23世紀の地球と火星を舞台に、治安部隊とレジスタンスの内乱、さらにコロニーや月を巻き込む戦争が広がっていく近未来SFバトルシリーズ。中心人物は治安部隊小隊長のキャッスルで、仲間の救出、部隊運用、上層部や敵勢力との対立の中で物語が進む。戦場の移動に合わせて、地球からコロニー、火星へと舞台が拡大し、軍事衝突だけでなく、麻薬の流通、工作員、政治的対立、個人の関係性も絡んでいく。シリーズ後半では、火星側の人物や月を含む戦況も前面に出て、複数の勢力が交差する構図になる。短編『バディ・システム』も収録されている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ミリタリー要素が強いのに、会話の軽さと感情の熱さで読みやすい。
- 戦闘だけでなく、部隊内のやり取りや関係性の変化が見どころになる。
- キャッスルの凛々しさと、エイゼンの飄々とした有能さが印象に残る。
- ラファエルやグッドリー少尉、アヴドゥルなど脇役まで含めてキャラの魅力が立つ。
- 短編や番外編、挿絵つきの構成も楽しみの一つになっている。
こんな人におすすめ
- 戦場ものでも人物同士の会話や絆を重視したい人。
- かっこよさだけでなく、泥臭さや人間臭さのある物語が好きな人。
- 女性キャラの存在感や、部隊内の華やかさも欲しい人。
- シリーズを追って、関係の積み重なりを味わいたい人。
- 旧作を読み返して、年齢を重ねた視点で楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 戦闘や負傷、命令の理不尽さなど、重い空気が続く巻がある。
- 誤植や表記ゆれが気になる巻があり、細部の粗さを感じることがある。
- 途中巻から読むと人間関係や前提がつかみにくい。
- 短編や外伝を含む巻は、本編の進行がやや分散して見えることがある。
- 終盤の展開は引きが強く、落ち着いて読めない巻もある。
テンポ・読後感
- テンポは速めで、戦闘場面は一気に進。
- 緊迫感のある場面と、軽口や癒しの会話が交互に入る。
- 乾いた戦場描写の中に、感傷や優しさが差し込まれる。
- どの巻も次の展開を強く引っ張る終わり方が目立つ。
- ハードボイルド寄りだが、重さ一辺倒ではなく読み口は軽快。
キャラクターへの評価
- キャッスルは快活で凛々しく、時に可愛らしさも見える主役として受け止められている。
- エイゼンは有能でかっこよく、冷静さと不穏さの両面が魅力になっている。
- ラファエルは一途さや危うさ、特異さが強く印象に残る。
- グッドリー少尉は癒し役として好かれ、会話シーンの人気が高い。
- アヴドゥルやシドーも、まじめさや不器用さ込みで愛されている。
巻一覧
この巻のあらすじ
23世紀の地球は、治安部隊対レジスタンスの大内乱時代をむかえていた。そんな中、治安部隊の小隊長・キャッスルは激戦地ボルネオで、勇敢に戦っている。ある日、敵にとらえられた仲間を救出に行きたいと上官に申し出るキャッスル。しかし、助っ人として新しく入隊してきたのは、とんでもない不良ばかりだった。迫力の戦闘シーンが冴える、近未来バトル。
この巻のあらすじ
キャッスルの部隊に、泥ネズミという名の兵士が入ってきた。酒におぼれ、働く気のない彼。だが、ある日ヒゲを剃ってから、急にマジメになった。同時に、キャッスルの様子も変わった。どうやら、二人は昔の知り合いらしいが…。戦場に生き、誰にも弱さを見せないキャッスルの、悲しい過去とは。近未来のボルネオを舞台に繰り広げられる、生き残り戦争、第二弾。
この巻のあらすじ
241基地での死闘から3週間。久々にコタキナバルへ戻り、ホッとするキャッスルの分隊。しかし、基地内では、「エクスプレス」という恐ろしい麻薬が大流行していた。火星都市の援助を受け、急に強くなったレジスタンスの前に、キャッスル達の政府軍は、今までにない苦戦を強いられる。そして、話は意外な方向へと展開していき…。23世紀の地球が舞台のサバイバル戦争。
この巻のあらすじ
255基地から、命がけで脱出してきたキャッスルの分隊。非武装地帯クチンへ行くため、ボルネオの密林を抜けることになった。暗い森の中を、負傷者を運びながら歩く。だが、密林には、敵の狙撃兵がひそんでいた。こちらからは見えない、不気味な敵だ。一人また一人、仲間が死んでいく中、キャッスルたちは、前に進むしかなかった。23世紀の地球が舞台のサバイバル戦争。
この巻のあらすじ
ボルネオ島から脱出してきたキャッスルたちに、人質救出のため、再度ボルネオ行きが命じられた。同じ晩、キャッスルは、エイゼンに関するある事実を知る。信頼していた相棒が、ずっとつき続けていた「嘘」。さすがのキャッスルも動揺を隠せない。翌日、義足の手術を受けに、エイゼンは一人で基地を離れた。そして、キャッスルの部隊は敵が待ち受けるボルネオ島へと向かう。
この巻のあらすじ
エイゼンが守ってくれるのは、お金で雇われているためだった!衝撃的な真実を知らされたキャッスルだが、エイゼンとは、今まで通りの戦友であり続けている。一方、敵の基地に連れ去されたラファエルはもう一人の人格・サリエルへと変貌。同じ「ユーベルメンシュ」である火星の工作員マックスと対決していた。23世紀の地球で繰り広げられる生き残り戦争。
この巻のあらすじ
決死の闘いの後、味方の基地まで戻ってきたラファエル。だが彼を迎えたのは、脅威的な回復力を不審に思う者や、二重スパイではないかと疑う者たちの敵意の眼差しだった。ラファエルの帰還を心から喜ぶキャッスルは、勲章授与のため地球統一政府の首都・アクラへ呼ばれた。大嫌いな父との再会、そして、巧妙に仕組まれた罠が彼女を待ち受ける…。23世紀の地球で繰り広げられる生き残り戦争!
この巻のあらすじ
アクラでキャッスルが行方不明になった! 地球統一国家の首都アクラには、キャッスルの父親で、政府軍の参謀次長・オブライエンがいる。キャッスルの失踪の鍵は、オブライエンが握っていると考えたエイゼンは、仲間ともにアクラへ急行するが!? ボルネオに来たばかりのキャッスルとエイゼンの友情物語『バディ・システム』も収録。23世紀の地球で繰り広げられる生き残り戦争!
この巻のあらすじ
ラファエルがMP本部からマックスによって連れ去られた。彼はユーベルメンシュ特有の興奮状態にあり、制御装置によって無理に眠らされている。キャッスルは、ラファエルが火星都市の元首ユージィンの息子であることを知り、自分との立場のちがいを気に病む。やがて目覚めたラファエルは、妙に冷静で、よそよそしかった。23世紀の地球が舞台の生き残り戦争。第一部いよいよクライマックス!
この巻のあらすじ
西暦23世紀。地球は巨大な戦場と化している。ボルネオ島コタキナバル基地では、女分隊長キャッスル率いる治安部隊が、日々訓練に明け暮れている。新兵ラファエルは、大雨の中、武器庫で女性の伍長・ティナと出会った。いきなり目の前で倒れた彼女は、実は妊娠中で、除隊して一人で子供を育てるつもりだと言う。ティナが幸せになれるよう、キャッスル達は、あれこれと作戦を立てるが…。
すべての巻を見る(全20巻)
この巻のあらすじ
ラファエルを追って火星へ向かうマックス。胸に爆弾を埋められているキャッスル。キャッスルの護衛を命じられたエイゼン。それぞれ思いは違うが、一緒にコロニーE(エルディア)行きの商船へ潜り込むことになった三人。いよいよ住み慣れた地球を離れるときが来た。だがその頃、コロニーEでは大事件が…。23世紀が舞台の生き残り戦争、第二部開幕! ※巻末の「イラスト・アルバム」、エッセイ「ボルネオ旅行記」は収録されていません。
この巻のあらすじ
コロニーE(エルディア)で自衛軍が反乱を起こした。その混乱に乗じて、火星へ脱出しようと考えたマックスとキャッスルたち。ところが、人質のサウマフィとともに自衛軍に捕まってしまう。そして、一緒に戦闘に参加することに! その頃、火星へ連れていかれたラファエルは、父親であるユージィンのもとにいた。感情を制御する訓練を強要され、抵抗するが…。23世紀の宇宙で繰り広げられる生き残り戦争!
この巻のあらすじ
コロニーE(エルディア)での戦闘は、ラファエルの活躍で火星都市の勝利に終わった。帰還したラファエルを待ちうけていたのは、火星の民衆の熱狂的な歓迎だった。一方、同じく火星にやってきたキャッスルとエイゼンは、情報部長官ヴィクトールの監視下におかれる。どうやら彼は、火星都市の元首でラファエルの父であるユージィンと対立しているらしいのだが…。激烈な生き残り戦争、舞台はついに火星へ!
この巻のあらすじ
アレクサンドル・エイゼン(17歳)は、周囲の圧倒的な反対を押し切って士官大学に入学した。予想通り厳しい規律をものともせず、大学はじまって以来の問題児として悪名を馳せるが、将来を嘱望される優等生のサウルと知り合い、次第に心をかよわせてゆく。だが、そんなふたりを待ち受けていたのは、クーデターという名の悲劇だった――。エイゼンの謎がついに明かされる、衝撃の過去編!
この巻のあらすじ
ラファエルの婚約者候補として火星の社交界にデビューを果たしたキャッスル。彼女をめぐって、国家元首ユージィンと情報部長官ヴィクトールの思惑が交錯する。一方、火星都市は地球への援軍派遣を正式に決定。ユーベルメンシュであるラファエルもふたたび地球に送りこまれることになる。それを知ったキャッスルとエイゼンは、火星軍に志願し、ラファエルとともに地球へ戻ることを画策するが…。
この巻のあらすじ
キャッスルがラファエルに気持ちを告げた宴の夜。アフォルター家では、ユージィンが瀕死の重傷を負っていた。犯人と誤解され、傷ついた心を抱えたまま、ラファエルは火星軍の「最新兵器」として地球へ向けて出発する。一方キャッスルは、病床のユージィンにひとり呼び出される。重苦しい会話をかわすうち、彼の青緑の瞳にとらわれたキャッスルの心のうちに芽生えた思いがけない感情とは…!?
この巻のあらすじ
憎んでも憎みきれない父・オブライエン。その父親を保護しろとの命令を受け、キャッスルはふたたび地球へ向かおうとしていた。だがその前夜、彼女のもとを火星の国家元首・ユージィンが訪れる。激しく動揺するキャッスル。一方その頃、キャッスルの笑顔を心の支えに一足先に地球へのりこんだラファエルは、ユーベルメンシュとしての力を存分に発揮して、激しい戦闘をくりひろげていた――。
この巻のあらすじ
マックスによるロスマイヤー総帥暗殺より二ヵ月。月面都市との戦いは、一気に火星側の有利に傾いた。しかし、ユージィンは和平へ向かう姿勢を見せず、連日の出撃で多くの部下を失ったラファエルの抗議も却下される。一方、オブライエン救出後も、彼の負傷により地球にとどまるキャッスルは、サイモン・ロスマイヤーから、自分が彼女の本当の父親である――という衝撃の告白を受けるが…。
この巻のあらすじ
ヘルに体を奪われたユージィンの強硬な姿勢により、今や火星と月の戦況は泥沼と化した。地球から戻ったキャッスルは、彼の独裁を止めるため、ふたりの関係を公表することを決意する。一方、エーリヒの監視を命じられたエイゼンは、彼がユージィンを暗殺するつもりと知った。さらには、ヴィクトールやラファエルも、ユージィンに最後の戦いを挑み…。大人気シリーズ、感動のラスト・バトル!
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