『かぐや姫三世 わたしを月まで連れていって!』は、月の王女かぐや姫三世が、不老不死の霊薬・蓬莱酒を探して京の都へ降りる和風ファンタジー。祖母である初代かぐや姫が若き日に盗み、人間界に残した蓬莱酒をめぐって、初代のせいで家が没落した倉持皇子や、恋に恋する帝と関わっていく。月の王家と平安貴族の因縁、伝承を下敷きにした人物配置、月と人間界をまたぐ発想が物語を動かす。物語は、月から来たかぐや姫三世が人間界の都で何を見つけ、誰と向き合うかを中心に進み、月の王家に伝わる事情と京の貴族社会の人間関係が重なっていく。伝承にある月の姫を現在の人物関係に置き換え、月と都の二つの世界を往復しながら物語が進む。

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  • AI分析(あらすじ)

    平安時代モチーフやかぐや姫伝承に関心がある人、月と人間界をまたぐ設定を追いたい人。

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作品の魅力

  • かぐや姫の孫という発想と、平安×コメディの組み合わせが目を引く。
  • 真面目な姫、堅物な皇子、天真爛漫な帝、怠け者のうさぎ侍女など、キャラの立ち方が楽しい。
  • 罵り合いと褒め合いが同居する会話や、くすっと笑える小ネタが読みどころ。
  • 重い陰謀劇に寄らず、ゆるく温かい空気で読める。
  • かぐや姫の成長物語として受け止めると、まとまりの良さがある。

こんな人におすすめ

  • かぐや姫モチーフの変化球作品を楽しみたい人。
  • 平安ものでもシリアスより軽快なコメディを求める人。
  • 恋愛の進展より、掛け合いやキャラのやり取りを重視する人。
  • ほのぼのした読後感や、気軽に読める一冊を探している人。
  • シリーズ化や続編の余地を含めて楽しめる人。

人を選ぶポイント

  • 恋愛要素はかなり控えめで、ラブコメ期待だと物足りない。
  • 物語は大きく動く前の段階で終わるため、続き待ち感が強い。
  • 設定の細部にやや無理を感じる部分があり、気になる人は引っかかる。
  • 勢い重視の作品ではなく、パンチの強さを求めると少し弱い。
  • 一部で口調や人物配置に違和感を覚える読み手もいる。

テンポ・読後感

  • 全体はまったり進むテンポで、のほほんとした空気が続く。
  • コメディ色が強く、深刻さより軽妙さが前に出る。
  • くすっと笑える会話や小ネタが多く、肩の力を抜いて読める。
  • 平安の舞台ながら感覚は親しみやすく、現代的なノリで入りやすい。
  • 物語の熱量は穏やかで、じわじわ楽しむタイプ。

キャラクターへの評価

  • かぐや姫三世は生真面目で公正、成長途中の主人公として好感が持たれている。
  • 倉持皇子は堅物で辛辣だが、罵倒すら魅力になるキャラとして受け止められている。
  • 帝は抜けたところや愛嬌があり、ギャグ担当として印象に残る。
  • 円野やうさぎ侍女は怠け者でも憎めない、ゆるい魅力がある。
  • 登場人物全体に突出した悪人感がなく、みんな好感を持ちやすい。

巻一覧

かぐや姫三世 わたしを月まで連れていって!
2016年5月 ISBN 9784086080019
この巻のあらすじ

月の王女、かぐや姫三世。彼女は不老不死の霊薬・蓬莱酒を探し出す任務(?)を言い渡される。蓬莱酒は、彼女の祖母である初代「かぐや姫」が若き日に盗みだし、そのまま人間界に放置されているという。京の都に降り立ったかぐや姫三世だが、彼女を待っていたのは、初代かぐや姫のせいで曾祖父の代に家が没落したことを根に持つ倉持皇子と、恋に恋する少々のんきな帝で……? 平安コメディ♪

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