小国で父や異母姉に虐げられてきた姫・砂苓は、触れた相手の《気》を吸う封気の力を持つ。彼女は、強大すぎる《気》を制御できず皇位争いに苦戦する龍華国第一皇子・龍誠と出会い、互いの力を補う取引から妃候補として宮中へ入る。物語は、契約から始まる二人の関係を軸に、後宮で起きる刃傷事件、皇帝からの密命、皇位継承をめぐる陰謀へと広がっていく。龍華国の皇宮と後宮、異能としての《気》、小国の姫と皇子の立場差が重なり、恋愛と宮中政治が同時に進む構成になっている。
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この巻のあらすじ
父と異母姉に虐げられる小国の姫・砂苓が出会ったのは、龍華国の凜々しい皇子・龍誠。強大すぎる《気》を制御できず皇位争いに苦戦する龍誠と、ふれた者の《気》を吸う砂苓はある取引を交わし、妃候補として迎えられることに。 「このままずっとそなたにふれていたくなる」 単なる契約としてのふれ合いのはずが、いつしか互いに心惹かれはじめる二人。一方、後宮では刃傷事件が勃発。皇位継承を争う陰謀に巻き込まれた二人にさらなる試練が襲いかかりーー!?
【登場人物】 ・砂苓(さりょう) ふれた相手の《気》を吸う、希少な『封気の力』を持つ小国の姫。父に売られかけたところを、龍誠に救われる。 ・龍誠(りゅうせい) 龍華国の第一皇子。《気》の力が強すぎるため、制御が危ういことを悩んでいる。心優しく正義感がある青年。 第一章 虐げられた姫は大国の皇子に見初められる 第二章 皇帝陛下からの密命 第三章 後宮での調査 第四章 寵愛を失った妃は人質の身に甘んじる 第五章 恋しい人のためならばこの身がどうなろうとも 番外編 春の花が咲き誇る四阿で
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