国民的ゲームが売り切れていた日に、偶然手にしたバグだらけのゲームソフトをきっかけに物語が始まる、現代学園を舞台にした一冊。中心にいるのは、そのゲームとの出会いで日常が変わっていく少年と、クラス委員長のユッキー。二人は学校でのやり取りやゲームにまつわる出来事を通じて接点を重ね、関係が少しずつ動いていく。ユッキーにはまだ明かされていない事情も示されており、学園生活の中に会話劇と恋愛要素、バグ由来の騒がしさが重なっていく。目当てのソフトが買えなかった偶然が、別のゲームとの出会いに変わり、そこから人間関係と日常の見え方が変化していく。学校、教室、放課後といった身近な場面を軸に、ゲームを話題にした会話や、委員長としての顔と私的な事情のずれが物語を支える。大きな舞台転換ではなく、現代の学園生活の中で起こる小さな出来事を積み重ねながら、少年とユッキーの距離が変わっていく流れが中心になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 理不尽なバグと理不尽仕様のクソゲー描写をコメディとして割り切れば、笑えるネタの多さが読み物の核になっている。
- 衝動買いしたクソゲーをきっかけに距離が縮む王道のラブコメとして、突飛な題材ながら真っ当に楽しめる読後感がある。
- 主人公のクソゲーへの距離感が少しずつ変わっていく変化と、ゲーム仲間が増えた喜びが物語の温かみになっている。
- 架空ゲームでもレビュー好き向けに細かいゲーム描写があり、クソゲートークの面白さが作品の強みとして挙がる。
- 捻りの少なさゆえに読みやすく、一巻完結でも予想以上に楽しめた。
こんな人におすすめ
- クソゲー・バグゲー話をネタにしたコメディラブコメを好む読者。
- レトロゲームや当時の理不尽なバランスゲームに懐旧できるオッサン世代のゲーマー。
- 王道のボーイミーツガールをストレートに読みたい人。
- ゲームレビューや攻略記のような細部描写を楽しめる読者。
- キャラのやきもき感より、クソゲー談義と仲良し展開の安心感を求める人。
人を選ぶポイント
- 作中ゲームのリアリティ不足や発売時期設定の古さが目立ち、クソゲー設定への没入を妨げる。
- メインゲームのジャンルや全体像が曖昧で、攻略突破口が後出しに感じる。
- ゲームパートとリアルパートの同期・収束が弱く、表紙グッズなどの要素も本編で活かされない。
- 日常描写とヒロインとの関係描写が薄く、恋愛部分やキャラ魅力・感情移入が足りない。
- バグの羅列に留まりクソゲーの奥深さや愛すべき魅力まで描けていない、というゲーム好き向けの不満がある。
テンポ・読後感
- 話のテンポは悪くない、読みやすさは抜群。
- クソゲー描写がページの多くを占め、コメディとして読めば笑えるが、恋愛パートは相対的に薄い。
- ストーリー展開に大きな捻りはなく王道どおりで、可もなく不可もなく読める印象。
- 読んでいる間はそこそこ楽しめるが、心に残る余韻は弱い。
- クソゲー啓蒙・カラム的なウィットより、ラノベとしての仲良しコメディ寄りの温度感。
キャラクターへの評価
- 主人公・遊真は最初はクソゲーを諦め気味だが、次第にゲームと仲間を楽しむ方向へ変わる。
- 下心が少なく言動がストレートで、ヒロイン側のやきもきを際立たせる役割になっている。
- 鈍感さが強く、重要なことに気づけない描写がキャラの特徴兼ネタとして語られる。
- 隠れクソゲーマニアの委員長・雪緖は、共通のゲームで会話できる相手ができて楽しみが増えたように見える。
- ユッキーの焦りや可愛さは好評だが、登場人物が少なくパーソナリティ全体は希薄。
巻一覧
はじめてのクソゲー
この巻のあらすじ
目当ての国民的ゲームが売り切れたその日、何気なく目に入った一本のゲームソフト。それはありとあらゆるバグだらけのクソゲーだったけど、その出会いはまさに運命であり、人生の分岐点とも言え、長く険しい道のりの記念すべき第一歩だった──。 そして、そのクソゲーのおかげで仲良くなったクラス委員長のユッキーは、実は──。 麻宮楓が贈るハートフル・バグコメディ、スタート!
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