童話作家だった父を失った大学生・智永読は、火葬場で小日向しるしという少女と出会い、死後の手配を引き受ける「終幕プランナー」の仕事に関わることになる。彼女が担うのは、依頼主の代わりに遺したい物を残し、残したくない物を片づけることだ。読は小日向人生相談所で働きながら、年齢も事情も異なる依頼に向き合い、別れの準備が人それぞれであることを知っていく。相談所を軸に、家族の記憶、遺品の扱い、人生の締めくくり方が少しずつ重なっていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    終活や葬送の仕事もの、家族の死を起点にした現代劇が気になる人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 終活を題材に、死後に残したいもの・残したくないものを考えさせる切り口が新鮮。
  • 重いテーマでも全体は読みやすく、やさしい空気と童話的な雰囲気がある。
  • 依頼人ごとの「終幕」を扱う設定が面白く、もし実在したら頼みたいという感覚につながる。
  • 章冒頭の童話や作中の断片が印象に残り、本編以外の物語も気になる。
  • 読としるしの関係や今後の広がりに期待を持たせる余韻がある。

こんな人におすすめ

  • 死や終活をテーマにした作品を、重すぎない温度で読みたい人。
  • ライトノベルらしい不思議要素や少し変わった職業ものが好きな人。
  • 童話的なモチーフや、やさしい読後感を求める人。
  • ひとつの事件だけでなく、連作的に少しずつ世界観を味わいたい人。
  • 続編やシリーズ展開の余地を楽しみたい人。

人を選ぶポイント

  • 特殊能力の扱いに引っかかりを覚える人には、やや浮いて見える。
  • 展開に強引さや突っ込みどころを感じる場面がある。
  • 事件や謎解きの捻りは控えめで、意外性重視だと物足りない。
  • シリアスな場面でもシュールさが出やすく、空気感の好みが分かれる。
  • 終活や死後処理の設定を細かく詰めたい人には、説明不足に映る部分がある。

テンポ・読後感

  • 重い題材のわりにテンポは軽めで、すらすら読める。
  • しんみりしすぎず、やわらかい読後感に着地する。
  • シリアスと少しユーモラスなズレが同居している。
  • 童話的で優しい雰囲気があり、全体にほんわかした印象。
  • 章ごとの断片や会話が余韻を残すタイプ。

キャラクターへの評価

  • 主人公の読は、少し不器用で空気を外すところがあるが、物語を動かす役割が強い。
  • しるしは印象が強く、寄り添う存在として好意的に受け止められている。
  • 父親は物語の核として重みがあり、最期の思いが強く残る。
  • 脇役も含めて、誰かのためを思う人物像が目立つ。
  • 一部では主人公の言動や能力設定に違和感が出るが、関係性の温度は評価されやすい。

巻一覧

優しいサヨナラの遺しかた とある終幕プランナーの業務記録
2013年7月 ISBN 9784048918664
この巻のあらすじ

童話作家の父を亡くした大学生の智永読が、火葬場で出会った謎の美少女・小日向しるし。彼女は、依頼主の希望どおりに人生の最期を演出する“終幕プランナー”だと名乗るのだった。 葬儀屋とも納棺師とも違い、この世を去った依頼主に代わって彼らが遺したかった物を守り、遺したくなかった物を処分するのが仕事だという彼女。その足跡を追って辿り着いたのは小日向人生相談所という怪しげな事務所で……。 とある能力を買われ、そこで働くことになった読。彼は、老若男女様々な依頼主が望んだ十人十色の“サヨナラ”を目の当たりにするのだが――。

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