現代の学園を舞台に、幽霊になった“ヒカル”と、彼に巻き込まれた赤城是光が、残された“心残り”の相手を探して動くシリーズ。学園内の噂、生徒会、日舞研、文化祭の準備、喫茶店、教会、ブログやメールなどが手がかりとして使われ、少女たちの事情と過去の出来事が少しずつつながっていく。葵、帆夏、朝衣、紫織子、月夜子、夕雨、空らとの関わりを通して、恋愛関係と怪異の手がかり、帝門家の権力争い、ヒカルの死に関する謎が並行して進む。シリーズ全体では、個々の“約束”を追う流れが、人物同士の関係整理と事件の真相へ広がっていく。
構造レビュー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 源氏物語モチーフを下敷きに、花や和歌的なイメージでヒロイン像を立てる構成が印象に残る。
- 是光とヒカルの関係が、恋愛だけでなく友情や相互理解として読める。
- 伏線回収や各巻のテーマ性がはっきりしていて、巻ごとの読み味に変化がある。
- 文章表現や風景描写がきれいで、感情の揺れを丁寧に追える。
- ヒロインたちがそれぞれ個性的で、推しを作って追いかけやすい。
こんな人におすすめ
- 源氏物語や古典モチーフを現代ラノベに落とし込んだ作品が好きな人。
- 恋愛一辺倒より、友情・家族・心の傷の掘り下げも読みたい人。
- きれいめの文体や情緒のある場面を楽しみたい人。
- ヒロインごとの見せ場や巻ごとの推し変化を楽しみたい人。
- 先の展開や真相を追いながら一気読みしたい人。
人を選ぶポイント
- 恋愛関係が複雑で、ヒロインごとの感情の動きがかなり入り組。
- 心理描写や比喩が濃く、軽快さだけを求めると重く感じやすい。
- 巻によっては展開の無理や勢いの強さが気になる。
- 文章量が多く、説明や書き込みが細かいと感じる場面がある。
- 途中巻から読むと人間関係の把握に時間がかかる。
テンポ・読後感
- 事件や告白が重なる巻は騒然としていて、感情の振れ幅が大きい。
- 日常パートは穏やかだが、要所で一気に不穏さや切なさが立ち上がる。
- 文化祭や学園行事の巻は賑やかで、群像劇っぽい熱量がある。
- ラストに向けて伏線がつながるほど、寂しさと高揚感が強まる。
- 全体として、華やかさの中に痛みや喪失感が混ざる雰囲気。
キャラクターへの評価
- 是光は優しいが不器用で、巻を重ねるほど誠実さや成長が目立つ。
- ヒカルは女の子好きで奔放だが、花たちへの向き合い方に真っ直ぐさがある。
- 葵、帆夏、夕雨、月夜子、みちるなど、ヒロインごとに魅力の方向が違う。
- 母親との関係や女性不信など、家族由来の傷が是光の軸として強く残る。
- 一部キャラは空回りや暴走も含めて印象に残り、推し論争が起きやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない!と渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵――"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて――!?
この巻のあらすじ
取り憑かれ、うっかり友達になってしまった幽霊のヒカルのため、その"心残り"を晴らす約束をした是光。ヒカルが示した次の相手は、内気な引きこもりの少女だった。夜にだけ咲く儚い花のような少女、夕雨。閉じた世界で幸せに微笑む彼女と過ごすうち、徐々に放っておけない気分になる是光だったが……。何故か約束の内容を告げないヒカル。そんな中、夕雨を不登校にした"怨霊"の噂が学園に蘇る。その正体を前に、是光は――!?
この巻のあらすじ
「お兄ちゃんが、ヒカルのお友達……なの?」ヒカルの次の"心残り"は何と、九歳・小学四年生の美少女だった!! ドン引きする是光だったが、見かけによらずしたたかな少女、紫織子には弱みを握られ、ヒカルにも頼み込まれて、しぶしぶ彼女の面倒を見ることにするが……。案の定ロリコンと誤解され、葵や帆夏にも白い目で見られて散々なことに。さらに紫織子は、大金を稼ぐため、大物を狙った"雀狩り"を企んでいて--!? 大人気シリーズ第3巻、登場!!
この巻のあらすじ
突然葵から「彼氏になってください」と頼まれてしまった是光。そのせいで帆夏ともギクシャクしているところに、さらに"ヒカルの愛人"を名乗る少女、月夜子が現れる。「わたしがヒカルの大事な花を散らさないように、見張っていてくれる?」という言葉に、是光は、彼女の主催する日舞研に仮入部するが……。次々とむしり散らされる学園の花。やがて、葵の身にも危険が迫る。謎めいた言動をする月夜子の本意は? そして彼女が恐れる"蜘蛛"とは--? 大好評第4巻!!
この巻のあらすじ
夏休み。帆夏とプールにいくはずが、何故か紫織子同伴になり、張り合う二人に振り回される是光。一方で、ヒカルの次の"心残り"を晴らすため動き始めるが、「今度の女は、どこのどいつだ」「それが、弱ったことに、ぼくにもわからないんだ」--名も顔も知らない少女を見つけることが"約束"だと言うヒカルに唖然とすることに。ブログの記事を唯一のヒントに、約束の喫茶店を訪れてはみたものの、なんとその店では葵がバイト中で!? 大人気学園ロマンス第5巻!!
この巻のあらすじ
「ぼくと朝ちゃんの最初の約束を、ぼくの代わりに叶えてほしい」 --ヒカルにそう頼み込まれてしまった是光。犬猿の仲の朝衣と関わるのは気が進まないながらも、しぶしぶ"約束"を果たそうとするが、拒絶する朝衣と喧嘩を繰り返す内に、何故か二人が恋仲だと噂になり--!? 帝門家の権力争いを制そうとする朝衣の、本当の目的とは一体何なのか。また対立候補として現れた一朱も、葵や朝衣を標的に、災いの種をまき始め……。大人気学園ロマンス、第6巻!!
この巻のあらすじ
ヒカルの“最愛”。その人の想いを尋ねようと訪れた教会で、是光とヒカルは清楚な女性に出会う。空という名の彼女は、“天使の子”を身ごもっているという……。「どうしよう。きっと僕の子だ」「って、何だとぉ――っ!?」空と子供を守ろうと奔走する是光だったが、学園に誤報が飛び交い、あらぬ疑いをかけられて……!? ヒカルの子供の存在に動揺する葵、蠢動する一朱。様々な想いが交錯する中で、隠された真実が明らかになる――! 大人気学園ロマンス、第7巻!!
この巻のあらすじ
母との別れを支えてくれた葵を、妙に意識してしまい動揺する是光。そんなところに、「ぶ、文化祭の実行委員に、赤城是光くんを、推薦します」みちるの発言に始まり、月夜子主催の日舞研の出し物、朝衣の特別警護班への参加要請と、文化祭の準備に奔走するハメになってしまう。学校行事には慣れない上に、クラスメイトには避けられ、帆夏も何故か素っ気ない態度。そんな時、資料を差し入れてくれる、正体不明の援助者が現れ――!? 大人気学園ロマンス、第8巻!!
この巻のあらすじ
帆夏と葵の告白に返事ができないまま、夕雨と再会した是光。「わたし、笑い上戸になれた、かな?」朗らかな夕雨にドキドキしつつも、揺らぐ自分の心に戸惑うことに。そんな時、学園にまたもや不穏なメールが飛び交いはじめる。『ヒカルの君を巡る女たちは、赤城是光が虞美人の名のもとに断罪する』――。メールを気にするあまり、ぎくしゃくし、すれ違っていく是光たち。それを嗤うメールの送り主の、真の標的とは……!? 大人気学園ロマンス、第9巻!!
すべての巻を見る(全11巻)
この巻のあらすじ
『わたしとあなたがはじまった場所へ。あなたが裏切った場所へ。約束をはたしに来て』――是光の携帯に届く、"藤乃"から"ヒカル"に宛てたメール。そこには、紫織子の写真が添付されていた……。信州に向かい、藤乃と対面した是光。そこへ藤乃を名乗り紫織子を誘拐した人物の情報がもたらされる。彼女の真意は何なのか。はたされなかった約束とは。ヒカルが命を落とした場所で、すべての秘密が暴かれ、そして――。感動のクライマックス!!
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