『お近くの奇譚』は、古風な黒電話が町じゅうに置かれ、噂話がそのまま怪異や出来事として立ち上がる現代の町を舞台にした、現代民話と謎解きを組み合わせた物語。黒いフードをかぶった謎の人物「カタリベ」に導かれた少年と少女が、黒電話の向こうから寄せられる話を手がかりに、噂を別の形へ言い換える茶話会へ向かう。町に残る言い伝えや郷土の話を拾いながら、聞いた噂を整理し、どこまでが事実でどこからが語りの産物かを探っていく。会話と手がかりの積み重ねで進み、黒電話、噂、茶話会がつながったまま一つの町の出来事としてまとまる。

構造レビュー

こんな人におすすめ

この項目をレビュー
  • AI分析(あらすじ)

    現代怪異、民話モチーフ、会話中心の謎解きに関心がある人向け。

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


    レビューを読む

作品Q&A

まだ Q&A がありません。最初の質問を投稿してみませんか?

質問を投稿するにはログインしてください。

質問を投稿

会員の質問は公開されます。回答は他の会員も投稿できます。

読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 黒電話と「カタリベ」を軸に、噂話が現実へにじむ不思議な世界観が目を引く。
  • 都市伝説や民話を題材にした、現代民話寄りの発想が新鮮。
  • 怪異を語り替えていく仕組みや、謎解きの切り口に惹かれる。
  • お茶会やお菓子の描写が入り、重すぎない空気で読める。
  • 短編感覚でさくさく進み、気分転換に向く。

こんな人におすすめ

  • 都市伝説、民話、民俗学系のモチーフが好きな人。
  • ホラー一辺倒より、怪異を論理でほどく雰囲気が好みの人。
  • しっとりした不思議さや、ふわっとした余韻を楽しみたい人。
  • 続きや設定の広がりを想像しながら読むのが好きな人。
  • お茶やお菓子のある、やわらかい会話劇が好きな人。

人を選ぶポイント

  • 物語の説明や設定があいまいで、消化不良に感じやすい。
  • 登場人物の背景や関係性が十分に見えず、物足りなさが残りやすい。
  • 1冊で大きく回収される構成ではなく、未解明のまま終わる印象が強い。
  • 謎解きの筋立てに都合のよさや、引っかかりを覚える場面がある。
  • 文章の読みやすさやキャラの年齢感に違和感を持つ人もいる。

テンポ・読後感

  • 全体はゆったりめで、静かな不思議さが続く。
  • シリアスな題材でも、お茶会の会話でやわらぐ空気がある。
  • 事件の緊張感より、噂と怪異の境目を眺める感触が強い。
  • すっきり解決するより、もやもやを残す余韻型。
  • ホラーの怖さは控えめで、怪談寄りの軽い読み味。

キャラクターへの評価

  • カタリベは謎めいていて、正体や役割をもっと知りたくなる。
  • ハルは噂の真偽を見極める立場として印象に残るが、掘り下げは少なめ。
  • 久路は存在感がある一方、背景が見えにくく気になる。
  • 招は気になる要素として挙がりやすく、続きで知りたい対象になっている。
  • 3人の掛け合いは好評で、和やかさと不穏さの同居が魅力。

巻一覧

お近くの奇譚 〜カタリベと、現代民話と謎解き茶話会〜
2014年7月 ISBN 9784048668101
この巻のあらすじ

「──ねえ、こんな話を知ってる?」 この町では、古風な黒電話がそこかしこに置かれている。そんな黒電話の向こうには、『カタリベ』と呼ばれる黒いフードを被った謎の人物がいた。 噂話の怪異。 それが『本当のこと』になるこの町で、『カタリベ』の黒い糸に導かれた少年と少女は、今日も奇妙な謎解きに挑む。 それは、『噂の語り替え』のために開かれる、すこし不思議なお茶会。 郷土を愛する皆様、この噂話を紐解くときは、お茶請けに甘いものをお忘れなく。

星評価・感想

構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く

星評価 *

まだ感想はありません。