喫茶店《リーベル》を拠点に、霊にまつわる相談を受ける店主の佐貴と、名門霊媒師一族の末裔アーネスト・G・アルグライトの物語。死者の想いが視えるアーネストと霊感ゼロの佐貴が、取り壊し前のアパートに現れる「池の夢」、英国庭園に残る記憶、伯爵家で起きる事件などを調べていく。シリーズ全体では、喫茶店に持ち込まれる案件と英国の旧家に関わる出来事が行き来し、霊媒の手がかりと現場の調査を合わせて真相へ近づく構成が続く。各話では、怪異の部屋や失踪した人物、気を失った少女など、現象と人の事情が重なった依頼が扱われる。佐貴は相談の入口に立ち、アーネストは死者の想いを拾う役割を担う。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 霊媒や人形、記憶喪失、眠り続ける人物など、怪異めいた導入から事件の真相へつながる構成が印象に残る。
- ミステリとしての筋立てがしっかりしていて、ヒントの置き方や回収を楽しめる。
- 悲しさや痛みを含みつつも、読後感は重すぎず、余韻が残る話が多い。
- 佐貴とアーネストの関係性や、三神・明良を含む周辺人物の執着や距離感が読みどころになっている。
- シリーズを重ねるほどアーネストの内面や過去が少しずつ見えてくる点が追いかける楽しさにつながっている。
こんな人におすすめ
- 怪奇要素つきの本格寄りミステリが好きな人。
- 事件の背景にある感情や人間関係まで味わいたい人。
- シリーズものの積み重ねや、キャラ同士の関係変化を楽しみたい人。
- ホラーの強い怖さより、静かな不穏さや切なさを求める人。
- 1冊完結でも読めるが、前巻から追うとより深く楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- シリーズ途中巻から読むと、過去の事件や人物関係が分かりにくい。
- 事件の内容は明るくなく、悲しい余韻や後味の重さが残る。
- 人形や監禁めいた設定、精神的にきつい題材が含まれる。
- キャラクターの印象がつかみにくい、入り込みにくいと感じる人もいる。
- 巻によっては前作の記憶や積み重ねがないと魅力が半減しやすい。
テンポ・読後感
- 文章量は比較的読みやすく、短めで一気に進めやすい。
- 展開は静かに始まり、途中から謎がほどけていくタイプ。
- 派手なアクションより、会話と手がかりの積み上げで進。
- 全体の空気は上品で耽美寄りだが、ところどころに不穏さが差し込。
- 事件解決後もすっきりしきらない、しんみりした余韻が残りやすい。
キャラクターへの評価
- アーネストは美形で霊媒師らしい特別感がある一方、頑なさや警戒心の強さが目立つ。
- 佐貴はアーネストに寄り添う存在として見られ、関係の支え役として好感を持たれている。
- 三神は存在感が強く、執着や立ち位置の読みにくさで印象を残す。
- 明良や沖名など、周辺人物が物語をかき回す役として効いている。
- 女性キャラは芯が強い、行動力があると受け取られやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
喫茶店《リーベル》店主の佐貴には変わった友人がいる。誰もが息を呑む美貌の青年、アーネスト・G・アルグライト。名門霊媒師一族の末裔だ。店には霊にまつわる相談事を持って訪れる客が後を絶たない。取り壊しを控えたアパートの大家が持ち込んだのは、一夜を明かした人間に必ず同じ「池の夢」を見せる部屋の謎。現場で二人が目にしたのは、気を失っている美少女で……!?
名探偵は、死者と生者を同時に救う。
喫茶店《リーベル》店主の佐貴には変わった友人がいる。誰もが息を呑む美貌の青年、アーネスト・G・アルグライト。名門霊媒師一族の末裔だ。店には霊にまつわる相談事を持って訪れる客が後を絶たない。取り壊しを控えたアパートの大家が持ち込んだのは、一夜を明かした人間に必ず同じ「池の夢」を見せる部屋の謎。現場で二人が目にしたのは、気を失っている美少女で……!? 序章 招かれた怪異 第一章 夢を見る部屋 第二章 儚い時間 第三章 池に棲むもの 第四章 君のために 幕間 光の差すところ 終章 人魚と悪魔 あとがき
この巻のあらすじ
名探偵は、死者と生者を同時に救う。遺された“想い”が視(み)える英国人霊媒師と、霊感ゼロの相棒が難事件に挑む!
この巻のあらすじ
「十年前、白バラが咲く英国庭園で『リーベル』という名の美女に出会った」叔父の思い出話を胸に英国へ留学した青年・佐貴。当のアルグライト伯爵家を訪れるも、そんな庭園も女性も存在しないと一蹴され、敷地内で起きた庭師殺人事件の容疑者にされてしまう。佐貴の無実を信じてくれたのは、伯爵家の跡取り息子にも拘わらず自由を奪われた美少年・アーネストだけで――?
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