現代の学校生活を背景に、女子高生の芽衣と女子中学生の香織を軸に進む物語。芽衣は先生への恋を抱えたまま市民限定アプリを見た翌日、親友の沙希の行方不明と、ログインするたびに起こる身の回りの事件に向き合うことになる。香織は見知らぬ男性から届いた赤い手紙を受け取った出来事を境に、別の人生が動き始める。日常のすぐそばにあるアプリ、失踪、手紙が結びつき、二人の過去と現在をまたいで関係者や理由をたどる構成で、現代の学園サスペンスと謎解きが重なる。さらに、二人の出来事は同じ場所に集まるのではなく、離れた時間や立場から少しずつ接点が見えてくる形で描かれる。ひとつの事件の背景に別の人物の出来事が差し込まれ、ログインという行為そのものが物語の入口になっている。現在の出来事と過去の出来事を並べて追う読み方になる。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代の学園ミステリーや、二人の人物の過去と現在が交差する話が気になる人。

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • sideAとsideBの二つの視点が、事件のつながりを追う楽しさを作っている。
  • 日記や裏BBSなど、複数の文体を使った見せ方が印象に残る。
  • 連続殺人やストーカー要素があり、ホラーミステリー寄りの緊張感が強い。
  • ラストで全体像が見えて驚ける構成が評価されている。
  • 文庫書き下ろしのエピローグに、作品らしいやさしさを感じる人もいる。

こんな人におすすめ

  • ミステリーとホラーの両方を楽しみたい人。
  • ひと味違ういぬじゅん作品を読みたい人。
  • 事件の真相や構図のつながりを追うのが好きな人。
  • 軽めの語り口で読みやすいサスペンスを探している人。

人を選ぶポイント

  • 帯やあおりの印象ほど、ゲーム性や本格推理を強く期待するとずれを感じやすい。
  • 主人公が名探偵のように真相へ迫るタイプではない。
  • 動機づけが弱く感じられる部分がある。
  • 展開がえげつなく、生々しい死の描写が苦手だと重く受け止めやすい。

テンポ・読後感

  • 序盤から事件が動き、息つく間のない流れで読ませる。
  • 不条理さのあるデスゲーム風の空気から、ホラー寄りの不穏さへ寄っていく。
  • 読みやすい文体でテンポは軽いが、内容はかなり重い。
  • 終盤に向けて緊張感が高まり、読後は放心感が残る。

キャラクターへの評価

  • 芽依は事件に巻き込まれる立ち位置で、能動的な推理役というより読者の視点に近い。
  • クラスメイトや友人関係が物語の不穏さを強める。
  • 登場人物の関係性が事件の背景と結びついて見えてくる。
  • 感動系の印象がある作者らしさは、人物の余韻に出ている。

巻一覧

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2019年9月 ISBN 9784813707608
この巻のあらすじ

先生に恋する女子高生の芽衣。なにげなく市民限定アプリを見た翌日、親友の沙希が行方不明に。それ以降、ログインするたび、身の回りに次々と事件が起こり、知らず知らずのうちに非情な運命に巻き込まれていく。しかしその背景には、見知らぬ男性から突然赤い手紙を受け取ったことで人生が一変した女子中学生・香織の、ある悲しい出来事があって――。別の人生を送っているはずのふたりを繋ぐのは、いったい誰なのか――!? いぬじゅん最大の問題作が登場!

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