十年前に竜の大群が出現し、魔剣『竜剣』の精製で人類がかろうじて持ち直した世界を舞台にした竜狩りファンタジー。少年ジルは東方の女剣士・咲夜と組み、王女ティナ、理事長ベルクマン、学院の竜狩りたちと関わりながら、長老竜や竜王に連なる事件へ踏み込んでいく。魔術で自分専用の剣を作り、竜を斬った分だけ力を伸ばす仕組みが物語の軸で、学園での訓練や隣国との接触、王家の秘密、復讐心をめぐる対立が重なる。さらに、湖に住む特殊な種族との交渉や、新世代の竜狩りの育成計画なども絡み、竜をめぐる問題は王国の内部と外部の両方へ広がっていく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 竜と人類の対立を軸にした、復讐色の強いダーク寄りファンタジーとして読まれている。
- 養成学園ものの形を取りつつ、序盤から緊張感のある戦闘や容赦のない展開が目立つ。
- 竜や王国の因縁、盟約騎士の仕組みなど、シリーズを通して設定の謎解きが進む構成が評価されている。
- ジル、咲夜、ティナ、フルフルなど、立ち位置の違うキャラ同士の関係性が読みどころになっている。
- 最終巻まで読むと、物語全体がきれいにまとまった。
こんな人におすすめ
- 復讐や因縁を軸にした、少し重めの異世界バトルが好きな人。
- 学園ものでも明るさより緊迫感や死の近さを求める人。
- 竜、剣、王国の秘密などの設定を少しずつ明かしていく作品が好みの人。
- 主人公の成長や、ヒロイン同士の立ち位置の変化を楽しみたい人。
- シリーズを通して最後まで追い、伏線回収や着地を見届けたい人。
人を選ぶポイント
- 途中巻から駆け足感が強くなり、詰め込み気味に感じる場面がある。
- お色気やラッキースケベの挿入が多く、物語の緊張感を削ぐと受け取られやすい。
- 竜の強さや戦闘の説得力がやや弱く見える箇所がある。
- 主人公や仲間が丸くなり、復讐の尖りが薄れることに物足りなさが出やすい。
- 挿絵の配分やキャラ描写の偏りに不満が出ている。
テンポ・読後感
- 序盤から死や敗北が近い、張りつめた空気で進。
- バトルは勢いがあり、読みやすい一方で巻によっては展開が急ぎ足に感じられる。
- シリアスとコミカル、サービスシーンが混ざるため、重さ一辺倒にはなりにくい。
- 中盤以降は核心に近づく展開が増え、終盤は一気に畳む印象が強い。
- 全体としてはダーク寄りだが、読後感は比較的すっきりしている。
キャラクターへの評価
- ジルは復讐心の強い主人公として見られつつ、巻が進むとお人好しさや甘さも目立つ。
- 咲夜は強キャラとして存在感が強く、関係性の面でも優勢に見られやすい。
- ティナは迂闊さやドジっ子気質で印象に残るが、メインヒロインらしさは好みが分かれる。
- フルフルは可愛さと安定感で好感度が高く、脇を支える人気がある。
- 脇役や教官、敵側の人物も含めて、立ち位置が明確なキャラは印象に残りやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
十年前、竜の大群がどこからともなく出現し、世界は滅亡の危機にあった。しかし、アルキミア王国は竜を殺せる特殊な魔剣「竜剣」の精製に成功。反抗に転じた人類はかろうじて竜たちを押し戻し平和を取り戻した。それから十年。ある目的を胸に秘めた少年「ジル」は東方の女剣士「咲夜」とチームを組み竜討伐の途中、王国の若き王女「ティナ」と出会う。魔術で自分だけの剣を創り、竜を斬った分だけ強くなれ!手島史詞が贈る、新感覚竜殺し学園ファンタジー。
この巻のあらすじ
学園の理事長に就任したベルクマンは、隣国の、ある特殊な種族との接触をはかるよう、ジルたちへと依頼する。長老竜の手がかりが欲しいジルは渋々、ティナと咲夜、フルフルらをともないその種族が住む湖へと向かうのだが、そこには特殊な竜が待ち構えていて――。
この巻のあらすじ
王国と袂を分かつ竜狩りの学院で復讐の時を淡々と待つジルと咲夜は、ある戦いのさなか、湖での戦いで古竜の力を手にしたティナが自分たちに匹敵する強大な力を手にいれたことを偶然知ってしまう。その頃、王家の秘密を探っていた剣聖のひとりが、王国で秘密裏に進められていた新世代の竜狩りの育成計画と、その完成形の竜狩りと遭遇。その圧倒的な魔力に敗北を喫していた。ジルは新世代の竜狩りの脅威から学院を守りきることができるのか、そしてジルと咲夜に強い復讐心を抱く新世代の竜狩りの正体とは。竜を狩って強くなれ! 手島史詞の竜狩りファンタジー第三弾登場!
この巻のあらすじ
5年前に起こった2柱の竜王イグニスとアルゲントゥムとの争い。その真実を知ったジルとティナは、アルゲントゥムの復活を阻止するため竜狩りたちをまとめ、アルキミア王城へと攻め入ることを提案するが、いまの弱くなったジルでは勝てないと立ちふさがる教官ベルクマンに返り討ちにされてしまう。かつての己の力が復讐心から生まれ、その情熱が薄れたことで以前ほどの戦いへの執着が薄れたことに気づいたジルは、着々と力を蓄えるアルゲントゥムの存在に焦りを覚える。ジルとティナは、邪悪な竜王アルゲントゥムを倒すことができるのか。竜狩りファンタジー、ついに終幕!
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