記憶を失った少年ハルヒロが、同じ境遇の仲間たちと義勇兵見習いとして異世界グリムガルで生き延びていく群像冒険譚。舞台は、ゲームのような仕組みを持ちながらも死や損耗が重く、地図も常識も十分ではない世界で、探索・戦闘・移動・交渉が連続する。物語は少人数のパーティ運用を軸に、仲間との役割分担や隊の再編、異界への迷い込み、帰還の手がかり探しへと広がる。シリーズが進むにつれて、グリムガル内部だけでなく別世界や壊滅した都市、各種族の勢力圏へと行動範囲が拡大し、世界の成り立ちそのものに関わる局面へ移っていく。外伝・短編は確認できない。グリムガル本編とは別に、同一世界の別側面を扱う続編的な展開が含まれる。外伝・短編の明示はない。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
異世界転移した若者たちを待ち受ける過酷な運命。
編集部
余り者同士が結成した弱小パーティーの面々が数々の試練を経て義勇兵として成長していく、異世界転移ファンタジーの傑作。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー-
AI分析(あらすじ)
- 異世界での生存と探索が中心の物語を読みたい人 - 記憶喪失から始まる群像劇に関心がある人 - パーティ単位の戦闘や移動がある長編を探している人
著者情報
この項目をレビュー編集部
十文字青は日本のラノベ作家。主にファンタジージャンルを得意とする。代表作は以下。 『ANGEL+DIVE』 『ばけてろ』 『魔法使いと僕』 『黒のストライカ』 『僕は何度も生まれ変わる』 『最果ての東』 『第四大戦』 『大英雄が無職で何が悪い』 『断末のミレニヲン』 『恋は暗黒。』 『全滅なう』 『ぼくのうた』 『純潔ブルースプリング』 『シャギーロックヘヴン』 『パルパネルは再び世界を救えるのか』 『果てなき天のファタルシス』 『いのちの食べ方』
受賞歴
この項目をレビュー編集部
第3回ラノベ好き書店員大賞にて4位獲得。
編集部
異世界転移ファンタジーの傑作。戦闘面のみにあらず、生活面も仔細に描写したことで地に足が付いたリアリティーを生み出すのに成功した。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 異世界転移ものでありながら、都合の良い成長や万能感より「生き延びるための苦闘」が前面に出るリアルな重さを評価する声が多い。
- ハルヒロを中心とした義勇兵の絆や、離れ離れになっても再会を重ねる関係性に感情が動いた。
- ランタやユメ、メリィなど個性の強いメンバー同士の掛け合いや成長が、長編を支える魅力として挙がることが多い。
- トキムネやレンジのような場面では、理屈を超えた仲間意識や覚悟が印象に残る。
- 後半以降は世界規模の危機や多種族の視点が増え、物語のスケールと謎解きへの期待が高まる。
こんな人におすすめ
- 王道のハイファンタジーより、泥臭い戦いや選択の重さを味わいたい読者向け。
- キャラクター同士の関係性や心情描写をじっくり追いたい人に合いそうだ。
- 長編シリーズを腰を据えて読み進められる読者(20巻超の展開にも耐えられる層)向き。
- 感情を大きく揺さぶられる物語を好むが、ハッピー一辺倒は求めない読者に刺さりやすい。
人を選ぶポイント
- 希望より絶望や喪失感が強い展開が続き、精神的にきついと感じる読者がいる。
- 途中から舞台設定やルールが大きく変わり、物語の方向性が「別物になった」と感じる声もある。
- パラノ編など、何が起きているのか分かりにくいと戸惑う。
- 著者の「甘い展開のあとに厳しい展開が来る」作風を知らないと、不意打ちに耐えにくい。
- 14巻以降の重さや複雑さで、購読を止めてしまった。
テンポ・読後感
- 日常寄りの会話やチーム内の空気感から、一気に戦闘や危機へ踏み込む落差が大きい。
- 失って立ち上がり、また一から歩き出す「グリムガル節」の繰り返しが、本作らしい緊張感として語られることが多い。
- 時間経過や視点の追加により、後半は世界全体を俯瞰する壮大さと、情報量の多さが同居する印象がある。
- 笑いや癒しの場面(ユメとのやりとりなど)があっても、全体としては綱渡りの連続・終わりが見えにくい空気が続く。
- 終盤に近づくほど謎や伏線が増え、読み進めるほど「これからどうなるのか」という不安と期待が強まる。
キャラクターへの評価
- ハルヒロは一見眠たげで頼りなく見えても、洞察力と背負うものの重さで信頼されるリーダー像。
- ランタは最初は好きになれない面もあるが、成長とカッコよさが増し、ハルヒロとの関係性の軸になる。
- ユメは癒し役・女神的な存在として、読者の心の支えになるキャラだ。
- メリィやマナトは謎めいた要素が強く、正体やこれからの関わり方が気になるとする読者が多い。
- ジン・モーギスやキッカワなど、強烈な個性を持つ人物が物語の温度差を作る存在として記憶に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
おれたち、なんでこんなことやってるんだ……? ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。 生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま…… これは、灰の中から生まれる冒険譚。
この巻のあらすじ
…見捨てるなんて、できない。というか、見捨てるべきじゃない、と思う。見知らぬ世界「グリムガル」へと連れて来られたハルヒロたちは経験を積んでようやく半人前から抜けだそうとしていた。ステップアップのために新たなダンジョン「サイリン鉱山」へと挑むのだが、そこはパーティに加わったメリイが過去に仲間を失った場所でもあった。順調にいくかと思われたハルヒロたちの探索だったが、予期せぬ仲間との別行動を強いられ、更にデッドスポットという異名を持つ巨大なコボルドが襲いかかる。新たな試練とともに、灰の中から生まれる冒険譚の第二章が紡がれる!
この巻のあらすじ
思わぬ活躍で有名になったハルヒロと仲間たち。自信を付けた仲間たちと、悩み続けるハルヒロのもとに後輩となる義勇兵達が現れる。そこにはハルヒロの記憶に残る名前を持った少女もいた。そんななか、オルタナの街はオークたちの居座るデッドヘッド監視砦の奪還に向けて動き出していた。報奨金目当てに作戦参加を決めたハルヒロたちは、レンジやチョコたちと共に初の大規模戦闘を戦うことになる。灰の中から生まれた冒険譚は、いま大きな節目を迎える!
この巻のあらすじ
「驚かすなって、モグゾー」「ごめん、ごめん」モグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。でも、ものすごい血だ。血まみれで、表情もよくわからない。だけどまあ、なんとか平気そうだ。大きな戦いを乗り越えたハルヒロたちだが、助けられなかった仲間もいて、喜んでばかりもいられなかった。そんな中、予想外の活躍をしたことで、他のチームから引き抜きの誘いを受けるメンバーも。リーダーとして悩むハルヒロは、改めて自分たちがどうしたいのかという想いと向き合ってゆく。灰の中から生まれた冒険譚は、いま新たなステージを迎える!
この巻のあらすじ
ワンダーホールに来てから数ヶ月。ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。前回…たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。
この巻のあらすじ
最強&伝説の義勇兵たちとハルヒロが共闘!?
「目標はもう決まったわけだろ? それなのに、帰るってどういうこと?」 ハルヒロたちとトッキーズが発見した「黄昏世界」は新たな狩場として注目を集めていた。ハルヒロたちも、以前は逃げるしかできなかった白い巨人を撃退し、安定した稼ぎを得られるまでになっていた。しかし、あるクランの行動がきっかけで「黄昏世界」の危険度が跳ね上がってしまう。そんななか、以前に加入した「暁連隊」のリーダーであるソウマと再会したハルヒロたちは、なし崩しに複数のクランが参加する、大規模なミッションに加わることになる。 精強な義勇兵たちと共に戦うことで、ハルヒロは何を見て、何を思うのかーー
この巻のあらすじ
『黄昏世界』から脱出したハルヒロたちは、グリムガルとも異なる『太陽の昇らない世界』にへと足を踏み入れた。なんの情報もないまま、それでも仲間を率いるハルヒロ。幸いなことに、異界の住民たちが住み着く村を発見し、ひとまずの安全を確保できたものの、過酷な環境に問題は山積みだった。更に最も必要とする「グリムガルに帰る方法」はまだ手がかりさえも見つからない。自分たちは帰ることができるのか、そして時たま頭をよぎる本当に『帰る』場所は違うところなのでは、という感覚。様々な想いを胸に抱きつつ、ハルヒロたちは、異界の探索を進めていく。灰の中をさまよい、行き着く先にはー。
この巻のあらすじ
幾多の危機を乗り越え、グリムガルへの帰還を果たしたハルヒロたちだったが、戻ってきた出口の先は人間族の勢力圏から遠く離れた土地だった。状況把握のため偵察に出たハルヒロとユメは、幸運にもクラン「暁連隊」に所属する有名パーティ“颱風”ロックスのメンバーと出会う。だが彼らはある目的を達成するためにオークや不死族の集団と戦闘状態にあった。助力を期待したハルヒロとユメだったが、逆に望まぬ戦いに巻き込まれ、残るランタ、メリイ、クザク、シホルたちも別行動を強いられてしまう。パーティがバラバラになり、かつてない苦境に立たされたハルヒロたちの行く末はー。
この巻のあらすじ
ジャンボという名のオーク率いるフォルガンとの戦いが混迷を極める最中、ハルヒロたちはかつてない危機を迎えていた。ランタのフォルガンへの寝返り。そして、一人また一人と散り散りになっていく過酷な撤退戦。パーティのみんなの安否がわからないまま、ハルヒロたちは自分たちにとってパーティの仲間が、どんな存在だったかを再認識していく。失いそうになってはじめて知るそれを、ハルヒロたちは本当に失ってしまうのか、それともー。霧深き千の峡谷で、“孤独”という敵と相まみえる時、灰の中から生まれし冒険譚は新たな一幕を紡ぎはじめる。
この巻のあらすじ
ある義勇兵が深い傷を負い、山中で一人その人生の終焉を迎えつつあった。死の間際、彼は思い出す。元いた世界の残滓を。そして、疑問を抱く。-この“グリムガル”という世界とはなんなのか?と。一方、千の峡谷を抜けオルタナを目指し東へ進んでいたハルヒロたちは、道中の森で、巨大な猿のようなモンスター・グォレラたちの襲撃を受けていた。レッドバックというリーダーに率いられたグォレラの群れに苦戦を強いられる。辛うじて追撃を振り払い、逃げ込んだのはオークの出来損ないが隠れ住む村だった…。-彼は知っている。この世界で“明日”は当たり前には訪れないということを。
すべての巻を見る(全25巻)
この巻のあらすじ
ーやらなきゃいけないことを、やる。やるんだ。今は。歯を食いしばり、両足を踏ん張り、グォレラたちの襲撃に再び向き合うハルヒロ。彼は、使命で自分を奮い立たせ、“彼女”の死という現実から目を背けようとしていた。そして、抱えきれない後悔と絶望を前にした時、謎の男・ジェシーが囁く。「方法ならある。一つだけ」と。一方、フォルガンを脱退したランタは、世話役であったタカサギの追跡から必死に逃げていた。千の峡谷で、いつ終わるともしれぬ逃避行。体力と精神が限界に達しようとした時、ランタの脳裏に去来したものとは…?新たな運命が廻り始める11巻!
この巻のあらすじ
オルタナに戻るべく、ハルヒロたちは山だらけの敵地を突き進んで海を目指す。冒険に次ぐ冒険の末、ようやく辿りついた海辺には一隻の船が乗り上げていた。様子を窺うハルヒロたちの前に、なんと付け髭をつけた少女が現れる!「あたしはモモヒナ!であーる!名を名乗れーっ!」謎の海賊(?)モモヒナとの出逢いに導かれ、大昔から竜が住まうというエメラルド諸島へと向かうハルヒロたち。到着した一行を待ち受けていたのは、その竜に襲われて大混乱に陥っている海賊の楽園だったー!?灰の中から生まれた冒険譚が、舞台を海に移し新たな物語を紡ぐ。
この巻のあらすじ
「もっと強くなりたいって、思っててなあ!」パーティを離れる決意をしたユメを残し、海賊の島を去ったハルヒロたちは、自由都市ヴェーレへ。怪しげな貿易商人ケジマンの隊商を護衛しがてら、未だ遠いオルタナを目指すことに。旅は意外と順調。と思った矢先、数々の伝説に彩られた『レスリーキャンプ』…かもしれない巨大なテントに遭遇する。運命の悪戯か、その中へと足を踏み入れてしまいー!?「ハルヒロ。…ようこそパラノへ」雨合羽をまとった謎の人物に誘われ、他界パラノでの魔訶不思議な冒険が始まる!!
この巻のあらすじ
ーーここはグリムガルじゃない。ここから出ないと。 夢魔と呼ばれる怪物と魔法使いたちが闊歩する他界パラノで散り散りになったハルヒロたち。 頼れる仲間はおらず、信じられるのは自分自身だけ。 ーーでも、おれはどこまでおれを信じられるんだ? 目指すは仲間たちとの再会と脱出。鍵を握るは王。 アリスC、同じくパラノに迷い込んでいた暁連隊のイオらと心を、力を合わせて、ハルヒロたちは無事、グリムガルへと帰れるのかーー!? 異なる幻想に彩られた他界パラノ編完結。 そして、灰の中から生まれた冒険譚は大きく転換する!
この巻のあらすじ
信念を曲げない「あの男」が帰ってきたーー。 書き下ろし含む珠玉のエピソード4編豪華収録。
ハルヒロたちが他界パラノへと迷い込んでいた時、グリムガルではとてつもない異変が起きようとしていた……。 激動する世界で、その男は仮面の奥に素顔を隠し、独りオルタナを目指すーー。 「オレは、オレの心に従ってるか……? だったら、何の問題もねえ」 旅を続けるランタの悪戦苦闘を描いた書き下ろしエピソード『仮面有情』。 そして、志半ばで死んだ見習い義勇兵・マナトの想いを綴る『お願いだから、あと少しだけ』、 シホルとユメがギルドで出会った師匠たちとの交流を描く『今日はおやすみ』など、 TVアニメ用特典小説も併せて全4エピソードを収録!
この巻のあらすじ
もう一人じゃない。仲間がいる。TVアニメ用特典小説を含む短編集第2弾。
パーティを離れ、修行のためモモヒナと共に行動していたユメは、絶体絶命の窮地を乗り越えオルタナへと帰ってきた。 だが、どうも様子がおかしい。仲間との再会は叶うのか。オルタナに漂う暗雲の正体とはーー。 「強くなれるまで、よわよわのユメのまま、がんばるしかないからなあ」 修行を終えたユメの決意と成長を描くエピソード『月下に吠ゆる私は狼』。 そして、ランタが無謀にもモグゾーに料理勝負を挑む『正義と正義』、デッドスポットを倒して得た懸賞金の分け前を巡る後日談『お楽しみはこれからだ』など、TVアニメ用特典小説も併せて全4エピソードを収録!
この巻のあらすじ
目覚めたら、そこは壊滅した「オルタナ」だったーー。終章始動!!
ほんとわかんないな、何もかも……。 気がつくとハルヒロたちは暗闇の中にいた。みんな自分の名前くらいしか覚えていない。 頼りになるのは、なぜか唯一記憶を失っていないメリイだけ。 暗闇の中からどうにか抜け出すと、そこは壊滅した「オルタナ」だったーー。 とにかく情報が欲しい。 命からがら街を離れたハルヒロたちは、体に染みついていたスキルや能力を駆使して、グリムガルの辺境を奔走する。 そして、ようやく出会えた人間が、オルタナを奪還するべくやってきたアラバキア王国軍でーー!? 灰の中から生まれた冒険譚ーーENDGAME編の幕が上がる!
この巻のあらすじ
どんなに状況が最悪だとしてもーー生きている限り、進みつづける。 激動のENDGAME編!!
現実は現実として、受け容れるしかない。 彼女は失われた。 永遠に……。 アラバキア王国遠征軍は多大な犠牲を払ってオルタナ奪還を果たした。 失ったものの大きさに打ちのめされるハルヒロ。 野心を抱く遠征軍のジン・モーギス将軍。生き残った義勇兵団。 謎めいた開かずの塔の住人。様々な勢力の思惑が入り乱れる中、ハルヒロたちは仲間を人質にとられ、危険な任務に就くことに。 目的はなんと、ゴブリンとの同盟!? 苦難続きで打開策を見いだせずにいると、かつて苦楽を共にしながらも道を違えたはずの“あの男”が現れたーー! グリムガルで積み重ねた絆が、再び記憶をなくしたハルヒロたちの力となる。
この巻のあらすじ
力の限り戦え!仲間を決して死なせるな…!
アラバキア王国遠征軍はジン・モーギスが総帥となり新生辺境軍として独立。 ゴブリン族の王と同盟を結んだ。 次なる一手は、オークを中心とした敵部隊が居座る“お嘆き山”攻略。 別働隊として敵軍を内側から攪乱する重要な任務を課されたハルヒロたちは、シノハラ率いるオリオンの面々や、義勇兵団のチーム・レンジ、トッキーズと共に、お嘆き山の地下“墓所”突破に挑むことに。 しかし、待ち受けていたのは想像を絶する難所と強敵ばかりだった。 お嘆き山攻略作戦の成否どころか、果たして生き残れるのか、これ……!? かつての仲間との共闘。 死闘の中で錯綜する想い。 行き着く先は希望か絶望か。
この巻のあらすじ
何もかも思いだしたーーこんな世界、大嫌いだ。
多くの犠牲を払いながらもお嘆き山攻略を成し遂げた辺境軍。 その元に、オークや不死族ら南征軍の大部隊に攻囲され窮地に立つドワーフ族の“鉄血王国”から救援を求めて使者がやってくる。 辺境軍総帥モーギスはドワーフ族が“新兵器”を用いて敵に対抗していることを知り、取引するべく使節団の派遣を決断。 使節団のメンバーに選ばれたハルヒロたちは、恐るべき巨人や危険な野獣が闊歩する風早荒野を踏破し、遠路はるばる黒金連山の鉄血王国を目指すことに。 曲がりくねった旅路の向こうで、待ち受けるのは交渉か、決戦か、それともーー!? 絡み合い、重なる運命の果てに“それ”が姿を現し、世界が一変する……!
この巻のあらすじ
どこまでも黒い。全部がおかしい。
クザクはジャンボに斬殺された。 セトラは大黒鷲に無残にも食い千切られた。 鉄血王国から逃亡を図るハルヒロたちに突きつけられた絶望。 どうしようもなかった。 受け容れるしかなかった。 “彼女”だけは抗った。 抗ってしまった。 その身の内に眠っていた“不死の王”が目覚め、世界はその有り様を激変させる。 そして、黒き世界腫がグリムガルを蹂躙し、侵蝕してゆく。 混乱を極める状況の中、辺境軍が、冒険者たちが、あらゆる種族が、死んだはずの者たちまでもが、行動を開始する。 生き延びるため。 己の望みを叶えるため。 漆黒に染め上げられようとする世界で、各々の冒険譚が紡がれていくーー。
この巻のあらすじ
星を落とせ、全てが終わる前に。
大発生する世界腫。死んでゆく者たち。命を失ったはずなのに、なぜクザクは。 セトラは。原因はメリイなのか。違う。メリイの中にやつがいた。不死の王(ノーライフキング)が。 おれだ、とハルヒロは思わずにはいられない。おれなんだ。おれのせいだ。 でも、一人じゃない。仲間がいる。そして、暗闇の先には光が。 最強の義勇兵たちとの再会。生存者らが集う拠点で生まれる新たなる命。この世界(グリムガル)は確かに壊れつつある。 しかし、まだ終わってはいない。崩壊を止める手立てがある。 かつて原初の竜に撃ち落とされた赤い星。 その欠片こそが黒い腫れ物、世界腫だという。 いざ挑め、世界腫を滅ぼす戦いへ、戦友(とも)らと共にーー。
この巻のあらすじ
振り返るな、前へ進め
星落としの結果、二柱の神が再臨し、人の子らは神の下僕に成り果てた。 さらなる宿命を背負わされたハルヒロの旅は、まだ終わらないーー。 “--目覚めよ《アウェイク》。” そして「彼」は声を聞き、目を覚ます。仲間の姿はない。ここはどこなのか。 目の前には仮面の男が。 「きみの名前ーーなのか? マナト……?」 光明神ルミアリスの帰依者と暗黒神スカルヘルの従属たちが果てなき闘争を繰り広げる戦場と化したグリムガル。 死が蔓延する新たな地平で、マナトは生きる。 巡り合う新たな仲間たちとともに、この光と闇を切り裂いて征け……!
この巻のあらすじ
神を穿つ竜が眠る、深き不可思議な穴
現れたのは鬼神・慚悔のチェグブレーテ。 かつてハルヒロの戦友だった義勇兵、チビのなれの果てだった。 チェグブレーテと聖者タイダエルとの戦闘に巻きこまれ、仲間とはぐれてしまったマナトは、人に似た人ではないモノと出会う。 【あなたは私を食べますか?】 いや、食べないって。人間に似ているし。 でも目が三つある。意思疎通はなぜかできる。 彼女(?)は何者なのか。そして、ここは? この穴の先はーー。 ワンダーホール。 謎のノーム族。 不死物。 グリムガルを救う鍵がここに……!?
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