京都で一服いかがでしょう

基本情報
著者
秋良知佐
イラスト
げみ
レーベル
富士見L文庫
刊行年
2020
巻数
1巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 良作

評価

ストーリーの良さ
S (4)
キャラクター
S (4)
設定・世界観
S (4)
話題性
C (1)
初心者向け
A (3)
読後感の良さ
S (4)
テンポの良さ
A (3)
読みやすさ
A (3)

短評・キャッチコピー

編集部

漫画家を目指す主人公と15歳年上の茶道家の、少し気になる契約結婚の物語。

概要

編集部

家族の勧めで受けたお見合いが15歳年上の渋すぎる茶道家とのお見合いだった主人公。お断りするものの、相手から「契約婚約」を申し込まれ、考えが似ていることから受けることにしてしまう。茶道に興味がなかったものの、少しずつその世界を知っていく主人公と、年上茶道家の契約婚約物語。

こんな人におすすめ

編集部

・京都が題材の話を読みたい人。 ・年上の人と婚約する話を読みたい人。 ・京都弁など土地柄がわかりやすい作品を読みたい人。

内容・特徴

編集部

漫画家を目指している主人公は、家族から15歳年上の茶道家とのお見合いを勧められる。お断りするものの、相手から「契約婚約」を持ちかけられ、考え方も似ていることからそれを受けることにした主人公。婚約期間の間に、茶道のこと、義母のことなどさまざまなことが発生するが、乗り越えていく作品。

著者情報

編集部

秋良知佐(あきよし・ちさ) 京都出身。 ≪代表作≫ ・京の花嫁 嵐山あやかし料亭の若女将

イラストレーター情報

編集部

げみ イラストレーター。 書籍の装画から、企業広告まで幅広く制作。

メディアミックス状況

編集部

特になし。

受賞歴

編集部

特になし。

文体

編集部

京都弁の表現が丁寧で、しっかり描かれていると感じた。慣れない人には読みにくいところもあるかと思うが、物語の良いアクセントに感じられる。

世界観の作り込み

編集部

京都という少し憧れを感じる土地を題材に、漫画家を目指す主人公と、年上茶道家の恋愛をモチーフにしているのはとても面白いと感じられる。本来は苦労の方が多い婚約期間であっても、それを感じさせない世界観があった。

ジャンル・テーマ総評

編集部

恋愛ものとしては、溺愛系なのかもしれないがあまりその印象は強くない。年上の茶道家が、漫画家を目指す主人公をとても気に入っている様子は、女性であれば一度は夢見てしまうような場面だと感じる。それでも物語前提が丁寧に落ち着いた雰囲気で進んでおり、京都が題材になっているいい部分を感じられた。また一般家庭の主人公に対する気持ちなど、人情味あふれるところもあった。

評価点

編集部

全体的に丁寧な造りの中に、漫画家を目指す主人公と、そんな主人公を気に入った茶道家の恋愛が盛り込まれている印象。どちらも人としての良さを感じることができ、これから先の穏やかな日々を想像できるような空間もできている。家族のことなど、婚約や結婚に関して発生するであろうトラブルも、しっかりと描かれていた。

【おすすめキャラクター】 陽人(はるひと) 主人公の婚約相手。主人公が漫画を描いていることを知っても、尊重してくれる丁寧な人。京都弁がいいアクセントになっている。

総評

編集部

漫画家を目指すという夢を持つ主人公の気持ちと、そんな主人公に心惹かれる15歳も年上の茶道家の気持ちなど、溺愛やシンデレラストーリーを感じさせる部分もあった。それでも、題材が京都であり、落ち着いた雰囲気が壊れることなく物語が展開していくのは、面白い進み方であると感じている。また、京都弁のキャラクターが多数登場し、しっかりと世界観も感じることができた。

ストーリーの説明

編集部

茶道家との契約婚約というものが珍しいと感じ、引き込まれる印象を持った。主人公は漫画家を目指しているとはいえ、自分の夢に向かって正直にまっすぐな人柄がよく、年上の茶道家も京都の人ならではの話し方や態度で、落ち着いている。人間味を感じられるキャラクター設定がしっかりしている、面白い作品。

キャラクターの説明

編集部

主人公が漫画家を目指しているという夢のある女性であるところが、とても面白いと感じられた。またお相手が15歳も年上、というところは気になるが、それでも茶道家らしく丁寧な人柄で描かれている。どのキャラクターに関しても、丁寧に描かれており、タイトルに「京都」とあるところからその土地柄のイメージを抱きやすかった。

設定・世界観の説明

編集部

主人公からはあまり京都の感じを受けないが、お相手の丁寧さや話し方などから、京都の良さを感じることができた。茶道家の良さ、生活などを感じられる作品である。

話題性の説明

編集部

特になし。

初心者向けの説明

編集部

京都の方言などがキャラクターに多用されているので、若干読みづらい、分かりづらいと感じる人もいるかもしれないが、全体的には丁寧に描かれており、主人公の視点で物語が進んでいくので、読みやすいと感じる。

読後感のよさの説明

編集部

最後には人間関係などが整い、2人がこれからを進んでいく、という未来が感じられる終わり方であった。これから先の2人のことを想像する楽しみを感じられる読後感である。

テンポの良さの説明

編集部

契約婚約がテーマであり、人間関係の課題などが浮き彫りにされ、主人公の気持ちの面などでややテンポが悪く感じる場面もあった。

読みやすさの説明

編集部

全体的に文章としてはとても読みやすい印象。丁寧に描かれている。京都弁などの方言が、慣れない人にはわかりにくい程度かと感じた。

巻一覧

京都で一服いかがでしょう
ISBN 9784040736075

星評価・感想

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