダイス・ボーイズシリーズ(西田俊也)(集英社コバルト文庫・全3巻) * 月は無邪気な夜の女王(島田理聡)(集英社コバルト文庫) * 泥棒なんてこわくない!(島田理聡)(集英社コバルト文庫) * 雪月の花嫁(樹川さとみ)(集英社コバルト文庫) * 彼女がいた夏(林瞳)(講談社X文庫ホワイトハート) * ドクターヘリ物語シリーズ(岩貞るみこ)(講談社青い鳥文庫)※にし けいこ名義 * フライトナース ハナ シリーズ(岩貞るみこ)(講談社青い鳥文庫)※にし けいこ名義 * 都会のトム&ソーヤシリーズ(はやみねかおる)(YA!ENTERTAINMENT・1巻 - 以下続刊、完全ガイド、ゲーム・ブック)※にし けいこ名義 * 富士見二丁目交響楽団シリーズ(秋月こお)(角川ルビー文庫・1巻 - 19巻)
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
日本コロムビアとCYBERPHASEでドラマCD化されているが、声優は異なっている。
編集部
霜島ケイの代表作。故あって人に身を窶した鬼のコンビが、人の世の理を侵す悪鬼や妖怪を狩って回るシリーズ。和風ホラーや伝奇ファンタジーが好きなら絶対押さえてほしい。痛快なアクションも楽しめる。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 酒呑童子や一反木綿など、妖怪・呪術・陰陽師要素が豊かで、他作品にない和風の幻想的な空気感を楽しめる。
- 関東大震災や戦前の時代背景など、歴史・設定の厚みがあり、人物の心情と絡めて読み応えがある。
- 現代編のワチャワチャした日常から、桐子編の学園・成長譚まで、章ごとに温度感が変わる長編の世界観を味わえる。
- 単巻・新章から入っても成立する読みやすさがあり、続刊への期待を持てる。
こんな人におすすめ
- 妖怪・怪異・陰陽師を軸にした和風伝奇ファンタジーが好きな人。
- 大正〜戦前の時代設定や、帝都復興・震災後の社会など歴史背景も楽しみたい人。
- 千年の因縁を持つ鬼コンビの掛け合いや、人間味のある非人キャラに惹かれる人。
- 幼少期から当主として育つ少女の成長、友情・恋愛の機微をじっくり追いたい人。
- ホラー寄りの不気味さと、にこやかな日常パートの両方を行き来する読み味を求める人。
人を選ぶポイント
- 巻数が多く、刊行順と時系列が一致しないため、どこから読むか迷いやすい。
- 桐子編では恋愛・友情・学園生活の比重が高く、鬼たちの活躍が薄く感じられると物足りない。
- 恋愛中心の章はテンポがゆっくりで、封殺鬼らしい展開を待つと長く感じる。
- 就寝前読みには少し怖い、ホラー寄りの場面がある。
- 震災や戦争前夜など重い時代背景が絡むため、読む時期や心の余裕によっては負担に感じる。
テンポ・読後感
- 章によって「怪異調伏の伝奇」と「ほのぼの路線」の差が大きく、過去編の方が雰囲気が濃い・傑作感がある。
- 現代編は聖と弓生を中心に、三吾たちが巻き込まれる軽快でワイワイした読み味だと評される。
- 桐子編は女学校潜入や見合い話などから、学園・恋愛・成長譚として微笑ましく読める一方、事件の核心まで届くまで時間がかかる。
- 人間の業や不器用さがにじむ、切なくも温かい余韻を残す話だ。
キャラクターへの評価
- 聖は陽気で人懐こく、人間を守ろうとする姿が魅力的で、登場すると場が動く。
- 弓生はクールでカッコよく、桐子を心配するなど面倒見の良さとツッコミ役として人気が高い。
- 幼い桐子は当主としての重圧の中でも、友人や恋心に戸惑いながら成長する可愛らしさで支持されている。
- 志郎は天然で穏やかな橋渡し役として、桐子との距離が縮む過程が微笑ましいと好評。
- 二人の鬼は圧倒的な力を持ちながらスーパーマンではなく、人間らしい弱さや千年の孤独が刺さるキャラだ。
巻一覧
この巻のあらすじ
陰陽師の系譜を継ぐ「鬼使い」桐子の運命!
人気の封殺鬼シリーズが、イラストレーターを変更して装いも新たに復活! 舞台は昭和初期。妖しいまでに美しい、陰陽師の系譜を継ぐ「鬼使い」神島桐子の運命を描く新章開始。東京と京都の本家同士の対立いかに?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
孤高の鬼使い桐子に、思わぬ心の動きが…!
孤高の鬼使いで14歳の桐子は、魔物の襲撃を前に家人達に家を出るよう命じる。が、彼らは桐子の身を守ろうとし、桐子は少しずつその心を開く。不思議な青年・武見志郎も、いじっぱりな桐子の頑な心を飄々と包み…。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
鬼使い・神島桐子の活躍を描くミステリー
安倍晴明の系譜を継ぐ陰陽師・神島桐子は東京にいた。関東大震災以降、出没している妖怪を調伏するため。その中に鵺と呼ばれる怪鳥がいた。鵺は他の妖怪とは違っていた。探るうちに軍部とのつながりが見えてきて…?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
陰陽師桐子の活躍を描く人気シリーズ第4弾
安倍晴明の流れくむ陰陽道本家当主・神島桐子は、魔人・乙夜の策略に進んで乗り、自分の心の中へと入っていった。そこで、自らの過去の忌まわしい出来事に立ち向かった。そんな時に…? 大人気シリーズ第4弾!!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
他の仲間は成長しているのに、自分だけが年をとらないことに悩んでいる鬼同丸は、ある日、安倍晴明と名乗る陰陽師と出会った。それは千年を共に生きる雷電との出会いでもあった。他に平安を舞台にした珠玉作1編収録。
この巻のあらすじ
稀代の陰陽師・桐子が活躍! シリーズ完結編。
魔人の真の目的が軍と結び、『人喰い兵士』を作ることだと知った桐子は最後の決戦に向かう! シリーズ完結編。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
待望の新章!霊障と簪をつなげる因縁とは?
武見志郎が手にした曰くありげな簪には、黒い蛇のような影が絡みついていた。一方、神島桐子はに二人の鬼・戸倉聖と志島弓生を連れて東京に入り、悪夢騒ぎを追っていた。二つの出来事をつなげる鍵は、簪に覚えがあると語る記憶喪失の「しゃべる達磨」で……? 大人気シリーズ、待望の新作が登場! 周囲から結婚を迫られつつある桐子と、彼女を憎からず思う志郎の関係にも進展が!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
闇の陰陽師少女と千年を生きる鬼達の物語!
時は昭和初期。陰陽道の影の部分を受け継ぐ神島家の当主桐子は、見合い話から逃げるため東京の女学院に通うことに。しかし軍が絡んでいると見られるそこには、精神に変調を来す生徒が出るという穏やかでない噂が流れていた。自らが使役する二人の鬼、聖と弓生の協力を得ながら噂の真相を探る桐子。どうやら学院の敷地内の塔に潜む何者かが鍵を握っているようだった――。そして桐子の恋に進展!?全三巻の第一弾、配信開始!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
すべての巻を見る(全13巻)
この巻のあらすじ
鬼を使役する少女が女学院の怪異に迫る!
帝華女学院に潜む闇。その鍵を握ると思われる穂積妙子が、ついに桐子たちの前に姿を現した。しかし普通の少女にしか見えない彼女は、自分がなぜ魔性と呼ばれるのかを知らないという。桐子と清香が学院内で調査を続ける一方で、学院の外では弓生と聖が動いていた。それぞれが得た情報を重ねあわせた時、隠れていた真実が見えてくる――。桐子と清香、そして妙子の恋心にも要注目な第二弾!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
闇の陰陽師・桐子編完結! 志郎との恋は?
聖や弓生とともに怪異の根源である穂積関係の周辺事情を探る桐子。やがて彼女は穂積妙子に「寄生」しているものの正体が祟り神であり、このままでは妙子の生命力が喰らい尽くされるということを知る。桐子は祟り神を祓い落とすため、穂積逸人によって閉じ込められている塔から彼女を連れ出すことにした! ついにクライマックスを迎える神島桐子編。桐子と 志郎の恋にもようやく決着が!?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
この巻のあらすじ
大人気シリーズ、新イラストで新作登場!!
『本家』の二人の鬼・聖と弓生が使役の任から解放されて半年。相変わらず新宿で拝み屋をやっている野坂三吾のもとにある日、仕事の依頼が舞い込む。依頼主は女子大生、高階結衣。大学の探検サークルに所属している学生がつぎつぎに不審な死を遂げているので、助けてほしいという。三吾は二人とともに、調査を開始した。 事の起こりはサークルのメンバー九人が、『埋蔵金探し』と称して瀬戸内海にある恵比子(えびす)島の禁忌を破ったことだった。島の岬には七体の地蔵が並んでいて、その場所に近づいた者は、祟りを受け島に伝わる唄の通りの死を迎えるという。この島は潮の流れの関係で昔から水死体が流れ着くことが多く、地蔵はそれを供養するためのもの――だがなぜ、それが祟るのか。 謎を解明する過程で、三吾と二人の鬼は、島のもうひとつの言い伝えを知るが…!?
『薄桜鬼』などで大人気のカズキヨネを新イラストレーターに迎え、大人気シリーズの現代編新作がいよいよ登場!!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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