霧の上に浮かぶ島々を、空を飛ぶことでつなぐ世界を舞台にした冒険ファンタジーです。武装郵便屋の少年ウィルと、空を怖がる相棒ジェシカが、記憶を封じた封書を運びながら各地の依頼に向き合います。物語は、空の最果てを目指す二人の旅を軸に、霧妖、霧鍵式、七つの鍵、失われた文明などの要素を広げていきます。後半では北の大陸ティエラや機械の翼をもつ無人機、魔女たちも登場し、空の世界の成り立ちへと話が及びます。シリーズ全体では、配達の仕事と空戦、世界の秘密の探索が並行して進みます。続編群では北の大陸をめぐる新章が展開し、世界設定の背景がさらに掘り下げられます。新章の後は、空の果てと世界の構造に関わる要素が前面に出ます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 霧の上に浮かぶ島々と翼舟で結ぶ空の旅が、世界観の強い引きになっている。
- 2人でないと飛べない関係性が、バディものとしてのロマンと切なさを両立している。
- 封書の配達を軸に、冒険・空戦・過去の因縁が少しずつ重なっていく構成が好評。
- ウィルとジェシカの掛け合い、毒舌と不器用さのバランスがキャラの魅力として受け止められている。
- 伏線回収や終盤の盛り上げ、イラストとの相乗効果を評価する声が目立つ。
こんな人におすすめ
- 空を飛ぶ冒険ファンタジーや、飛空船・郵便屋モチーフに惹かれる人。
- バディの信頼関係や、口の悪いヒロインとの掛け合いを楽しみたい人。
- 王道展開でも、世界設定や伏線の積み上げを重視する人。
- 1冊ごとの爽快感より、シリーズで関係性が深まる作品を追いたい人。
- 戦闘だけでなく、旅情やロマンのある空想世界を読みたい人。
人を選ぶポイント
- 戦闘描写の迫力や臨場感が物足りないと感じる読者がいる。
- 専門用語や設定が多く、流れを追いにくい巻がある。
- 過去回想と現在進行が交互に入る構成を、読みづらいと受け取る声がある。
- 物語の複雑化で、序盤の勢いより分かりやすさが落ちる場面がある。
- 誤字や表現の粗さ、見せ場の弱さを気にする感想も見られる。
テンポ・読後感
- 空を駆ける場面は爽快で、風や速度感を楽しめる。
- 全体の手触りは王道寄りだが、切なさとロマンが強い。
- 会話は軽快で、重い展開もキャラ同士のやりとりで読みやすい。
- 中盤以降は過去の真相や因縁が絡み、シリアスさが増していく。
- 巻によってはバトル中心、別の巻では回想中心になり、読後感の温度差がある。
キャラクターへの評価
- ウィルは未熟さやへたれ感がある一方、要所で格好よさが立つ。
- ジェシカは毒舌で強気だが、相棒への依存や信頼が魅力として受け止められている。
- 2人の関係は、補い合うだけでなく対等な相棒として見られている。
- レンやヒルダ、ビルギットなど脇役も印象を残し、特にヒルダの存在感が強い。
- 敵側や新キャラの謎が物語の引きとして機能している。
巻一覧
この巻のあらすじ
約束だ。一緒に飛ぼう。空の最果てまで――
霧の上に島が浮かび、島々を行き交う交通手段は「空を飛ぶ」ことだけ――。 「霧妖」という魔物が棲む霧の海の上を飛び、命がけで人々の「想い」を運ぶ「武装郵便屋」の少年・ウィルと、その相棒(バディ)の不思議な少女・ジェシカの物語。 飛ぶのがヘタで風を読めないウィルと、過去の事件がきっかけで空が怖くなったジェシカ。それでも空に憧れ、飛ぶことにこだわる二人は、この世界の人々の唯一の情報伝達手段である、「封書」と呼ばれる記憶を封じ込めることができる手紙を運ぶ「郵便屋」を開業する。 ある日、二人に<夜姫>と呼ばれる少女から「届けて欲しい」と封書が持ち込まれる。しかし、厄介なトラブルメーカーである彼女の依頼が、まともな荷物なはずがなく……。 「影執事マルク」シリーズで人気、実力ともに評価される手島史詞が紡ぐ、最高に爽快な「空飛び」冒険ファンタジー。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
受取人はトランクに詰まった少女の死体!?
霧の上を島が浮遊し、空を飛ぶことでしか島を移動できない世界。 空に憧れ、まだ誰も見たことのない霧の底、「空の最果て」を目指す少年と少女の物語。
風を読むことが下手で、翼舟の操縦が下手な少年・ウィルと、過去に負った傷から空を飛ぶことが怖くなってしまった少女・ジェシカは、二人乗りの翼舟に跨り、空飛ぶ郵便屋「蝶と鯱」を経営していた。 彼らが運ぶのは、人々の記憶を封じた「封書」。
誰よりも早く、誰からも秘密を守り、命をかけてでも運ぶ――課せられた重責と引き替えにもたらされるのは、自由に空を飛ぶ権利。 お互いの欠点を補いながらでないと飛べない二人だったが、霧妖という魔物が棲み、霧に囲まれた空を命がけで疾走する。 そんな「蝶と鯱」に、謎の男からの依頼で封書が持ち込まれる。意気揚々と届け先に向かった二人着いたのは誰もいない廃墟。唯一残されたトランクの中には、膝を抱えたまま目を閉じた裸の少女が――。 今回の依頼には、この世界の創世記の伝承で大きな力を持つ「七つの鍵」の秘密と、それを狙う組織が関わっていて――
空の上を駆ける爽快冒険ファンタジー、待望の第二弾。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
過去への配達依頼――裏切りと傷跡の物語。
「墜ちろ――」 少女の羽を引き裂き、空から堕とした男。 なぜ、男は裏切り、そして世界を滅ぼそうとするのか――。 翼舟に跨り、空に浮かぶ島と島を行き交い、命を懸けて人の「記憶」を運ぶ武装郵便屋「渡り鳥」。郵便屋「蝶と鯱」を経営するウィルとジェシカに新たに舞い込んだ依頼は、かつての仲間であり――そして、ジェシカから空を奪った男への配達依頼だった。 空を失った少女・ジェシカと不器用で飛ぶことが下手な少年・ウィル。それでも「空の最果て」を目指す二人の、出会いの記憶。 約束と絆、裏切りと傷跡の物語。 「影執事マルク」シリーズの手島史詞の紡ぐ世界観を、鵜飼沙樹の美麗かつ繊細なイラストが彩る好評シリーズ。「霧鍵式」と呼ばれる魔法と空戦のファンタジー、好調第三弾!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
物語は新章へ!空の果てへの旅が始まる――。
「北の地には、来てはならぬのです――」 そう伝言を残して、ハイフォニアから消えてしまった<夜姫>ヒルダ。 失踪したヒルダを追って、ウィルとジェシカは北の大陸、ティエラへ。 そこから北へは行くことができない、「北の空の門」で、ウィルとジェシカが遭遇したものは、「機械の翼」をもつ無人機による攻撃だった! 壁に囲まれ、霧が薄く、<霧鍵式>が役に立たない世界。霧の文明とは違った、「失われた文明」をもつ北の大地には、この世界の成り立ち、さらには空の果てへの鍵が隠されているのか――。 すべての島を堕とし、世界の再構築を狙う<七つの鍵>、そして空の最果てを目指すウィルとジェシカ、そしてとんでもない力を持った「魔女」たちが、北の果てで相まみえる!! 魔法と空戦のファンタジー、新章に突入!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
明らかになる浮遊世界創造の謎!
瀕死の重傷を負ったウィルを背負い、冬の荒野を行くジェシカ。 イスカは攫われ、霧鍵式は使えず……。 満身創痍の二人は北の大陸・ティエラで進行しつつある、革命と名指された大陸崩壊への助走を止めることはできるのか。 そして、「七つの鍵」に隠された、たゆたう島の民・人類誕生の秘密とは……。 シュネーとヒルダの過去、旧文明に隠された霧の文明の創世の謎も徐々に明らかに。 物語が加速する新章第二弾!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
渡り鳥は空を飛ぶ。夢のため、封書のために。
突如として変貌したハイリッヒは何者なのか。 <霧>に耐性のない人々と、浮島の人々を繋ぐ七つの鍵・エインヘリヤルとは? 真実がそのヴェールを脱ぐとき、ある者は決断し、戦い、そして――。 ヒルダとシュネー、因縁のライバルの壮絶なる戦いが決着し、後に残された世界は滅びるのか、そして生き残るのは? 封書は踏みにじられ、大陸は沈む。 しかし、それでも<渡り鳥>、ウィルとジェシカは飛ぶ。夢のため、封書のために。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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