中学2年生の弟切飛は、兄と生き別れた日から、人外と会話できる相棒のバックパック「バク」とともに日常を送っている。クラスメイトの白玉龍子に秘密を知られたことをきっかけに、飛は学校で起こる人外絡みの事件へ巻き込まれていく。物語は、現実の学園生活と、人外が潜む非日常が交錯する中で進み、飛、龍子、浅緋萌日花、灰崎、兄を名乗る潟らの関係が少しずつ変化していく。シリーズ全体では、特案や魁英学園を軸に、学園潜入、人外の町、事件の連鎖、兄との対立へと舞台と関係者が広がっていく。続編群では、学園内外の事件と人物関係の変化がさらに前面に出る。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- Eveの楽曲世界を土台にした、歌の余韻を物語として味わえる構成。
- 喋るバックパックや人外の存在など、独特で印象に残る設定。
- 学園の日常に異能や怪異が入り込む流れが、徐々に不穏さを増していく。
- 心情描写が重く、思春期の迷い・孤独・居場所のなさが強く出る。
- キャラ同士の距離感や掛け合いに、可愛さや切なさがある。
こんな人におすすめ
- 曲の世界観を小説で読みたい人。
- 学園異能もの、オカルト寄りの青春ものが好きな人。
- じわじわ謎が増えるシリーズを追いたい人。
- 重めの感情描写や陰のある雰囲気が好みの人。
- キャラの関係性や成長を楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 1巻は導入色が強く、説明や前段階が長め。
- 展開や場面転換が複雑で、最初は掴みにくい。
- 主人公の内面が見えにくく、感情移入しづらいと感じる場合がある。
- 灰崎など脇役の過去パートを冗長に感じる人もいる。
- 明るい学園ものを期待すると、重さや暗さが強めに映る。
テンポ・読後感
- 序盤はスロースタートで、世界観の提示を優先する進み方。
- 中盤以降に事件や人外の情報が増え、混迷感が強くなる。
- 後半は一気に動き、緊張感と続きへの引きが強い。
- 全体に暗く苦い空気があり、ほろ苦さや切なさが残る。
- 不思議さと不穏さが同居し、読後も余韻が長い。
キャラクターへの評価
- 飛は孤独を抱えた主人公で、感情表現は控えめだが変化の兆しがある。
- 白玉龍子は明るさや癒やし役として好感度が高く、可愛いと受け取られやすい。
- バクは相棒として存在感が強く、会話や立ち回りが印象に残る。
- 灰崎は掴みどころがなく、過去や立場に切なさや不穏さがある。
- 重要人物ほど表面だけでは読めず、裏に闇や秘密を感じさせる。
巻一覧
この巻のあらすじ
弟切飛(おとぎり・とび)は中学2年生。同級生とはあまり絡まず、兄と生き別れた日に「ひとつ目の男」が残していった相棒のバックパック「バク」と人知れず会話をしながら日々を過ごしている。 「弟切くんは、よくその鞄としゃべっているでしょう?」 しかし、そんな飛の秘密がクラスメイトの少女・白玉龍子(しらたま・りゅうこ)にバレていたことが発覚。飛の日常が変わり始める中、クラス内で、とある事故が発生する。どうやらその原因は、飛と龍子にしか見えないはずの「人外」にあるようでーー これは、一人の少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語。
この巻のあらすじ
「ほんと、学校って変な場所。きみたちの学校はとくに変だけど」 立て続けに起こった「人外」絡みの事件が落ちついた矢先に、その転校生は現れた。浅緋萌日花(あさひ・もにか)はなぜか弟切飛(おとぎり・とび)のことを知っているらしい。白玉龍子(しらたま・りゅうこ)のことも、さらには灰崎(はいざき)のことまで。萌日花の目的とは? そして、保健室で雫谷(しずくだに)ルカナを待っていた人物の正体は? 事件はまだ終わっていなかったのか。 再会が招くのは希望か、絶望か、それとも混沌か。少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語、衝撃の展開!
この巻のあらすじ
「僕と一緒に来るかい、飛(とび)?」 思いがけない兄・潟(せき)との再会。望んでいた兄からの言葉。しかし、どうして兄がここにいるのか。彼は本当に弟切飛の兄なのか。あの頃の兄と同一人物なのだろうか。答えを出せない飛。混乱が去っても、いくつもの人外が絡む事件に巻きこまれた飛と龍子(りゅうこ)の日常はもう戻らない。そんな二人に、萌日花(もにか)が所属する組織の男・ハイエナが重大な提案を持ちかけてくる。大きく動きだす飛と龍子の運命。 それぞれの決断。彼らが向き合う現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険、「いのち」が「いのち」を食べる物語の転換点ーー!
この巻のあらすじ
「どうした、おまえら! 食わなきゃ食われる! 食らい合え!」 萌日花が所属する組織・特案の一員となり、私立魁英学園に潜入した弟切飛は、思いがけず人外うごめく「選抜クラス」に編入され、人外バトルに巻き込まれてしまう。一方、特案出戻りの灰崎も守衛として学園に。選抜クラスの担任・愛田日出義と灰崎の間には過去に因縁が……? 人外を持つ選抜生たちと、人外を喪失した選抜生たち。飛の兄・潟ことサリヴァンの影。そして、飛と別の道を歩む龍子とチヌラーシャの身に異変がーー交錯し続ける現実と非日常、「いのち」が「いのち」を食べる物語は一段と加速するーー!
この巻のあらすじ
魁英学園への潜入捜査中、弟切飛(おとぎり・とび)が迷い込んだ場所ーー囚われの身となっていた灰崎(はいざき)を救出し、愛田日出義(あいだ・ひでよし)らの追跡を振り切った先にあったのは、人外だらけの不思議な町だった。飛たちは「冒険者」を名乗る人物とその相棒の人外「魔法使い」と出会い、とある謎の人外との戦いに協力することに。他方、萌日花(もにか)は飛の安否が確認できない状況に苛立ち、一人になった龍子(りゅうこ)は貪欲に「声」を求め始める。それぞれの思いが交錯する中、果たして飛たちは「人外」の町から元の世界に戻ることはできるのか……? 急展開に次ぐ急展開。飛とバク、「人」と「人外」が巡る物語のたどり着く先とは……?
この巻のあらすじ
人外だらけの不思議な町から「地上」へと舞い戻った弟切飛たち。待ち受けていたのは、魁英学園の選抜クラスで「何か」が起き、学園全体が休校になっているという報せだった。事態を把握すべく動く特案。飛とバク、灰崎とオルバーも学園へ向かうことに。そして事件は起こる。 「いつかこうなるって、決まってたんだよ」 すべて弟切潟が陰で糸を引いていたのか。翻弄される飛、ハイエナ、灰崎、萌日花ら、特案の面々。本能と思惑が加速して交錯し、入り乱れる叫び。驚天動地の鹿奔宜事件。その時、龍子はーー!? 「いのち」が「いのち」を食べる物語、怒涛の新章!
この巻のあらすじ
「二人で話そう 兄」 届けられた一枚の紙。兄・潟(せき)からのメッセージに戸惑う弟切飛(おとぎり・とび)。兄ではない兄。かつて兄にも等しかった存在。追い求めながらも、今は敵だ。相反する感情を抱きながら、ついに飛は潟と対峙する。果たして潟の狙いは何なのか。潟は思いがけぬ名を口にする。 「白玉龍子。会いたくはないかい? おまえの友だちだろう?」 3年前の鹿奔宜(ろっぽんぎ)事件後、行方不明となっていた友人は無事なのか。どこで何をしているのか。加速する宝石屋たちの破壊行為。その裏にも潟が? そして発動するオーガ作戦。飛が下す決断とはーー!
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