本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、読書にまつわる相談や出来事へ関わる学園ビブリオミステリー。舞台は現代の学園や駅の貸本コーナーで、文学作品の題名や内容が各話の手がかりとして置かれる。むすぶは本の言葉を聞き取り、相手の事情や本に結びついた感情を探っていく。中心には、彼と学園の人物たち、本に強く反応する人々との関係がある。物語は短編形式で進み、作品ごとに異なる本と人の結びつきを扱う。各話は独立した相談や謎を持ち、シリーズ全体ではその対象や場面が少しずつ広がっていく。収録作には泉鏡花『外科室』、ブロンテ『嵐が丘』、『夜長姫と耳男』などがある。短編集として読める構成で、文学作品を起点にした連作になっている。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
本の声が聞こえる榎木むすぶが本と人を結ぶ学園ビブリオミステリー
編集部
文学少女シリーズの流れを汲むビブリオミステリー。ヒューマンドラマの比重の方が大きく、ハートフルなストーリーに癒される。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
本が好きな人 文学少女シリーズの愛読者 ヤンデレヒロインにやきもちを焼かれたい人
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AI分析(あらすじ)
- 学園を舞台にした短編連作を読みたい人 - 文学作品の題名を手がかりにする物語に関心がある人 - 本と人の結びつきを扱う設定が気になる人
著者情報
この項目をレビュー編集部
野村美月は日本のラノベ作家。思春期の少年少女の心理をセンシティブに描いた作品で支持されている。代表作は以下。 『天使のベースボール』 『Bad! Daddy』 『うさ恋』 『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』 『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』 『SとSの不埒な同盟』 『楽園への清く正しき道程』 『むすぶと本。』シリーズ 『世々と海くんの図書館デート』 『三途の川のおらんだ書房』 『特別:データ編集/GeneralUserForm/ヒカルが地球にいたころ……』シリーズ
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
竹岡美穂は日本のイラストレーター。儚く繊細な美少女キャラクターのイラストが支持されている。代表作は以下。 『丘の家のミッキー』 『ウォーターソング』 『旅する錬金術師のスローライフ』 『私たちは失いながら生きている』 『1パーセントの教室』シリーズ 『ただ、それだけでよかったんです』 『死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った』 『ハムレット・シンドローム』 『スワロウテイル』シリーズ 『黄昏色の詠使い』 『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』 『ヒカルが地球にいたころ……』 『Θ 11番ホームの妖精』シリーズ
編集部
文学少女シリーズの続編にあたり設定や世界観が共通しているので、文学少女の愛読者はノスタルジーを呼び起こされる。本と人の願いを叶える為身を惜しまず力を尽くすむすぶを筆頭に、嫌な奴が出てこないのも好ましい。 文学少女のレギュラー枠だった姫倉麻貴の息子や娘、大人になった竹田千愛&櫻井流人の現在を拝めるのも嬉しいサプライズ。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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評価されるポイントは? ストーリー
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何巻まで出ていますか? シリーズ全体 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 本の声が聞こえる設定そのものが「羨ましい」「素敵な世界」と好意的に受け止められる声が多い。
- 本を介して持ち主と関わり、想いをつなぐエピソードに温かさやじんわりとした余韻がある。
- 引用・題材作品への関心をそそられ、読後に別の本も読みたくなる効果がある。
- 「文学少女」シリーズと同じ世界観で、既存キャラの再登場に懐かしさを感じる。
- 学園の恋愛や人間関係を絡めた短編のバリエーションが楽しい、キャラの個性が光る。
こんな人におすすめ
- 本が好きで、本と人の関係を描いた物語に惹かれる読者。
- 「文学少女」シリーズの世界観や登場人物に馴染みのある読者。
- 本を人格化した非日常設定を、ロマンス寄りに楽しめる読者。
- エピソードごとにトーンが変わる構成(日常・恋愛から、やや暗い話まで)を許容できる読者。
人を選ぶポイント
- 恋人である本(夜長姫)との甘い描写や、本を愛でる場面に「むず痒い」「引いてしまう」と感じる声がある。
- ビブリオミステリーと期待すると推理要素は薄く、本との交流・人間ドラマ寄りに感じる。
- ラノベ特有の恥ずかしさや、表紙・題材の都合で人前で読みにくいと感じる声がある。
- 本を優先する主人公の価値観に、違和感や「やばさ」を覚える。
- 引用が多い巻や、中盤が暗い話では乗り切れない、物語理解のために順番が大事だ。
テンポ・読後感
- 短編複数+中編の構成で、学園ラブコメから一気に重く不穏な話へ温度差が大きい。
- 全体としては暖かく、読後に本を大切にしたくなる余韻がある一方、サイコホラーに近い読み味の話もある。
- 各巻で夜長姫との関係が少しずつ語られ、続きが気になる引きの強さがある。
- エピソードによっては閑話休題的に感じ、好みが分かれる。
キャラクターへの評価
- 榎木むすぶは、本への愛と成長が魅力だが、本への没入の深さに複雑な印象を持つ。
- 夜長姫は嫉妬深く愛が重い一方、可愛らしくて許せる、ツンデレな恋人(本)として人気が高い。
- 妻科さんは可愛らしく、むすぶの鈍さに翻弄されつつ応援したくなる存在だ。
- 悠人先輩や赤星先輩など、「文学少女」系譜の人物に懐かしさや読み応えを感じる。
- 鏡見子など、妖しい・背筋が寒いタイプの人物が登場し、物語のトーンを一変させる。
巻一覧
この巻のあらすじ
本は読み手を、深く愛している。 本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。とある駅の貸本コーナーで出会った1冊の児童書は“ハナちゃんのところに帰らないと”と切羽詰まった声で訴えていた。恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬され、学園の王子様・姫倉先輩の依頼を解決しながら、“ハナちゃん”を探し当てるのだけれど……。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!? 表題作・泉鏡花の『外科室』ほか、“本の味方!”榎木むすぶがさまざまな人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー登場!
この巻のあらすじ
本は読み手を、いつも見守ってくれている。 本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、学園のアトリエを訪れると妖精が泣いていた。妖精のような少女は姫倉蛍といい、悠人先輩の妹だという。むすぶは先輩から妹が本に“罹患”しているのではないかという深刻な相談をされる。本と深く共鳴する“罹患”は、時に人を破滅的な行為に走らせてしまう危険な状態だ。さっそく蛍をよく知る本たちに話を聞きに行ったむすぶは、思わぬ壁にぶつかってしまいーー。むすぶは本の言葉を解き明かし、少女の涙の理由を知ることができるのか!?
この巻のあらすじ
あの、はな色の本にもう一度会いたいーー。 榎木むすぶは中学二年生の夏に出会ったはな色の本を忘れられずにいた。あれから同じタイトルの何冊もの本と話したけれど、あの本とはやっぱり違う。そして中学三年生の夏、むすぶは再び北陸の地を訪れることになった。やっと会える! と胸をときめかせる反面、その本の持ち主と思われる少女のことは怖い。とりあえず事件の起こった屋敷を訪ねてみると折り紙にくるまれたブローチを拾った。そこには『わたしに会いに来て』と書かれていてーー。表題作ほか恋にまつわる短編も収録した第3弾!
星評価・感想
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