『ベノム』は、楽曲「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」をもとにした、現代の女子高生たちを中心に描く連作シリーズです。舞台は学校や家庭、SNS、推し活の場など、日常の延長にある現代社会で、十代の少女たちが抱える不満や孤独が『求愛性少女症候群』という不思議な現象として現れます。中心人物のナナ、ルル、エリムは、それぞれの悩みと向き合いながら、友人関係や進路、創作、家族との距離を探っていきます。物語は、症状の発現と対処を軸に、少女同士の関係や生活の変化を積み重ねる形で広がります。シリーズ全体では、複数の人物の視点と状況が交差し、同じ現象をめぐる個別の事情が少しずつ見えていきます。続編は同一主題の連作として整理できます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 裏アカ、自己承認欲求、学校での居場所づくりなど、今の学生に近い題材が読みやすい。
- 3人の女の子それぞれの悩みや性格の書き分けがはっきりしていて、キャラの立ち方が強い。
- 会話中心でテンポがよく、軽く読める青春ラノベとして入りやすい。
- 原曲の歌詞や雰囲気を拾ったワード配置や再現感を楽しめる。
- シリアスとコメディの切り替えがあり、女子同士の関係性を見ているだけでも楽しい。
こんな人におすすめ
- ボカロ曲『ベノム』や関連曲から入って、ノベル化を試したい人。
- 学園もの、女子高生同士の会話劇、青春寄りのラノベが好きな人。
- 現代的な悩みやSNSっぽい題材に親しみがある人。
- キャラ重視で、雰囲気や関係性を楽しみたい人。
- さらっと読める作品を探している人。
人を選ぶポイント
- 原曲の世界観を強く期待すると、雰囲気の再現度に物足りなさを感じやすい。
- 症候群や悩みの扱いが軽く見える場面があり、設定の詰めの甘さが気になりやすい。
- 終盤の盛り上がりや解決の手応えが弱く、尻切れトンボに感じることがある。
- 会話の多い場面では誰が話しているか追いにくい箇所がある。
- 低年齢向けというより、思春期の感覚に近い読者向けの印象が強い。
テンポ・読後感
- 冒頭から悩みの提示がわかりやすく、導入はすっと入りやすい。
- 中盤は女子3人の会話と関係づくりで軽快に進。
- シリアスな悩みと日常コメディが交互に来て、重すぎない。
- 後半はやや巻き気味で、勢いよりも読みやすさが先に立つ。
- 全体としては明るめの青春感がありつつ、少しモヤモヤを残す読後感。
キャラクターへの評価
- ルル、ナナ、エリムの3人は見た目も性格も分かれやすく、印象に残りやすい。
- リアルな女子高生っぽさがあり、等身大の悩みとして受け取りやすい。
- それぞれの抱える闇や欲求が、キャラの動機として見えやすい。
- 一方で、特定の関係性や設定の掘り下げをもっと見たかったという反応もある。
- 3人の掛け合いそのものをもっと読みたい、という好意的な声が目立つ。
巻一覧
この巻のあらすじ
なんとなく友人と顔を会わせるのがしんどくて、なんとなく教室に居にくい。そんなのよくあるのことのはず。 でもそれは、私にとって大きな問題になった。だってあんなにおかしな出来事に、思い悩んだのだから……。
『求愛性少女症候群』。 不満を抱える十代の女の子には、まるで怪異のような不思議な現象が突然病のようにあらわれるという。 そんなのくだらない噂話だと思っていた。 でも、満たされない日々を過ごす私たちに、それは現実のものとなりーー。
「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの不思議な青春ストーリー開幕!
この巻のあらすじ
不満を抱える少女にあらわれる不思議な現象『求愛性少女症候群』。 症状解決の糸口をつかんだナナ、エリムと異なり、どうすれば良いのか悩みのループに陥ってしまったルル。 二人が自分とはかけ離れた存在になってしまったと感じーー。
「私、何か変われているのかな? もう、どうすればいいか分かんないよ。 やる気も出ないし学校に行くのも、なんだか嫌だなぁ……」
そんな行き詰った状況でルルのとった行動とは……?
「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。 大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの青春ストーリー第二幕開演!
この巻のあらすじ
心に闇を抱える少女にあらわれる不思議な現象『求愛性少女症候群』。 ナナやエリムの頑張りを見て、自分の症状とも正面から向き合い出したルル。 しかし解決策は見つからず、裏アカで愚痴る日々でーー。
「求愛性少女症候群なんてなくなってしまえばいいのに」 そんな他愛もないことを願ってみたルル。 朝起きたら、腕に傷があり、スマホには話したこともないクラスメイトから大量のメッセージがきていた。 よく分からない状況に焦るも、症候群は治まっていて……。
「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。 大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの青春ストーリー第三幕開演!
この巻のあらすじ
悩みや不満といった少女の心の闇が具現化した不思議な現象『求愛性少女症候群』。 周りからの視線や恋の悩み、気持ちの浮き沈みの大きいナナはまたもや症状に悩まされていた。しかし、推し活をすすめられて男装執事喫茶にハマると……。 「アタシの推し、マジで素敵だから! ほら、一緒に写真も撮ってくれる!」 昨日までの悩みなどさっぱり忘れて調子を取り戻したナナは、ルルやエリムも連れてお店に行くことに。しかし、三人はそこで意外な人に出会い……。 「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。 大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの青春ストーリー第四幕開演!
この巻のあらすじ
心の闇が様々な形となって現れる『求愛性少女症候群』。 メイと再会できたことでエリムの症状が改善していくかと思われた矢先、両親に漫画を描いていることがばれてしまう。 家での監視が一層厳しくなる中、エリムはメイとの時間、漫画を描くこと、自分が大切にしたいものに向き合っていく。 「一緒にいましょう。これから先も、ずっと」 しかし、メイとの幸せな時間を切り裂くのは、両親だけではなくーー。 一方、ルルは自分の将来への考えとまわりを比べてしまって……? 「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。 大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの青春ストーリー第五幕開演!
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