完璧な家族の作り方

判定なし
基本情報
著者
藍上 央理
イラスト
レーベル
角川ホラー文庫
刊行年
2025
巻数
1巻
アニメ化
属性

『完璧な家族の作り方』は、家族の理想像をめぐるホラー作品で、北九州に現存する一軒家とその周辺に残る事件・怪談・取材記録を手がかりに、家族という単位のあり方を追っていく。目次には、完璧な家族になるための方法、過去の事例、行方不明者の増加、地域に伝わる怪談などが並び、複数の記録や証言をつなぐ構成になっている。中心には「首縊りの家」と呼ばれる場所があり、そこで起きた出来事と周辺の伝承が物語の軸になる。1巻完結の単巻作品として、事件記録と怪談、家族論が交差する内容になっている。受賞作として書籍化された作品。短編的な章題を束ねた構成で、記録文書の体裁を取り入れている。家族、土地の伝承、事件の痕跡が一本の線で結ばれていく。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    - 家族を題材にしたホラーに関心がある人 - 事件記録や取材記録の形式がある物語を読みたい人 - 一軒家や土地の怪談を扱う作品に関心がある人

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • インタビュー、手記、記事、掲示板書き込みをつなぐモキュメンタリー構成が、断片から全体像を追う面白さを作っている。
  • 北九州の廃屋や家族写真など、日常に近いモチーフを不穏に見せる仕掛けが強い。
  • 怖さは驚かせるタイプより、気持ち悪さや嫌悪感がじわじわ残る方向で効いている。
  • 取材が進むほど歪みが見えてくる流れと、最後まで着地点がある点を評価する声が目立つ。
  • 家族・土地・怪異が絡み合う「家ホラー」としてのまとまりが印象に残っている。

こんな人におすすめ

  • モキュメンタリーホラーや実録風の構成が好きな人。
  • じわじわ不穏さが増す作品を読みたい人。
  • 家、家族、土地にまつわるイヤな怖さが好みの人。
  • グロテスクさや生理的な不快感もホラーの魅力として受け止められる人。
  • 断片的な情報から真相を考察する読み方が好きな人。

人を選ぶポイント

  • グロテスクな描写や生理的にきつい場面がある。
  • 反復感のある展開や中盤の間延びを感じる人がいる。
  • 余白が多く、説明不足や曖昧さが気になる場合がある。
  • 文章表現の粗さや言葉選びに引っかかる。
  • モキュメンタリー形式に食傷気味だと新鮮味は弱く感じやすい。

テンポ・読後感

  • 序盤から不穏な証言が積み重なり、少しずつ嫌な空気が濃くなる。
  • 取材・手記・写真の切り替えでテンポは保たれ、読み進めやすい。
  • 怖さは派手さより、静かな異様さと気持ち悪さが中心。
  • 中盤でやや反復的に感じる人もいるが、終盤で一気にまとまる印象が強い。
  • 読後は背筋が寒くなる、あるいは自宅の暗がりまで気になる余韻が残る。

キャラクターへの評価

  • 主人公側は煮え切らなさや受け身さが目立ち、そこが不安定さとして働いている。
  • 手記や証言の語り手は、歪みや執着が強く出ていて印象が濃い。
  • 認知症の母や無口な息子など、家の中の関係性が不穏さを増している。
  • 家族写真に写る人物像は理想的に見えるぶん、違和感が強く残る。
  • 事件の関係者それぞれに謎が残り、全員がどこか信用しきれない空気がある。

巻一覧

完璧な家族の作り方
2025年4月 ISBN 9784041161999
この巻のあらすじ

新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。 角川ホラー文庫編集部は、著者のある目的のため、本作の書籍化を決定しました。

※本作は、note主催・創作大賞2024〈角川ホラー文庫賞〉受賞作です。 〈目次〉 完璧な家族になるための方法とその過去の事例 北九州に現存する一軒家で起きた凄惨な事件 その家で増え続ける行方不明者 理想的で完璧な家族のあるべき姿に関して 「首縊りの家」とその周辺地域に伝わる怪談についての取材記録 など様々

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