死者の魂を鎮めて土地を浄化する少年トキが、相棒の右手タマとともに各地の霊害をめぐる異世界ファンタジーです。死の霧に覆われた街シンカを起点に、禁じられた業を使う少女マユ、口をきかない従者ヒューゴ、神の声や神の地をめぐる宣教隊などが登場し、土地の汚染、信仰、伝説のマガモノを軸に物語が進みます。トキは夢で見た声の意味を知りながら、マユとの旅と別の道のあいだで揺れます。全2巻で、同じ旅路の中で霊害の土地、追われる者、宗教的な制度が結びついていきます。続編や外伝の情報はありません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 鎮魂屋トキ、相棒タマ、少女マユを軸にしたファンタジー設定。
- 読みやすく短時間で一気読みしやすい。
- 世界観・設定への好意的な評価。
- 脇役にも個性がある。
- 古きよきオリジナリティを感じる仕上がり。
こんな人におすすめ
- 読む時間が限られていても手軽に読みたい読者。
- 霜島ケイの既読ファン。
- 正統派ファンタジー・読みやすさ重視の読者。
- 1巻からキャラの関係性を追っていくタイプの作品が好きな人。
人を選ぶポイント
- 2巻までで続編・完結が不明で、未完の不安が強い。
- 異世界重火器系や変格ファンタジーを期待すると物足りない。
- 設定説明のテキスト量が多く、読み始めは単調に感じる。
- 男性向けレーベルだが内容は地味で、尖った展開を求める読者には合わない。
- 同作者の『雪鬼』のようなホラー寄りの作風を期待するとずれる。
テンポ・読後感
- 展開が早く、1巻単体より2巻セットで読むと評価が上がる。
- 全体的に地味・マイルドで、少年向けに寄せるとさらに穏やかになる。
- 設定を飲み込むための説明が続き、序盤は情報量の多さが目立つ。
- 独自性はあるがマニアックで、面白さが伝わりにくい印象もある。
- ブクログ側は読みやすさ、読書メーター側は地味さ・わかりにくさへの言及が目立つ。
キャラクターへの評価
- ヒロイン・マユは顔は大人びているのに体が小さく、物珍しく不気味な印象。
- 相棒タマ(右手だけ)は好感触で、キャラとして評価されている。
- 主人公トキは鎮魂屋として物語の軸を担う。
- キャラの個性は出始めの段階で、続きへの期待が残る。
- 脇役にも個性があると評される。
巻一覧
この巻のあらすじ
死者の魂を鎮め、土地の浄化を生業とする駆け出しのトキは、中に浮かぶ右手の相棒「タマ」とともに、霊害によって住人が逃げ出しているシンカという街にやってきた。そこで空中から花を取り出し、元気なんだけどどこかはずしている不思議な少女マユと、口を訊かない従者ヒューゴに出会った。マユはご禁制の業を使うで、それも腕の良さからお尋ね者になっているのだという。そして、シンカはずっと前から死の霧に包まれていて、ここままでは「神の怒りに触れた土地、イツクラと同じ運命になる」と語った。伝説の『マガモノ』とは何か? そして世界の運命は!? 実力作家が贈る異世界ファンタジー開幕!
この巻のあらすじ
マユに出会って、一緒に旅をするようになったトキ。しかしお尋ね者のマユには賞金稼ぎの襲撃が絶えないが、いつもヒューゴの活躍で切り抜けていた。だが今回は違った。3人組の賞金稼ぎを撃退したものの彼らが放った毒針によって、ヒューゴが倒れてしまったのだ。間が悪いことに解毒薬を求めて立ち寄ったキダニで、マユをつけねらっているナツキ率いる宣教隊に見つかってしまう。トキはなんとかマユを逃がしたのだが宣教隊に捕まってしまった。ナツキによる尋問で、トキは自分が時々見ている夢が「神の声」であることを知った。そしてナツキは「『神の声』を聞く者は『神の地』に住むことを許される」と話す。マユと共に旅を続けるか、ナツキと共に「神の地」へ向かうか、激しく動揺するトキ。彼の決断は? 大好評異世界ファンタジー第2弾!!
星評価・感想
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