本作は、男装して男子として学校に通う幼馴染の氷坂月と、彼女の事情を知った真一を中心に進む学園恋愛シリーズ。現代日本の学校、家庭、海辺の町、京都など身近な場所を舞台に、月が書く官能小説や同人誌、真一との体験取材が秘密の軸になる。月に想いを寄せる藍川や、距離を縮めようとするひみこ、鷹島真琴、佐藤も加わり、学園行事、夏休みの里帰り、修学旅行といった出来事のたびに関係が動く。男装、創作、恋愛感情が重なり合うなかで、月と真一の周囲に新しい人物が入り、関係の輪が広がっていく。秘密を守る立場と相手への気持ちの間で揺れる人物が増え、会話劇と小さな事件で物語がつながっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 亡き母の仕事を継ぎ官能小説家を目指すヒロインが、父の条件で男装して高校に通う設定の必然性。
- 幼馴染の主人公がその秘密を支える関係性と、素直に思い合う甘めのラブコメ。
- 奇をてこらしすぎない王道の進行で、巻を追うほど読みやすさや面白さが増す。
- ジャンプ系の微エロコメ(いちご100%・To LOVEる系)を彷彿とさせる軽快さ。
- ヒロインの健気さや秘密共有の関係性に、ラブコメとしての安心感。
こんな人におすすめ
- 幼馴染ルートの甘い学園ラブコメを好む読者。
- 男装・性別隠しネタを前提に楽しめる読者。
- タイトルの官能要素より、イチャイチャ主体の王道ラブコメを求める読者。
- 微エロやラッキースケベを許容できる読者。
- デビュー作らしいぎこちなさも含めて読み進められる読者。
人を選ぶポイント
- 体験取材を名目にしたエロ描写やラッキースケベが多く、不自然・あざといと感じやすい。
- 主人公の鈍感さ、主体性のなさ、言動への強いイライラや嫌悪。
- 正統派ラブコメとして物語密度や起伏が弱く、展開が読み飛ばし可能な部分もある。
- 展開を動かす新キャラ追加や師匠の言動の矛盾への違和感。
- 表紙・カラーと比べてモノクロ挿絵の完成度差への失望。
テンポ・読後感
- 全体は王道ラブコメだが、進行が遅く空回り感や物足りなさを指摘する声。
- 友達以上恋人未満の甘々な関係描写が中心で、刺激やインパクトは控えめ。
- 巻が進むにつれ面白さは増す一方、エロ要素の頻度も上がる。
- 学園祭編などは定番イベントの延長で、大きな転換より日常寄り。
- デビュー作としての未熟さはあるが、許容できる読者もいる。
キャラクターへの評価
- 男装して奮闘する氷坂月は健気で可愛く、幼馴染との秘密関係は支持が厚い。
- 主人公・小鳥遊真一は支える立場として好感を持つ評価もあるが、鈍感さや偉そうな言動への批判が目立つ。
- サブヒロインの藍川への好感が強く、一部読者は主人公の関係性選択に残念感。
- 新キャラのひみこは魅力不足で空気を読まないうざさ、鷹島も評判は芳しくない。
- 師匠は取材や人生相談の助力役だが、発言の一貫性欠如で理解しにくい存在。
巻一覧
この巻のあらすじ
氷坂月は家族同然に育った俺の幼馴染み。家の事情で離れ離れだったが、この春から一緒に暮らすことになった。 でも久しぶりに会った彼女の様子がおかしい。電車内でいきなり俺の手を自分のお尻に押し付けたり、スクール水着で風呂場に乱入してきたり……。さらになぜか男子の制服着て、「男」として学校に通いだして……!? 保健体育の授業を聞いて気絶しちゃうような温室育ちのお嬢様なのに一体なんで……? そして、そんな月を心配するあまり、ついに彼女が抱えている意外な事情(ひめごと)を知ってしまった俺は──?
この巻のあらすじ
唐突に現われた天真爛漫中学生・ひみこに、月と真一は官能小説と男装の 『事情(ひめごと)』 を知られてしまう。しかしひみこは自らも 「えっちな同人誌」 を描いていることをカミングアウト。秘密をばらすことよりもむしろ真一と月がこっそりしていた 『体験取材』 に興味津々! 二人にえっちなことを実演してみせるよう頼んできて── さらにそれだけに留まらず、藍川が真一に抱いている想いを知るやいなや、どんどん悪ノリがエスカレートしていき……!? 絶好調のギリギリひめごとラブコメディ、シリーズ第2弾!
この巻のあらすじ
夏休み。藍川から別荘へ来ないかと誘いを受けた月と真一。しかし、なんとそこは月の実家のほど近く。この際藍川に事情を話し仲間になってもらおうと、二人は男装の 『賭け』 をしている月の父親を説得すべく、故郷の海辺の町へと向かう──が、説得はトラブル続きで大混乱! でもそのおかげで、月と真一の 『体験取材』 に進展があったり、藍川と合流した後、海辺や別荘で、夏の開放感もあいまって友情以外にもいろいろと深めあっちゃったり……♪ いつにもましてギリギリでキケンな香りの里帰り編!
この巻のあらすじ
夏の海で親睦を深め、強い絆で結ばれた月、真一、藍川の3人。イベントだらけの二学期も、力を合わせれば── と、考えていた矢先思わぬトラブルが襲いくる。男装をして生活している月に、女の子からラブレターが舞い込んだのだ。送り主はひみこと同じ中学のちょっとツンツンな女の子、鷹島真琴。超・積極的な彼女のアプローチの前にタジタジの月をフォローするため、真一と藍川は奔走するが……。 そして月は自分の作品についてや、藍川が加わってますますカゲキ♪ になった体験取材について、思うことがあるようで ──?
この巻のあらすじ
京都へ修学旅行にやってきた月たち。定番の清水寺や金閣・銀閣を回って観光を楽しんだり、夜はトラブルメーカーひみこ(なぜか現地で一緒になった)発案の野球拳勝負をしていつも通りちょっとエッチな展開になったりと、旅行を満喫する一行。 しかしそのさなか、月たちは地元で同じ中学だった少年・佐藤と遭遇してしまう。過去、月に好意を持っていた彼はこの機会に再びアタックしようとする気配を見せて……。佐藤の強い想いに複雑な心境の真一は……そして渦中の月はどうなる!?
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