瘴気に満ちた世界バルヴァローズを舞台に、女神の眠りを守るために生まれた「聖石の使徒」たちの旅と任務を描くファンタジーシリーズ。石墨や珊瑚などの聖石を抱いて生まれた子供たちが、神殿や各地の街を巡りながら、瘴気の浄化や神殿の依頼に関わっていく。中心には石墨を抱くアラクセイトと、彼女を導くカーラたちがいて、修行、護衛、救出、過去の出来事などを通じて関係が広がる。神話的な創世設定と、聖石の種類や加護の違いを軸に、神殿社会の仕組みと各地の事情が積み重なっていく。外伝や番外編では、師匠格の人物や別の聖石の子供たちの過去も補われる。全11巻。短編・外伝を含む関連作が並ぶ構成。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 宝石や石の設定が印象に残り、世界観の作り込みを楽しむ読み方に向く。
- 珊瑚の使徒や聖石の子供たちの関係性が魅力で、コンビや師匠まわりのやり取りが見どころになる。
- 可愛い、綺麗、美人、オトコマエといったキャラクター造形の強さが目立つ。
- 軽快でサクサク読める巻があり、修行・調査・事件解決の流れを追いやすい。
- 外伝や番外編も含めて広がる構成で、設定や脇役まで拾う楽しさがある。
こんな人におすすめ
- キャラクター同士の掛け合いや関係性の変化を追うのが好きな人。
- 宝石・鉱物モチーフや異世界ファンタジーの設定を楽しみたい人。
- 本編だけでなく外伝や番外編も含めて読むのが苦にならない人。
- じれったいロマンスや、進展がゆっくりな関係を味わいたい人。
- 途中で細かい設定や名前を覚えながら読むタイプの読者。
人を選ぶポイント
- シリーズ全体で続刊待ちや放置感が強く、区切りの悪さが気になりやすい。
- 本編より外伝が多めに感じられる巻があり、目的の話が進まない印象を受けやすい。
- 説明や心理描写がくどく感じられる場面がある。
- 一部の同時収録作や番外編は好みが分かれ、消化不良に感じる読者もいる。
- 登場人物や固有名詞が多く、久しぶりに読むと内容を忘れやすい。
テンポ・読後感
- 展開は比較的軽快で読み進めやすい一方、要所で引きが強く続きが気になる。
- 事件や思惑が重なって、状況把握に少し時間がかかる巻もある。
- ロマンスは自覚が遅く、じれったさを楽しむ空気がある。
- 外伝や番外編が挟まることで、本筋の進行はゆるやかになりやすい。
- かわいさやユーモアがある反面、未解決感や不穏さも残る。
キャラクターへの評価
- アラクセイトは天然で可愛い、でも力が強くて危うさもある存在として受け止められている。
- セイやカーラは、受け身に見えても関係の主導権や動揺が印象に残る。
- イーダルドは年少ながら気配りができ、健気さが目立つ。
- ガネルやアークは、お人好しさや不器用さ、動揺の描写が好意的に見られている。
- 一部の男性キャラや師匠側の対応は、厳しさや受け付けにくさを感じる声もある。
巻一覧
この巻のあらすじ
万能の至高神セイトーリによって創造された世界、バルヴァローズ。この世界に生じた瘴気を浄化するために、女神は眠りについた。そして、その眠りを守るため、聖石の使徒は生まれた。――石墨を抱き生まれたアラクセイトは、優秀とはいえない聖石の子供だった。しかし、彼女は副神殿長に呼ばれ、ふたりの珊瑚の使徒と出会う。そして、瘴の女神を目覚めさせないための手伝いをすることに…!?※あとがきは収録されていません。【目次】バルヴァローズ創世神話/其は焔をまとう者/瘴の女神を癒す者
この巻のあらすじ
アラクセイトは石墨を抱いて生まれてきた聖石の子供。かつて喪月神にさらわれたものの、無意識に発した凄まじい力によって助かっている。だが、その力を制御できずにいる彼女は、黒珊瑚の使徒カーラたちのもと、親友のソラミイノとともに修行に励んでいた。そこへある日、ひとりの少年がカーラに助けを求めてきた。しかし、カーラがそれを断ったため、少年はアラクセイトを誘拐して…。※あとがきは収録されていません。【目次】バルヴァローズ創世神話/其は力を放つ者/夢紡ぐ聖女
この巻のあらすじ
黒珊瑚の使徒カーラたちのもと、アラクセイトは親友ソラミイノとともに修行の旅を続けていた。そんなある日、晶花の神殿でソラミイノの行方不明であった兄が帰還したという知らせを受け、一行は彼女の故郷へ向かった。そこで兄と再会したソラミイノは、困惑する。兄の姿は、彼女の記憶にあるまま成長していなかったのだ。そして、彼女はカーラたちが自分に同行した本当の意味に気づいて…!?※あとがきは収録されていません。【目次】バルヴァローズ創世神話/其は天秤をかざす者/海と月の宝石
この巻のあらすじ
兄を探すため、家を飛び出したソラミイノ。そんな彼女の重荷にならないよう、アラクセイトは必死だった。しかし、正体不明の胸騒ぎにかられ、兄の気配を探っていたソラミイノの邪魔をしてしまう。親友の少女を激怒させた彼女は、困り果てながらも胸騒ぎの原因を彼女なりに考えていた。そこへ異変が生じ、大地から凄まじい『力』が噴き出す。それは、美しい獣を生み、彼女に敵意を向けるが…!?※あとがきは収録されていません。【目次】バルヴァローズ創世神話/其は天秤をかざす者II
この巻のあらすじ
聖石の子供石を使って、空の移動を繰り返していたアラクセイトたち。しかし、ガネルオージェが飛行中、力の制御に失敗したために翠濫にある森の中に落ちてしまう。そこで、彼らはひとりの少女と出会った。空の移動に風霊――別名イーオダールの子供たちの助力を得ていたことから、少女はガネルオージェのことをイーオダールの息子と勘違いして!? 本編に加え、番外編≪玻璃の籠≫を収録。※あとがきは収録されていません。【目次】バルヴァローズ創世神話/其は水に遊ぶ者/玻璃の籠
この巻のあらすじ
アラクセイトたちが、強制的に留まることになった翠濫。砂漠に隣接したそこは、本来なら滅びるはずの街であった。だが、街はある。カンラタールの息子、ファーリィンを犠牲にすることで――。アラクセイトたちが街に来てから、翠濫では火事が頻発していた。どこか悪意を感じるそれに、彼女たちは慎重な行動を余儀なくされる。だが、瘴気から逃れるため、アラクセイトは炎を放ってしまい…!?※あとがきは収録されていません。【目次】其は水に遊ぶ者II/夢のかなう日
この巻のあらすじ
祖国にとどまれば災いの種となり、他国にあっては繁栄の源となる。そう予言を受けた紫蘭国の王女エーメンティアは、輿入れのため翼飛国へ向かう。――輿入れの一団に護衛として参加するセイとイイオーンは、襲いくる賊を連日退けていた。だが、王女をよく思わないイイオーンは、いつしか淡い殺意を抱くようになる。そして、それは侍女カートーンの言葉によって、明確な意志となって…!?※あとがきは収録されていません。【目次】揺籃の瞳/晴嵐姫
この巻のあらすじ
滞納した家賃を大家に払うべく、ファヴランは稼ぎを手に必死に自宅へと向かっていた。だが、間に合ったと思った瞬間、彼の不幸は始まる。ファヴランの帰りを神兵が待ち構えていたのだ。聖石泥棒の汚名を被せられ、彼は神殿へと連行されてしまう。その後、冤罪だと証明はされるが、ファヴランの特異な能力を知る聖石の使徒らの要請で『迷わずの森』の案内役を半ば強制的に承諾させられて…?※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
黒珊瑚を抱いて生まれた伽羅は、神殿で密かに英才教育を受けている聖石の子供。水の加護があまりにも強いせいか、その肉体は性的に未分化で、男でも女でもない。瘴気を宿す体質であるため、その稀有な能力を外で活かそうとしても、組めるパートナーが見つからなかった。そんな伽羅が、血赤珊瑚を抱いて生まれた聖石の子供、セイタマールとともに、ある任務を遂行するよう命じられて……!?※あとがきは収録されていません。
この巻のあらすじ
男でもなく女でもない。性が未分化だった伽羅が女になった。「女になったら一緒に仕事はしない」とセイタマールが宣言していたため、ふたりの関係はぎくしゃくし始め、ついにコンビも解消!? しかし、『玉響』に魅せられたある男が起こした事件がふたりを追いつめて…。「わたしはあなたがいい! 命を預けるのは、あなたでなければいやです!」大人気シリーズお師匠様編、怒濤の展開に!※あとがきは収録されていません。
すべての巻を見る(全11巻)
この巻のあらすじ
この世界の瘴気を浄化する女神の眠りを守るため生まれた「聖石の使徒」たち。そんな彼らを導く師匠コンビ、カーラとセイタマールの過去の物語。性が未分化だったカーラが遂に女になってしまい、セイタマールはコンビ解散を決める。しかし、『玉響』に魅せられた謎の男にカーラが攫われ、セイタマールは救出を試みるのだが…!? 悲劇を乗り越えた先に救済が!? お師匠様編、感動の完結!※あとがきは収録されていません。
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