現代の東京を舞台に、人狼の青年・月森冬馬と恋人の柚本深雪、記憶を失った少女や妖術士、龍人族、悪魔族が交錯する伝奇バトルシリーズ。変身能力を失った冬馬は、妖術の指輪で黄金狼ラグナウルフの力を取り戻しながら、その代償とも向き合うことになる。綾瀬由花の体内に封じられた邪龍、鬼族の因縁、妖魔や院の長・桜の策謀が重なり、個々の事件が都市規模の抗争へ広がっていく。冬馬と深雪の関係を軸に、由花、桂、縁、響、燐らの事情が絡み、力の回復、封印、血筋、復讐の要素が横断する。本編とは別に、初期設定を扱う単巻と短編・中編をまとめた『remains』2冊がある。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 人狼族の恋愛と戦いを軸に、バトルロマンスとして読める構成。
- 椎名優の挿絵が強く印象に残り、作品の魅力を底上げしている。
- 心理描写や戦闘描写に引き込まれ、勢いで読める巻がある。
- 番外編や外伝まで含めて世界観を広げる楽しさがある。
- 旧来のラノベらしい熱量や、懐かしさを感じる作風が刺さる。
こんな人におすすめ
- 90年代〜2000年代前半のライトノベルの空気感が好きな人。
- 人狼、妖魔、異能バトル、宿命ものに惹かれる人。
- 1対1の恋愛関係を軸にした作品を読みたい人。
- 挿絵込みで作品世界を味わいたい人。
- 多少の粗さより勢いや雰囲気を楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 文章表現がくどい、説明的、独特で読みづらいと感じる場面がある。
- 巻が進むほどシリアスで重くなり、気軽さは薄れる。
- 戦闘や山場の盛り上がりに物足りなさを覚える巻がある。
- 展開が予定調和的、あるいは古い作風に見える可能性がある。
- いま読むと設定やノリに時代感を強く感じる。
テンポ・読後感
- 序盤は恋愛と日常の気配がありつつ、徐々に戦闘中心へ寄っていく。
- 中盤以降はシリアス色が濃くなり、緊張感が増していく。
- 追い詰められる展開が続き、読後感は重めになりやすい。
- 文章の癖はあるが、読みやすくなったと受け取る声もある。
- エピローグや余韻で印象を残すタイプの巻がある。
キャラクターへの評価
- 冬馬は守られるだけでなく、戦いに巻き込まれながら成長する主人公として見られている。
- 深雪は可愛い、ヒロインらしい、印象に残る存在として評価が高い。
- 燐、鷹秋、直純、由花など脇役陣も再登場で懐かしさを生。
- 桜は圧の強い敵として物語全体を引っ張る存在になっている。
- 作品によってはヒロイン像やキャラクター配置が王道で、そこに魅力を感じる声がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
「変身できない」狼男、月森冬馬は人狼族であることを除けば、いたって平凡な大学生……のはずが、ある朝目覚めた冬馬を待っていたのは、彼の妻と名乗る見知らぬ美少女・深雪だった。とまどいながらも次第に深雪にひかれていく冬馬。しかし、かつて冬馬に重大な悲劇をもたらした妖術士・御堂巽が現れ、二人は否応もなく戦いの渦へと巻き込まれてゆくことに……。
この巻のあらすじ
狂気の妖術士、御堂巽との闘いより半年。人狼としての変身能力を失った月森冬馬と、その恋人柚本深雪の前に、一人の少女―綾瀬由花が現れる。記憶の一部を失い、正体不明の怪物たちに狙われる由花。やがて姿を現した、怪物を操る謎の男・香沙薙桂の目的は、由花の体内に封じられた邪龍を解き放つことだった!運命に翻弄される少女を救うには、冬馬の黄金狼ラグナウルフとしての力が必要なのだが……。
この巻のあらすじ
妖術を秘めた指輪『久遠の月』を使い、最強の人狼・黄金狼の力を取り戻した月森冬馬。しかしそれは、同時に冬馬の体を蝕む魔性の指輪だった。冬馬は急速に進む体の変調を、深雪にすらうち明けられず一人苦悩する。そんな冬馬の前に現れたのは、倒されるたびにより強力な肉体を得て甦る鬼族の男、陣内甲牙だった。自らも理由の判らぬまま、ひたすら力を求める陣内。陣内の封印された記憶に秘められた秘密とは?そして冬馬の運命は――!?
この巻のあらすじ
妖術の指輪『久遠の月』を使って黄金狼ラグナウルフの力を取り戻し、鬼族の生き残り陣内甲牙を退けた冬馬。指輪に命を蝕まれる冬馬はしかし、深雪の献身によって心の平静を取り戻していた。そんなふたりの前に現れたのは、妖術士御堂巽の息子、縁だった。愛を知らず、人々の幸福を恨んで妖術をふるう縁を止めようとする冬馬たち。しかし『院』の長、桜の陰謀は、縁すら持ち駒として、冬馬の身に忍び寄る……。
この巻のあらすじ
『院』の長・桜の手に掛かり、冬馬の父・相馬は倒れた。あまりにも圧倒的な力を奮う桜に対し、最強の人狼「ラグナウルフ」である冬馬も、龍人族と悪魔族の力を併せ持つ桂も苦戦を強いられ、二人は心ならずも共闘する事となる。一方相馬の心臓をもとに作られた宝珠「最後の月」によって、秘めた力のすべてを解放した響は、さらに桂から奪った「種」を取り込み、暗黒の龍と化した。自らの運命を呪い、憎しみのままに渋谷の街を壊滅させ人々を虐殺する響を止めるため、静馬は単身立ち向かうが……。
この巻のあらすじ
傷ついた縁を救うため相馬が、暗黒龍と化した響との激闘で静馬が―桜の巡らした策謀の前に、冬馬の大事な人々が次々と斃されてゆく。そして、「古き月の力」を振るって桜に立ち向かう冬馬本人にも、最期の時が訪れようとしていた。深雪の必死な癒しの術も、限界を超えた冬馬の肉体を癒すことは叶わない……。一方、桜への復讐のための『最後の月』を用いて自らの身体に眠るすべての力を解放した桂の前には、桜の傀儡と化した最愛の妹、燐が立ちふさがった!
この巻のあらすじ
冬馬と深雪の命を懸けた戦いにより、龍人・桜は倒された。しかしそれは、新たな戦いの始まりだった。永遠の命を求めた桜がいたずらに生命を歪め生み出した異形の合成獣―“桜の妖魔”。強力な戦闘力を持ちながら、桜の力を以てしても制御不能な“桜の妖魔”は、桜の死によって封印から解き放たれてしまったのだ。燐が、鷹秋が、静華が、由花が、それぞれの想いを胸に秘め、“桜の妖魔”との戦いに身を投じるが……。本編開始以前の静馬の戦いを描いた幻の作品『銀の咆哮』を加え、全5編の短編を収録。
この巻のあらすじ
ついに燐が探し当てた“桜の妖魔”の巣、強力な“妖魔”達を産み落としてきた妖魔樹“母”の園――。そこで燐が見た物は、“母”から生まれ出んとする、かつてないほど強大な妖魔、“混沌”の姿だった。辛くも脱出した燐は、“院”の鷹秋らに共闘を申し出るが――。“桜の妖魔”との最後の戦いを描く書き下ろし中編『混沌の彼方』に加え、美しき赤狼・静華の戦いを描く短編『炎の面影』を収録。
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