現代の高校を舞台に、人前で本音を隠して振る舞う男子高校生と、一人の中に二人の人格を抱える転校生・水瀬秋玻/春珂を中心に進む学園恋愛シリーズ。恋愛の始まりは、二つの人格への気持ちや秘密の共有、友人たちとの関わりで少しずつ形を変えていく。文化祭、修学旅行、クラス会、進路といった学校生活の節目を通して、主人公は自分の振る舞いと向き合い、秋玻と春珂も自分たちのあり方を考えていく。恋愛関係だけでなく、名前や人格の切り替わり、過去の自分とのつながりが物語の軸になる。全体として、秘密の共有と関係の整理を経て、その後の日常や卒業前後の時間へ広がっていく。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
彼が恋したのは二重人格のクラスメイトだった。
編集部
読書好きの高校生が二重人格のクラスメイトに恋し、彼女の秘密がばれないように協力しながら学園生活を送る青春ストーリー。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
ミステリアスな二重人格ヒロインに惹かれる人 交換日記にロマンを感じる人 読書家の主人公の内省的モノローグに浸りたい人
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AI分析(あらすじ)
学園恋愛、三角関係、二重人格を軸にした現代ものが気になる人。秘密の共有や自己認識の変化を追う話を探している人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
岬鷺宮は日本のラノベ作家。投稿作「失恋探偵ももせ」が『電撃文庫MAGAZINE』に掲載されデビュー。代表作は以下。 * 陰キャになりたい陽乃森さん(電撃文庫) * 魔導書作家になろう! (電撃文庫) * 日和ちゃんのお願いは絶対(電撃文庫) * 恋は夜空をわたって(電撃文庫) * あした、裸足でこい。(電撃文庫) * 午後4時。透明、ときどき声優(電撃文庫) * 大正空想魔術夜話 墜落乙女ジヱノサヰド(電撃文庫、2014年4月) * 失恋探偵の調査ノート 〜放課後の探偵と迷える見習い助手〜(メディアワークス文庫、2014年12月) * 放送中です! にしおぎ街角ラジオ (メディアワークス文庫、2015年5月) * 踊り場姫コンチェルト(メディアワークス文庫、2016年7月) * 読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから(電撃文庫、2017年4月) * 僕らが明日に踏み出す方法(メディアワークス文庫、2017年7月) * 空の青さを知る人よ Alternative Melodies(原作:超平和バスターズ、電撃文庫、2019年10月) * みみみみ -神手洗澪には未来が視える-(MF文庫J、2024年9月) * ふれる。 Spin-off Wanna t(ouch) you(原作:映画「ふれる。」、電撃文庫、2024年10月)
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
Hitenは台湾出身のイラストレーター。ラノベのイラストを数多く手掛ける。代表作は以下。 * 『世紀末救世主伝説 ―魔王― 〜勇者の少女を育てるために、魔王の俺が人間界の世直し始めました〜』 (著:松山剛、一迅社〈一迅社文庫〉 * 『読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから』 (著:岬鷺宮、KADOKAWA〈電撃文庫〉) * 『※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。』 (著:弥生志郎、KADOKAWA〈MF文庫J〉) * 『※妹を攻略するのも大切なお仕事です。』 (著:弥生志郎、KADOKAWA〈MF文庫J〉) * 『義妹生活』(著:三河ゴースト、KADOKAWA〈MF文庫J〉) * 『聖語の皇弟と魔剣の騎士姫 〜蒼雪のクロニクル〜』 (著:春楡遥、KADOKAWA〈MF文庫J〉) * 『あした、裸足でこい。』 (著:岬鷺宮、KADOKAWA〈電撃文庫〉)
編集部
二重人格のクラスメイトに恋した主人公が彼女に協力を申し出て、交換日記を通しお互いへの理解を深めていくさまが丁寧に描かれ、物語の世界にどっぷりのめりこんでしまった。ラストの四季の選択が切ない余韻を与える。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 二重人格ヒロインとの「三角関係」と、交換日記を通じた距離感の変化に惹き込まれる。
- 「自分とは何か」「他者から見た自分像」といったアイデンティティを、思春期の悩みとして真っ向から描く点が評価されている。
- 文化祭・修学旅行・解散会・進路選択など、高校生活の節目ごとに関係性が揺れ動く構成が好印象。
- 重い内省パートと、周囲キャラのユーモアや日常エピソードが交わる読み心地のバランスが魅力だ。
- 本編後の日常や卒業・受験まで描くアフターストーリーで、三人の絆やその後をじっくり味わえた。
こんな人におすすめ
- ミステリアスな二重人格ヒロインと、非対称な三角関係の心理描写に興味がある人。
- 交換日記のやりとりや、言葉を通じて距離が縮むロマンスを好む人。
- 主人公の内省的モノローグや、自己同一性をテーマにした青春小説を読みたい人。
- 文化祭・修学旅行・クラス解散など、学校行事を軸にした群像劇が好きな人。
- 甘酸っぱい恋愛描写の奥に、やや重めのテーマ性も楽しめる作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 十代向けの「隠し事のない関係こそ正しい」といった主人公の価値観が、読者の肌感覚と合わない。
- 通常のラノベより重めで、説明や情景描写が多く、キャラ同士の会話や感情の起伏が読み取りにくいと感じる読者もいる。
- 物語後半は秋玻・春珂の口調や雰囲気が似通い、人格の区別がわかりにくくなる。
- ヒロイン側のアプローチが大胆になる場面があり、予想外のドキドキ感や違和感を覚える。
- 中盤以降はペースが控えめになり、焦燥感や「共有」関係のもどかしさが続くため、一気読み向きではないと感じる人もいる。
テンポ・読後感
- 全体として繊細で「お洒落」な空気感があり、キャラの内面を丁寧に磨き上げていく文体が好評。
- 切なさや重さを感じさせつつも、ラノベらしい明るさやコミカルなエピソードが混ざるバランスだ。
- 文化祭や解散会などイベント前後は盛り上がり、修学旅行や進路相談の巻ではじっくり進む「充電」的な tempo になる。
- クライマックス前後は「自分は誰か」を巡る内省が強まり、小説というより自己啓発的な雰囲気に近づくと感じる読者もいる。
- 最終巻付近のアフターストーリーは、のんびりした日常エピソード中心で、これまでの歴史を振り返りながら読める余韻型の読み味だ。
キャラクターへの評価
- 矢野(四季)は誠実で内省が深く、自分の気持ちや在り方を探る姿が印象的だ。
- 秋玻・春珂は対照的な二人格として描かれ、後半になるほど積極的・大胆な面が際立つと評される。
- 霧香は鋭い指摘役でありつつ、フリーデータンな地の文や演じる才能で場を和ませる存在だ。
- クラスメイトや知人が語る「矢野像」を聞き回る場面では、周囲の視点から三角関係が立体的に見える。
- 千代田先生や『失恋探偵』登場人物など、大人・外部キャラのアドバイスが主人公の転換点になる場面も評価されている。
巻一覧
この巻のあらすじ
『このライトノベルがすごい!2019』(宝島社 刊)文庫部門 新作3位獲得の、いま一番切なく愛しい三角関係恋物語。 僕と「彼女たち」の不思議で歪な三角関係。その距離はどこまでも限りなく、ゼロに近づいていくーー。
人前で「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋したのは、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻だった。けれど、彼女の中にはもう一人ーー優しくてどこか抜けた少女、水瀬春珂がいた。 一人の中にいる二人……多重人格の「秋玻」と「春珂」。彼女たちの秘密を知るとき、僕らの関係は不思議にねじれてーーこれは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語。
この巻のあらすじ
『このライトノベルがすごい!2019』(宝島社 刊)文庫部門 新作3位獲得の、いま一番切なく愛しい三角関係恋物語。
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕は秋玻と恋人に、春珂と親友になった。 そんな幸福にどこか浮かれていたある日、僕らは友人の須藤伊津佳から相談を受ける。告白をされたいう相談ーーその相手は、同じく友人の広尾修司。それを知った僕らは、二人の仲を取り持つために奔走し始め……けれど、そのとき僕は、まだ気づいていなかった。その出来事が僕らの不確かな関係を、秋玻と春珂を大きく、変えることに。 --僕と彼女と彼女が紡ぐ、不思議な三角関係恋物語は、続く。
この巻のあらすじ
文化祭実行委員なんて、柄じゃない。でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。再会なんてしたくなかった。霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから……。 華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。 もう戻れない僕らの関係。揺さぶられる『僕自身』のあり方。そして、舞台の幕が上がるーー。 僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
この巻のあらすじ
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋はーーある日、唐突に終わりを迎える。 そして……。
--そして彼は、変わってしまった。 だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」をもう一度、取り戻すために。すれ違いの修学旅行のなかで、わたしたちは彼を、矢野くんを、わたしたちの想い人を、追いかける。 そうーーたとえ、わたしたちがもう、恋人ではないとしても。 わたしとわたしと彼が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
この巻のあらすじ
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。僕は自分を助けてくれた彼女たちと、ある約束を交わした。 それは「二人に同じだけ恋する」ということ。デートで、部室で……次々と交わされる、胸を焦がすような甘いやりとりに、僕はおぼれていく。 でも……心のどこかで警報が鳴っているーーこのままでは、いけないと。 焦って空回った僕は、憧れの大人達と触れ合っていくなかで、いつしか理解していく。モラトリアムの終わりを。僕がするべきこと。しなければ、いけないことを。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
この巻のあらすじ
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。そのどちらも選ばないまま過ごした甘い時間の終わりに、僕と彼女と彼女の、本当の恋が始まった。 再び短くなっていく、入れ替わりの時間。二人といられるかけがえのない時間が、二重人格が、終わるーーそんな予感に包まれるなか企画したクラス会で、秋玻と春珂はみんなに、自分たちの秘密を明かした。 「それでも、覚えていてほしいんだ」 忘れない。いま僕の前にいる、どちらも間違いなく本物の、秋玻と春珂。でも僕のために、そして二人のために……僕は選択する。そして僕が二人の向こうに透かし見た「彼女」はーー。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
この巻のあらすじ
一人の中にいる二人の少女「秋玻」と「春珂」。彼女たちと恋するなかで、僕は「自分」がわからなくなってしまう。 --僕って、どんなやつだったっけ? 明るい作り物の僕と、その裏にいた繊細な、本物の僕。……本当にそうか? 春休み。再び明るくなった僕は、支えてくれる秋玻、春珂と一緒に、自分を探しはじめる。そして入れ替わりの時間が短くなってゆく彼女たちにも、同じように自分への疑問に向き合うときが来る。 「--わたしたちって、二重人格って、なんなんだろう?」 二重人格の彼女とともに過ごした一年を辿り終えたそのとき、僕は終わりゆく「彼女たち」の最後の願いに触れるーー。 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
この巻のあらすじ
二重人格の終わり。それは「秋玻」と「春珂」、どちらかの人格の消滅を意味していた……。
「矢野君が、選んで?」 「選んでくれた方が、残ります」
わかっていたことだった。それでも、あまりに残酷なその結末に、僕は答えが出せないままでいた。
いよいよ境界を失いつつある二人と僕は、彼女のルーツを探る旅へと出る。 その果てに明らかになる、二重人格の真実とはーー。 そして、僕らが見つけた『答え』とはーー。
僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語、堂々の完結。
この巻のあらすじ
奇妙な三角関係が終わりを告げてしばらく。僕と彼女を待っていたのは、当たり前の、だけど何より願っていた日常だった。 恋人どうしの何気ないやり取り、級友と過ごす高校最後の夏、それぞれの進路、そして卒業ーー。 二年前、僕らの物語はあの教室で始まって、きっとまだその途中にいる。 切なく愛しい恋物語。二人の“今”を鮮やかに綴るアフターストーリー。
星評価・感想
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