後宮の夜叉姫
- 著者
- 仁科裕貴
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2019-2023
- 巻数
- 5巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
泰山の裾野に築かれた綜国の後宮を舞台に、十五歳の沙夜が尚異として怪異や事件の調査に関わる中華あやかし後宮譚です。亡き母との約束を胸に後宮へ入った沙夜は、怪死の疑い、求婚、女学院の騒動、首の出没や首なし死体など、宮廷内外で起こる異変に向き合います。人喰いの鬼と恐れられる存在や伝説の神獣ハク、皇帝緑峰らと関わりながら、後宮の制度や国境の情勢、同盟国との関係にまで話が広がっていきます。シリーズ全体では、後宮の事件解決を軸に、宮廷の秘密と国家規模の危機へと舞台が拡大します。最終巻では北方の異変と難民問題が物語の焦点になります。シリーズ全5巻で完結します。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 後宮を舞台に、怪異や陰謀をほどいていく中華ファンタジーとしての読みやすさがある。
- 白澤や天狐など、神獣・妖怪の存在感が強く、知っている伝承を見つける楽しさがある。
- 沙夜の行動力や成長、周囲との関係が少しずつ広がっていく流れが追いやすい。
- 事件解決だけでなく、女学院や異国の姫など新しい要素が入って変化がある。
- 軽快さと後宮ものらしい重さがほどよく混ざっていて、さくさく読める。
こんな人におすすめ
- 中華風後宮ファンタジーやあやかしものが好きな人。
- 神話・伝承モチーフのキャラや妖怪の正体当てを楽しみたい人。
- 事件解決型でテンポよく進むライト文芸を読みたい人。
- 主人公の成長や人間関係の広がりを追いたい人。
- かっちりした恋愛より、冒険や謎解き寄りの作品を求める人。
人を選ぶポイント
- 沙夜の優秀さや特別な設定が物語で十分に活かされない場面がある。
- 展開や情報の出し方が唐突に感じられる箇所がある。
- 物語の締めが慌ただしく、もう少しじっくり見たかった。
- 表紙イメージと本編の印象が少し違うと感じる人がいる。
- 人名や用語が多く、漢字の難しさで読み進めにくいことがある。
テンポ・読後感
- 1話ごとの事件は比較的軽快に進み、全体はサクサク読める。
- 後宮のしがらみや陰謀があるぶん、雰囲気にはほどよい緊張感がある。
- 妖や神獣の登場で、堅すぎず遊びのある空気が入る。
- 中盤までは面白く読めるが、終盤はややバタつく印象が残りやすい。
- シリーズを通して、次巻への引きが強く続きが気になる作り。
キャラクターへの評価
- 沙夜は優秀さと天然さが同居していて、設定盛りだくさんでも親しみやすい。
- 白澤は知識面で頼れる存在として印象が強く、猫やモフモフの姿も好評。
- 緑峰は立場や言動の振れ幅が大きく、気になる存在として見られている。
- 天狐は動きが出るほど魅力が増し、場面を明るくする役回りになっている。
- 母親や出生に関わる人物への関心が強く、周辺キャラの背景も注目されている。
巻一覧
この巻のあらすじ
泰山の裾野を切り開いて作られた綜国。十五になる沙夜は亡き母との約束を胸に、夢を叶えるため後宮に入った。 しかし、そこは陰謀渦巻く世界。ある日沙夜は後宮内で起こった怪死事件の疑いをかけられてしまう。 そんな彼女を救ったのは、「人喰いの鬼」と人々から恐れられる人ならざる者でーー。 『座敷童子の代理人』著者が贈る、中華あやかし後宮譚、開幕!
この巻のあらすじ
下級女官にもかかわらず突如緑峰から求婚を受けた沙夜。あまりにも突然の出来事に困惑する彼女だったが、どうやらそれには深い理由があるようで……? 一方、綜国は北に接する燎国から親善のために送られてきた姫について揺れていた。噂では“生まれながらにして災厄をその身に宿す、呪われし姫”だというのだがーー。 後宮に次々と起こる問題を、沙夜はハクの力を借りて解決することが出来るのか!? 大人気中華あやかし後宮譚、待望の第2巻! 序章 第一章 失われし秘薬 第二章 夜明けに咲く花の名は 第三章 屍人たちの女王 終章
この巻のあらすじ
皇帝である緑峰からやっかいな話が舞い込んだ。後宮内に妃候補達に向けた女学院を設立するにあたり、序列試験で首席を取って欲しいと言う。 緑峰の意図を汲み取り、無事に試験を首席で突破した沙夜。順風満帆……と思われたが、女学院の生徒達が次々と病に倒れ、その原因が沙夜にあると、あらぬ疑いをかけられてしまい!? 果たして沙夜は、様々な思惑が渦巻く後宮で謎の流行り病を解決し、自らの疑惑を晴らす事が出来るのかーー。
この巻のあらすじ
空飛ぶ首と、首なし死体が暴く、宮廷のある秘密──。
伝説の神獣ハクに弟子入りをしてから早半年、ようやく尚異としての仕事にも慣れてきた沙夜のもとに宮女達から奇妙な依頼が舞い込んでくる。 近頃、彼女達の身の回りで男の生首が出没し、あろうことか覗き行為をはたらいているという。 宙を浮遊する生首の行方を追う沙夜であったが、ちょうどその頃、同盟国・燎からやってきた下級宮女が首なし死体で発見されるという凄惨な事件に直面しーー。 痛快で摩訶不思議な、中華あやかし後宮譚・第4巻! 序章 第一章 首よさらば 第二章 断たれるは袖か、琴か 終章
この巻のあらすじ
押し寄せる、綜国最大の危機!! シリーズ最終巻。
国境付近での異変を探るべく、天狐と共に北方の地を訪れた沙夜。二人が目撃したのは、蝗害に遭い壊滅状態となった同盟国・燎からの無数の難民の姿だったーー。 青年皇帝・緑峰は、難民を救おうとするが、大臣たちの反対にあい、王座を追われてしまう。難民を排除しようとする新帝と、彼らをなんとしてでも救いたい緑峰と沙夜。二つの思惑がぶつかる時、世界の運命を左右する、大いなる秘密が明らかになる! 痛快で摩訶不思議な、中華あやかし後宮譚・最終巻! 序章 第一章 乱れし国土、紡がれし絆 第二章 胡蝶は誰がために夢を見る 第三章 その姫、やがて夜叉となり果てり 終章
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