『しにがみのバラッド。』は、白い死神モモと仕え魔の黒猫ダニエルを中心に、人の命を運ぶ役目と、そこで交わる想いや記憶を描くシリーズ。モモは人間ではない存在として各地を巡り、出会った相手の願い、別れ、残された気持ちに触れていく。灰色の街、忘れものの森、電波塔のある街など、話ごとに舞台が変わりながら、死神と人間の距離感が少しずつ見えていく。後半では新トウキョウ王子花園学園を舞台に、幻魔を回収する別系統の物語も加わる。さらに、秘められた出来事をまとめた巻もあり、同じ基本設定を別の角度から追える。
構造レビュー
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 死神モモとダニエルを軸に、切なさとやさしさが同居する短編群として受け止められている。
- ひとつひとつの話が、喪失や別れを抱えた人物の気持ちを静かに掬い上げる作りが印象に残っている。
- 章ごとに主人公や空気が変わるため、短編集として読みやすく、どこからでも入りやすい。
- 既読者には、過去作の人物や設定が少しずつつながる感覚が楽しみになっている。
- モモの可愛さ、ダニエルの存在感、詩的な地の文が作品の魅力として挙がりやすい。
こんな人におすすめ
- 切ない話、やさしい余韻のある話が好きな人。
- 短編形式で少しずつ読み進めたい人。
- 死者や残された側の気持ちを描く物語に惹かれる人。
- シリーズ既読で、関連作や登場人物のつながりを追いたい人。
- かわいさと少し過激な展開の両方を楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 詩的でふわっとした文体が合わず、読みづらく感じる人がいる。
- 物語の説明をあえてぼかす回があり、全体像がつかみにくいことがある。
- 作品ごとの雰囲気差が大きく、ホラー寄りや重めに感じる話も混ざる。
- シリーズ内のつながりが気になると、関連作まで追わないとすっきりしにくい。
- 既存キャラの印象が巻や作品で変わるため、そこに戸惑う読者もいる。
テンポ・読後感
- 全体は静かでやわらかく、読後に余韻が残る空気感。
- ひとつの話の中で感動、切なさ、ほのぼのが切り替わる。
- テンポは短編ごとに軽快だが、感情の着地はゆっくりめ。
- 明るい話でもどこか寂しさがにじみ、重い話でも救いが残る。
- 章によってはバトル色や学園色が強まり、シリーズ内の振れ幅が大きい。
キャラクターへの評価
- モモは可愛い、強い、少し過激、食いしんぼう。
- ダニエルは相棒として安定感があり、可愛さや気遣いが好評。
- 既存キャラの再登場は嬉しさにつながり、今の姿を見られる点が喜ばれている。
- 主要人物同士の距離感や会話の温度が、やさしさや微笑ましさとして受け取られている。
- 一部のキャラは設定や性格の変化が大きく、驚きや戸惑いも生んでいる。
巻一覧
この巻のあらすじ
目を覚ますと、少女は死神でした。少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨大な鈍色の鎌は、まさしく死の番人のものです。少女の使命は人間の命を運ぶこと。死を司る黒き使者である少女は、仕え魔のダニエルと共に、人の魂を奪いにいくのです。死を司る少女は、様々な人と出会い、そして別れていきます。哀しくてやさしいお話。
この巻のあらすじ
ある日、ひとりの少女が目を覚ましました。その少女は、人間ではありませんでした。手には、鈍色に光る鎌を持っていました。傍らには、奇妙な黒猫がいました。少女は――「死神」でした。そして、死を司る少女には、他の仲間と違うところがありました。その姿が、雪のように真っ白なこと。その心が、春のようにやさしいこと。これは、白い死神の、哀しくてやさしい物語です。
この巻のあらすじ
少女は届けます。人から人に、届けます。哀しい「気持ち」を。やさしい「想い」を。少しだけでもいい。前に向かって歩いていきますように。やわらかな想いで、世界が満ちますように。願いが、伝わりますように。そして、真っ白な雪のような姿の死神は舞うのです。人々の想いをのせて――。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語です。
この巻のあらすじ
白い死神は尋ねます。キミは何処に行くの? キミは誰に逢いに行くの? キミは何処まで歩いて行くの? キミは何処まで、飛んでいけるの……?人と死神の不思議なふれあい。それは、前ばかりじゃなく後ろを振り返る勇気と、あと一歩踏み出す心の強さを、ほんのすこしだけ与えてくれるのです。白い死神は尋ねます。――キミは何処に行くの?聴こえますか? これは、白い死神からの哀しくてやさしい唄。
この巻のあらすじ
永久の花よ、来たれ――。「――――?」名前を呼ばれた気がして、白い少女は振り返りました。しかし、そこに求める姿はありませんでした。そこにはただ空があり、何処からか風に飛ばされてやってきた淡い白い花びらが一枚、目の前を通り過ぎるだけでした。少女は大きな瞳でその花びらの行方を追います。風に舞って、ゆらりゆらり宙をたゆたう。風に乗って、ふわりふわり遠くまで。名前を呼ばれた気がしたのです。少女を、よく知る声が――。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
この巻のあらすじ
――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のよう――。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。――来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。――見付けておくれ。――この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
この巻のあらすじ
何処かで鈴の音が聴こえて、ふわりと咲く風になりました。風は真っ白い花をたずさえて、空に浮かびます。真っ白な花だと思われていたそれは、真っ白な少女でした。少女で、そして――死神でした。そのまわりを、黒猫が、ぱたぱたとコウモリのような羽根で飛んでいました。少女はやさしく微笑み、黒猫をそっと抱えて、ラララ、と唄いはじめました。――空には、雨あがりの虹が架かっていました。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
この巻のあらすじ
まるで、“光”と“影”のような二人の少女。その白と黒の死神に仕える黒猫たち。彼らの想いは、通じ合っているはずなのに、すれ違ったままでした。彼らの主人である少女たちも、外見はうり二つでしたが、心はすれ違い続けました。あるとき。灰色の街に住む白い花は、枯れ逝くまえに、ことばを届けます。“光”と“影”へ。けっして交わるはずのないふたりへ。そして、黒猫たちは……。――これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
この巻のあらすじ
真っ白な少女は、空にたゆたっていました。そこは、不思議なくじらが舞う世界。忘れものの森。電波塔の上。海が近い街のどこか……。傍らには真っ黒な猫の姿をした仕え魔がいました。少女は、死神でした。それは、ひとびとの命を運ぶ存在。真っ白な少女は、ひとびとと関わり、交わり、そして変えていくのです。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
この巻のあらすじ
行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。――少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
すべての巻を見る(全16巻)
この巻のあらすじ
真っ白い花びらが、風にたゆたって、泳いでいる。そんな何処かの空から、真っ白な女の子がふわりと現れた。私の心に触りにやってきた。その子は、自分のことを「死神」なんて言うけれど、私は思う。天使じゃないかって。本当は、哀しいことを告げにきたのに。たいせつなものを失くしてしまうと、教えてくれにきたのに。私の心に触れにきた。かわいらしい黒い猫をその胸に抱いて。そして私は、どうしてか言ってしまったんだ。「友達に――なって」なんて。これは白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
この巻のあらすじ
これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語……のはずが、あのモモがちょっぴり過激な天然美少女に!?『新トウキョウ王子花園学園』にやって来た季節はずれ(入学式から一週間後!)の転校生・咲ヶ本モモは、ラヴリーにして凶暴。そして苺大福大好き。黒猫ダニエルを従えた彼女の目的は、人間の脅威になる“幻魔”を集めること。そんなワケで、モモとダニエルが学園都市を舞台に、“幻魔”によって心を蝕まれた人々を愛の鉄拳で救ったりなんかしちゃいます!?ハセガワケイスケが贈る、モモとダニエルの新しい物語、見参っ!!
この巻のあらすじ
ダニエルは、モモのいなくなった世界で、ひとりぼっちで旅をしていました。モモが残した“想い”を拾い集めながら。何処かでまたモモに逢えるんじゃないかと想いながら――。モモとアンは魂を扱うことで、この世のバランスを保つ存在でした。その二人が、今はいない――。ならば逆に、くずれたこの世のバランスをもう一度取り戻すことで、もしかすると、もう一度モモに逢えるかもしれないとダニエルは考えました。そして、ダニエルは、モモと関わった人間たちが残す“想い”をさがしはじめます。これは、“真っ白い花”が世界に残した、“想い”をたどる物語。
この巻のあらすじ
白い死神モモと黒猫ダニエルは、学園都市で人間の心を蝕む“幻魔”を回収する日々を送っている。モモがすっかり学園に馴染みつつある6月、夏に向けてプールの掃除が行われることに。クラスの男子が自分の水着にドキドキしていることにも気付かず、モモは風紀委員で学園のアイドル・キキの水着に夢中!だけどプール掃除の直後、幻魔が原因らしき“透明な水”が学園を覆いはじめ、生徒たちが校舎に閉じ込められて!?ラヴリーにして凶暴(&苺大福大好き)な美少女モモが、学園都市で大暴れ!! キキの秘密も明らかになる、シリーズ第2弾登場ですっ!!
この巻のあらすじ
学園都市で“幻魔”を回収する白い死神モモとダニエル。転校してから3ヶ月、モモは相も変わらずの『いじられキャラ』。ダニエルもそれに安心して、ゆったりとした学園生活を過ごしていた。……その矢先。モモは授業中に異変を感じる。まるでみんな鏡の中にいるみたいに、左右が逆になっていた。しかもこの謎の現象を起こしている犯人は、クラスの中にいる様子。原因究明に動き出すモモだったが、不思議なクラスメイトの少女・那由多ソラが近づいて来て――!?ラヴリーにして凶暴な白い死神モモは、学園都市を守れるのか――もうひとつの死神の物語、完結編登場!!
この巻のあらすじ
ヒカリが溢れて、淡い色のやさしい光になって、すべてをつつみこみます。真っ白い女の子と黒猫が舞い踊るとき、魂は、空へと導かれていきます。白い死神モモは、涙を流しながら、人の命を奪っていくのです。そこには、人々の様々な想いのカケラたちが詰まっていました。忘れることのない、大切な想いのカケラたち――。これは、今までのお話では語られることのなかった、秘められたエピソードを紡いだ物語です。あなたの大切な想いのカケラを、白い死神モモと黒猫ダニエルと一緒に探してみませんか。
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