安倍晴明に連なる陰陽師の家系・桔梗家に生まれた晴人が、京都西陣のかんざし店「六花」を営む茜や、式神のさんごと関わりながら、土地神や祭礼にまつわる相談事へ向き合う和風あやかしシリーズ。京都の哲学の道での出会いを起点に、珊瑚玉から生まれた式神、故郷の神様との約束、西陣に迷うこけし、祇園祭を守る思い、四国で会う山犬など、京都を軸に各地の由来へ話が広がる。陰陽師の家と店の仕事、土地に宿る存在、祭りや道具の来歴が結びつく全2巻構成。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 京都を舞台に、陰陽師の末裔や冥官、あやかしが自然に行き交う和風ファンタジーとして読める。
- 式神を「生み出して育てる」設定が新鮮で、式神の名前や成長過程に愛着がわきやすい。
- 既存シリーズの人物が顔を出し、世界観のつながりを楽しめる構成になっている。
- 伝承や土地の歴史、刀剣や俳句などの要素が散りばめられ、京都好きには刺さりやすい。
- 茜の店や食べ物、もふもふ系の式神など、やさしく可愛い空気感が印象に残る。
こんな人におすすめ
- からくさ図書館やおとなりの晴明さんを読んでいて、同じ世界をもっと味わいたい人。
- 陰陽師、安倍晴明、京都、あやかしものの組み合わせが好きな人。
- バトルよりも、静かな雰囲気や世界観の広がりを楽しみたい人。
- 式神や神霊の可愛さ、ゆるやかな成長物語を求める人。
- シリーズ横断の登場人物再会を楽しめる人。
人を選ぶポイント
- 単独で読むと前シリーズとのつながりが多く、人物関係がつかみにくい。
- 物語の起伏は控えめで、序章・つなぎの印象が強い。
- 説明不足や言葉足らずに感じる箇所があり、飲み込みづらさが残る。
- 誤字や表現の粗さを気にする人には引っかかりやすい。
- 2巻でひと区切りのため、完結感よりも続き待ちの余韻が強い。
テンポ・読後感
- 全体は落ち着いていて、穏やかでやさしい読後感が中心。
- 夢想的で、現代と神秘が近い距離で混ざる空気がある。
- 事件性よりも、式神誕生や人間関係の広がりを追う進み方。
- 夏の物語らしい軽やかさがありつつ、京都の土地感がしっかりある。
- ぎこちなさや不思議さも含めて、静かに浸るタイプの読み味。
キャラクターへの評価
- 晴人は元気で素直な印象だが、シリーズの中心というより周囲に支えられて動く存在として見られている。
- 茜は優雅で少しミステリアス、店主として頼もしさと存在感が強い。
- 式神たちは可愛らしく、もふもふ感や個性の違いが好評。
- 水月やさんご、桃花などの脇役・式神が癒し役として印象に残りやすい。
- 既存シリーズの面々は再会の楽しさがあり、世界の広がりを感じさせる。
巻一覧
この巻のあらすじ
かの安倍晴明に連なる陰陽師「桔梗家」の跡取りとして生まれた青年・晴人は、京都は哲学の道で不思議な和装美女・茜と出逢う。 彼女が西陣で営む「かんざし六花」には式神を「育てる」裏の仕事があった……故郷の神様との約束、西陣に迷うこけしの思い、会津で「祇園祭」を守る女性の決意。 珊瑚玉から生まれた式神・さんごを連れて、晴人は京都と一族にまつわる不思議に触れるーー 古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー。
この巻のあらすじ
安倍晴明に連なる桔梗家の跡取り息子・晴人は、式神のさんごとともに今日もかんざし六花を訪れていた。店主の和装美女・茜が迎え入れる陰陽師の卵たちは、七星剣の魂に遭遇した学芸員と、海辺で戦の幻影を鎮める男性。二人の選んだ扇から生まれた式神は愛らしくも頼もしい。 一方晴人は、土地神たる山犬に会うため四国へ向かう。海辺の哀しい幻影には、茜によく似た姿もあってーー。 古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー、完結。
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