『天を支える者』は、王都ロスタロイドや王宮を舞台に、柱神の選定者となった少女ナルレイシアが、各地の柱神候補と関わりながら進むファンタジーシリーズです。彼女は本好きで、状況に巻き込まれやすい性格のまま、屋敷や宮廷、旅先で起こる騒動に対応していきます。物語は、選定の仕事、候補者の事情、王族や貴族の思惑、恋愛関係を軸に広がり、神や国家の制度が人間関係に影響する構図が続きます。シリーズ全体では、選定者としての役割と個々の柱神候補の事情が交差し、王都から各地へと舞台を広げながら、複数の人物の関係と政治的な動きが積み重なっていきます。外伝や番外編では、過去の王国や別人物の関係も補足されます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ナルレイシアの不運と幸運が同時に転がる展開が強く、先が読めない勢いがある。
- ガスカール、スカルトード、ファティ・リンシャなど脇役まで印象が濃く、人物の見せ場が多い。
- 本好き・学院もの・神話設定・お家騒動が重なり、世界観の厚みを楽しめる。
- 番外編や短編を含めて読むと、人物関係や背景の見え方が増して面白さが増す。
- 絢爛で美しい雰囲気の中に、ナルレイシアの外し役が入って読み味が軽やか。
こんな人におすすめ
- キャラ同士の掛け合いと関係性の変化をじっくり追いたい人。
- 神話寄りのファンタジーや柱神まわりの設定を楽しみたい人。
- 連作や番外編までまとめて味わう読み方が好きな人。
- 軽めの文体でテンポよく読める作品を探している人。
- 本好きキャラや学院・宮廷・家門の空気感に惹かれる人。
人を選ぶポイント
- 巻ごとに話が細かく分かれ、途中で区切られる感覚が強い。
- 本編だけだと説明不足や展開の持ち越しがあり、もやもやが残りやすい。
- 短編・番外編は短さゆえに物足りなさが出やすい。
- 恋愛の進み方はかなりゆっくりで、糖度を強く期待すると肩透かしになりやすい。
- 文章はさらっと読める一方、場面の動きがつかみにくい箇所がある。
テンポ・読後感
- さらっと読める軽めの文体で、勢いよくページが進。
- 逃亡、追跡、誘拐、再会の流れが多く、慌ただしく転がる。
- シリアスな家門事情や過去話の合間に、笑いどころや本好きの熱量が入る。
- 美形や華やかな空気感が強いが、ナルレイシアの不運でほどよく崩れる。
- 巻末や番外編で余韻を残しつつ、次巻への引きが強い。
キャラクターへの評価
- ナルレイシアは不幸体質でもへこたれず、図太さと機転のよさが目立つ。
- ガスカールは有能さより不器用さや鈍さが先に立ち、守り役としての物足りなさも見える。
- スカルトードは出番があると存在感が強く、ヒーロー役より目立つ場面がある。
- ファティ・リンシャは笑顔の裏が読めない黒さがあり、柱神らしい不穏さが魅力。
- ウォルセンやアマンシールは過去や立場の重さが印象に残り、関係性の濃さが話題になりやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
行儀見習いの少女ナルレイシアは、無類の本好き。書物目当てに男爵家で働いていたが、迫ってきたご子息に怪我を負わせてしまい、屋敷を追い出されてしまう。しかしここで、彼女は『不幸中の幸いの権化』の本領を発揮。王都ロスタロイドの屋敷から、住み込みの仕事が舞い込んだ。屋敷には山ほどの本があって…。目先の読書欲につられ、ナルレイシアは申し出に飛びついてしまうが…!?※あとがきは収録されていません。【目次】天を支える者/終末都市の灰色天使/木蓮抄/幸福の刻印
この巻のあらすじ
「不幸中の幸いの権化」の異名を持つ少女・ナルレイシア。本に囲まれた静かな生活を望む彼女を、トラブルが次々と襲う! ついには、次代の柱神を見きわめる「選定者」として、王宮に連れてこられてしまう…。そして実際の斎王との対面。スカルトードと離れ、五人の斎王と向かいあったナルレイシアだったが、誰が柱神なのか、さっぱりわからなくて…!? 本好き少女の波乱万丈ファンタジー!※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
王立学院の入学を目前に控えたファラスース侯爵家三男坊ガジェスの頭を占めるのは、「なぜ虹はできるのか」などといった自然科学にまつわる夢想ばかり。彼が王宮の庭園で散歩をしていた時、空から少女が降ってきた。彼女の名はクランクレイア。「女神の娘」と呼ばれるいわくつきの王女だった。二人の友情はいつしか愛に変わり…。遠い昔、ディエーン王国で芽生えた運命の恋を綴った番外編。※あとがきは収録されていません。【目次】天を支える者 古恋歌/天を支える者 古戀唄
この巻のあらすじ
ひょんなことから「変わり者の王女」クランの話し相手として王宮に通うことになったファラスース侯爵家三男坊ガジェス。学友の嫌がらせに抵抗しながら、彼はクランとの絆を深めていく。いつしかガジェスはクランの真っ直ぐさや純粋さを愛しく思い始め、彼女をすべてのものから守りたいとまで思うように。しかし二人には残酷な運命が待ち受けていて――。少年少女奇跡のラブロマンス2作目。※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
「クランの父君がルーシアルの柱神さま!?」突如クランクレイアの出生の秘密が明らかになり、動揺を隠せないアマンシール。兄妹のような絆をゆっくり育ててきた二人だったが、途端に周囲がそれを許さなくなる。さらに、柱神さまの縁故者という謎の青年、ギスカリールがアマンシールに接近してきて、世界が急変しようとするただ中で、アマンシールとクランはようやく愛に気付き始める……。※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
「あなたこそディエーン王国の安寧の灯を継ぐお方、次代柱神の最有力候補です」と、「選定者」に突如告げられたアマンシール。王女クランクレイアと七年越しの恋をやっとの思いで実らせ、2人の将来について考え始めた矢先のことだった。途端に政争の矢面に立たされたアマンシールは命さえも狙われ、クランクレイアとの結婚話も風前の灯火に…。運命に裏切られた恋人たちが下した決断とは!?※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
次代柱神候補に選ばれて以来、政争の矢面に立たされたアマンシールは、自分の意志とは無関係に暴走する運命に翻弄されていた。親友ハーリクは彼を守ろうとして刃に倒れ、選定者セディシャは、何者かによって殺害されてしまう。クランクレイアとは会うこともままならなくなり、結婚なんて夢のまた夢――。若い恋人たちが運命に抗うために見つけた方法、それは「駆け落ち」だったのだが――?※あとがきは収録されていません。【目次】天を支える者 古戀唄5/紫水晶綺譚
この巻のあらすじ
天を支える柱神の「選定者」であり、「不幸中の幸いの権化」であるナルレイシアが行方不明になった! ガスカールとスカルトードが奔走した結果、何者かに刃物をつきつけられた格好で馬車に連れ込まれたようなのだが、どうやらそれは次代柱神候補に恋する者の仕業らしく…!? 本編、待望の再スタート! また、超美形のスカルトードに起こったある「災難」を綴った番外編『嵐と共に』も収録。※あとがきは収録されていません。【目次】天を支える者3/嵐と共に
この巻のあらすじ
天を支える柱神の「選定者」であり、「不幸中の幸いの権化」であるナルレイシアは、王太子に無事解放されたのだが、ファティ・リンシャのお屋敷に帰り着く直前、再度何者かにさらわれる。しかも信じられないことに、犯人は王族のよく知られた人物で…!? どうやら次期柱神候補のリオライーシャさまも一緒に誘拐された模様…ナルレイシアは自分自身と彼女の身を救出すべく、あらん限りの知恵を絞るが…!?※あとがきは収録されていません。【目次】天を支える者4/せつない夏の思い出
この巻のあらすじ
任務を完遂し、夢の「読書三昧」の日々を満喫していたナルレイシアは、ある日、自分を故郷から追いやった男爵家の子息とばったり出くわす。自分だけならまだしも、親友マルーネの従妹までが彼にひどい仕打ちを受けたと聞き怒り心頭、ファティ・リンシャやガスカール、スカルトードを巻き込んで、思い切り派手な復讐をすることに!! 表題作ほか、中編「それは初夏の蒼穹の下」を収録。※あとがきは収録されていません。【目次】罠は、蜜の味/それは初夏の蒼穹の下
すべての巻を見る(全16巻)
この巻のあらすじ
黄属の次期柱神を、無事見きわめることのできたナルレイシア。選定者の義務から解放された…とほっとしたのも束の間、女主人ファティ・リンシャのお供でファエンに向かう途中でうっかり問題物件を掴んでしまい、またもや柱神候補に翻弄される日々に逆戻り! 今度はどうやら緑属の柱神さまらしいのだが…!? 「不幸中の幸い」の底力が、再び炸裂! 次なる候補者は史上最強のくせ者…!?※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
選定者ナルレイシアが捕まえた次なる柱神候補、ウォルセンはただの美青年ではなかった。女装に身をやつし、レース編みの下請けで生計を立てているようだけど、どうやら得体の知れない有力者に追われているみたいだし、なんだか訳アリ? ウォルセンを追っていたナルレイシアも、いつのまにか彼と一緒に逃亡する羽目に陥って。悪運の強すぎる二人の行くところ、波乱万丈なことこの上なし!?※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
緑属柱神候補ウォルセンに逃げられてしまった選定者ナルレイシアは、超絶美形の貴公子スカルトードにお姫様抱っこされた状態のまま必死の追跡を続ける。しかし何者かによって強力な結界が張られているらしく、なかなか彼に近づけない。命からがら逃げるウォルセンの「人に言えない事情」って? そして彼の過去を握る謎の美青年とは!? 世界は彼を待っている…! 走れ、ナルレイシア!?※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
緑属の柱神候補ウォルセンには三人の追っ手がいた――。そのひとり、アシュアイードに命じられ彼を捕えた希代の結界術師リーインが、想定外の罠にかけられ!? ナルレイシアは、明らかになるウォルセンの深刻な過去に、この任務が困難極まりないことを思い知る…。追っ手と追っ手が鉢合わせ! 今日の敵が明日の友!? 大どんでん返しで、まさかの愛まで芽生える!? 絡み合う追跡劇は佳境へ!※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
緑属柱神候補、ウォルセンを愛してやまない3人の人物がここに真向勝負!? ウォルセンをどうしてもアタラクシア家の次期当主に収めたいウィーカルド、彼は自分の傍にいるべきだと固持し続ける幼なじみのアシュアイード、彼に何がなんでも柱神になる運命を受け容れてもらいたいナルレイシア…。それぞれの理由を胸に目指すは「ウォルセン陥落」ただそれのみ。「愛の逃走劇」は佳境へ突入!※あとがきは収録されていません。【目次】緑の鈴を、振る/巫女姫の銀の指環
この巻のあらすじ
緑属柱神候補・ウォルセンを偏愛するアシュアイードは、彼をやっとの思いで手中に収め、ひと心地ついていた。しかしそれも束の間、少女ナルレイシア(疫病神)の登場で、ウォルセンは再び渦中の「人」ならぬ「神」に! ナルレイシアはここぞとばかりに「女優」になってこの苦境を突破しようとするが、ウォルセンはそう簡単には神の座についてくれず…。愛の逃走劇も大団円? 緑の章、これにて完結!※あとがきは収録されていません。
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