水の後宮
- 著者
- 鳩見すた
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2021-2022
- 巻数
- 2巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
商家の娘・水鏡は、後宮へ入った姉の死を手がかりに、宮中の内側へ引き寄せられる。彼女は皇太弟・文青と接触し、表向きは宮女、裏では調べ役として動く立場を得る。舞台は、舟で往来する水上の宮城と、皇帝・皇太后・貴妃・宮女たちの思惑が交差する閉ざされた空間。水鏡は商いで身につけた観察と交渉の感覚を使い、断片的な出来事から筋道を拾い上げていく。各巻では宮廷の事件を追いながら、王家の権力関係や水鏡と文青の距離が少しずつ変化していく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 水路が張り巡らされた後宮という舞台設定が印象的で、船で移動する独特の宮中風景が目を引く。
- 姉の死の真相を追う筋立てに、宮中の事件解決や権力争いが重なり、ミステリーとして読み進めやすい。
- 水鏡の淡々とした強さや機転、食べ物に素直に反応する愛嬌が魅力として受け止められている。
- 黄宮調や文青との掛け合い、対立から共闘へ移る関係性が楽しみどころになっている。
- 後宮の陰湿さと、周囲の人物の憎めなさが同居していて、重さの中にも読みやすさがある。
こんな人におすすめ
- 後宮ものや中華風ミステリーが好きで、宮中の権力関係や事件の連続を楽しみたい人。
- 舞台設定の美しさや、少し変わった世界観を重視して作品を選ぶ人。
- 主人公と相手役の距離感や、恋愛未満のやり取りをじっくり追いたい人。
- 事件の解決だけでなく、キャラ同士の掛け合いやチーム感も楽しみたい人。
- すっきり終わる巻と、次巻への引きを両方味わいたい人。
人を選ぶポイント
- 冒頭は情報が伏せられ気味で、状況把握に少し時間がかかる。
- 登場人物や皇族の関係が増えると、相関を追うのがやや大変になる。
- 事件や謎が段階的に明かされるため、すぐに全体像を知りたい人にはもどかしい。
- 恋愛要素は進展が急に感じられる場面があり、丁寧さを求めると引っかかる。
- 後宮の陰湿さや宮女の命の軽さが強く出るので、重い空気が苦手だときつい。
テンポ・読後感
- 淡々とした筆致で、派手すぎずに事件と人間関係を積み上げていく。
- 小さな謎を挟みながら進み、終盤で一気に回収する流れが多い。
- 舞台の美しさと後宮の怖さが同時に立ち上がる、静かで少し苦い読後感。
- 会話は軽快で、主人公の機転や掛け合いがテンポを支える。
- 料理や食事の描写が差し込まれ、重さの中にほっとする場面がある。
キャラクターへの評価
- 水鏡は淡々としているが強かで、状況を見抜く目と行動力が評価されている。
- 黄宮調は証拠重視で堅い一方、共闘に入ると頼もしさが増す存在として見られている。
- 文青は関係性の軸として気にされており、恋愛面の進展が注目されている。
- 狸才人や蔡統など、脇役にも印象的で憎めない人物が多い。
- 皇族や後宮の権力者は怖さと複雑さが強く、単純な善悪では割り切れない印象が残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
入宮した姉は一年たらずで遺体となり帰ってきたーー。 大海を跨ぐ大商人を夢見て育った商家の娘・水鏡。しかし後宮へ招集された姉の美しすぎる死が、水鏡と陰謀うずまく後宮を結びつける。 宮中の疑義を探る皇太弟・文青と交渉し、姉と同じく宮女となった水鏡。大河に浮かぶ後宮で、表の顔は舟の漕手として、裏の顔は文青の密偵として。持ち前の商才と観察眼を活かし、水面が映す真相に舟を漕ぎ寄せる。 水に浮かぶ清らかな後宮の、清らかでないミステリー。 水の後宮 気を引く庭園 なくなったものは水の底 花舟(壱) 花舟(弐)
この巻のあらすじ
大河の水面に煌めく蒼の宮城。その後宮で皇太弟・文青の密偵を務める宮女・水鏡は、姉の死の真相を追っている。 ある日、皇帝が寵愛する貴妃の懐妊の噂が舞い込む。だが対立する皇太后はその妊娠を認めなかった。さらに「懐胎は偽りなり」という扇動で宮中は大きく揺らいでいく。 王家にうごめく闇に迫る中、互いの距離を近づけていく文青と水鏡。しかし全ての黒幕の目論見が明らかになった時、二人は再び分かたれてーー。 水に浮かぶ後宮の美しきミステリー第二弾。 塗鴉は羽ばたいた 秋千の旋風 人が変わった人が変わった 長後の変 春明一刻値千金
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