『クロハルメイカーズ』は、現代の高校の部活「創造部」を舞台に、小説、イラスト、CG、動画、ゲーム制作を横断しながら、部員たちの創作と関係の揺れを描くシリーズ。主人公の湊介は、比香里やみとせ先輩、菜絵、川澄先輩らと企画を共有し、作品づくりを進めようとするが、見栄や自意識、進路や引退の気配がその都度ぶつかる。新入部員募集のためのショートムービー、ガールズバンドのPV、夏合宿でのゲーム制作など、題材は変わっても、制作の過程で誰が何を伝えたいのかが毎回問われる。創作物の完成そのものより、共同制作の中で生じる依頼、停滞、すれ違い、再挑戦が物語を動かしていく。各人が抱える黒歴史や不器用さも、作品づくりの素材として扱われる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 創作やものづくりの熱量が前面に出ていて、作る側の痛さと眩しさが同時に伝わる。
- 部活メンバー同士の掛け合いや、仲間に支えられて前へ進む空気が心地いい。
- サブカル、音楽、映像、ゲームなどのネタや蘊蓄が散りばめられ、読み物としての遊びがある。
- 失敗や迷走を抱えたままでも作品に向き合う姿が、青春ものとして刺さる。
- 巻を追うごとに、創作の話から友情や関係性のドラマへ広がっていく。
こんな人におすすめ
- 創作活動や同人、クリエイターものの空気感が好きな人。
- 痛々しさを含む青春群像劇を楽しめる人。
- サブカルネタや薀蓄を読むのが苦にならない人。
- まっすぐな友情や部活ものの熱さを求める人。
- 主人公の未熟さやクズっぽさも含めて見守れる人。
人を選ぶポイント
- 主人公の見栄っ張りさや言動の粗さが強く、好感を持ちにくい。
- 前半のサブカル披露や蘊蓄が長く、合わない人には冗長に感じやすい。
- 作品の痛さや黒歴史感がかなり前面に出るため、軽いノリだけを期待すると外れやすい。
- キャラクターの背景や動機の掘り下げが足りないと感じる場面がある。
- ネタの解説や引用の見せ方が気になる人には引っかかりやすい。
テンポ・読後感
- 前半はコメディ寄りで、部員紹介やネタの応酬がテンポよく進。
- 中盤以降は創作の苦悩や対立が強まり、痛々しさが増していく。
- 全体としては熱量の高い青春群像劇で、勢いと青さが強い。
- 作品ごとに波はあるが、読み終えた後に前向きさが残る。
- 軽妙さと切なさが同居していて、明るいだけでは終わらない。
キャラクターへの評価
- 湊介は大口を叩くわりに弱さや迷いが目立ち、好き嫌いが分かれやすい。
- 菜絵は幼馴染としての一途さや切なさが強く、印象に残りやすい。
- 比香里は純真さと存在感で物語の入口になっている。
- みとせ先輩や若菜など、脇役の個性や言葉が光る。
- 部員それぞれのクセが強く、混沌とした空気を作っている。
巻一覧
この巻のあらすじ
衝動だけで突き進め! 漆黒の青春と創作!
小説、イラスト、CG、動画……。クリエイティブに関わる活動なら何でもありの「創造部」。 「俺たちはアマチュアだ!クオリティなど気にするのは百年早い!大切なのは衝動だ!」 湊介をはじめとする部員たちは、ただ好きなものへのあこがれと、情熱と、そして衝動に突き動かされ、純粋な創作活動をめざしていた。 しかし「自称ハイパークリエイトプロデューサー」「真性サブカル女」「クリーチャー好きの3DCGクリエイター」等、こじらせまくっているオタク部員ばかりの創作部は、生み出す作品がことごとく黒歴史に。 そんな中、新入部員募集のために創った自主制作まる出しのドB級ショートムービー「終末怪獣クソフラシツボドリル」が、オタク文化にまったく触れずに育ったお嬢様の転校生・比香里の心を掴んでしまって……。 「感動しました!私に色々教えてください!」キラキラと目を輝かせる比香里に、いい気になって創作論を説く湊介。しかし、いざ比香里との創作活動を始めようとするも、プライドや見栄、自意識が邪魔してドツボに嵌まってしまう。 黒歴史を恐れてはならない――でも、俺には才能がない!? 痛くも恥ずかしい、むき出しの青春群像劇開幕!
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
誰かの「特別な場所」になりたくて。
小説、イラスト、CG、動画制作……。クリエイティブに関わる活動なら何でもありの部活「創造部」。 新しく部員に比香里を迎え、比香里の勧めで再び自分の小説を書き始めた湊介。 しかし、一人ではアイデアもろくに思い浮かばず、早くもやる気メーターは下降線に。そんな中、創造部にみとせ先輩の友人・川澄先輩から、自らが所属するガールズバンドのオリジナル曲にプロモーションビデオを作って欲しい、との依頼が舞い込む。 インスパイア&コラボレーションでうまく自分の小説にアイデアをパク……もといシェアできないかと目論む湊介は、小説に活かせるよう、PVのコンセプトをラブコメに設定し、ストーリー仕立てのPV作成に挑むことに。 湊介はそのラブコメのストーリー制作にあたって、パートナーを比香里にお願いする。 いつもの調子でラブコメのストーリー設定を比香里と一緒に作りはじめる湊介だが、菜絵の様子がどうもおかしい。そしてPVの依頼者、川澄先輩は何かを隠しているようで……。 それぞれの思いが錯綜する中で、暗雲立ちこめるPV制作。当然のように難航する脚本、そして菜絵はスランプに陥り、バンドメンバーは出演を拒否。 友情も、青春も、ラブコメも、どうしてこんなにうまくいかないことばかりなんだ!? 痛くも恥ずかしい、むき出しの青春群像劇第2弾!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
その一歩が黒歴史となり、しかし希望となる。
夏休みがやってきた。部長のみとせ先輩は夏が終われば部活を引退し、受験勉強に専念することになる。 いまのメンバーで創作ができるのは、この夏だけ。そこで、思い出作りのために湊介たち創造部は合宿を企画する。 合宿に出向いた先で出会ったのは、一人の孤独な車いすの少女。比香里はその少女のためにゲームを創りたいと言いだし、合宿の作品のテーマが決まるが……。 そのゲーム制作が創造部解散のきっかけになってしまう!? 胸に秘めた想い。秘密。青春の焦燥感から気持ちはすれ違い、ぎくしゃくしてしまう部員たち。 そして、比香里に残された時間も少ないことがわかって……。 青春とは黒歴史と見つけたり。痛くも恥ずかしい、むき出しの青春群像劇、シリーズ完結。
※「ガ報」付き!
※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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