魔術が発達した世界を舞台に、不可能犯罪を論理と術の両面から検分する推理シリーズ。権刑部卿・明智小壱郎光秀と陰陽師・安倍天晴が、雪で満たされた四阿で凍死した被害者の事件に向き合う。魔術を行使して人を殺めると術者の相貌に証が現れるという前提がある一方、事件関係者にはその気配がなく、現場には手口をそのまま示さない矛盾が残る。そこで二人は、被害者の状態、雪密室の状況、関係者の証言や立場を手掛かりに、なぜその場所でその殺人が起きたのかを組み立て直していく。シリーズ第一弾として、魔術世界のルールと密室の条件を提示しつつ、探偵役と陰陽師役の役割分担で謎を追う。
構造レビュー
こんな人におすすめ
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AI分析(あらすじ)
魔術と論理を組み合わせた不可能犯罪もの、陰陽師が登場する和風寄りの推理作品に関心がある人
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 魔術が発達し、本能寺の変が起きなかった日本という特殊設定が強い。
- 明智小壱郎と安倍天晴のバディが、論理と術理の両面で事件に挑む構図が楽しい。
- 事件の解き方がロジカル寄りで、ハウダニットや仕掛けの組み立てを追う面白さがある。
- 元ネタやオマージュ、小ネタが多く、わかるとさらに楽しめる作り。
- 200ページ前後でまとまりがよく、軽めに読めるのに密度がある。
こんな人におすすめ
- 特殊設定ミステリや歴史改変SFが好きな人。
- バディもの、名探偵と助手の掛け合いを楽しみたい人。
- オマージュやパロディ、元ネタ探しを含めて味わいたい人。
- 論理的な謎解きやハウダニット重視の読者。
- ライトに読める時代劇風ミステリを探している人。
人を選ぶポイント
- 世界観や用語の説明が多く、序盤は入りにくい。
- 元ネタ未読だと小ネタの面白さを拾いきれないことがある。
- 設定の独自性が強く、好みが分かれやすい。
- 視点の切り替わりや情報量の多さで読みにくさを感じる場合がある。
- トリックの一部は設定依存に見えるため、厳密な本格派には合わない可能性がある。
テンポ・読後感
- 章が短めでテンポは軽快。
- 時代劇を連想させる雰囲気と、SF/ミステリの混ざった独特の空気感。
- 事件の謎解きは知的で、遊び心も強い。
- 重厚な設定のわりに読み口は比較的コンパクト。
- 序盤はとっつきにくいが、乗ると楽しく読める。
キャラクターへの評価
- 明智小壱郎は冷静で、探偵役としての存在感がある。
- 安倍天晴は博識で優雅、魔術面を支える相棒として魅力的。
- 2人のコンビ感が作品の読みやすさと楽しさを支えている。
- 脇役や固有名詞にも遊びがあり、キャラ造形の細かさが目立つ。
- 役職や身分関係の独特さも含めて、人物配置そのものが印象に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
読書の楽しみを存分に味わわせてくれる、 まさに紳士淑女のエンターテインメントーー大森望(解説より)
犯人はなぜ被害者を「雪密室」で殺害したのか? 魔術が発達した世界で不可能犯罪に挑むのは名探偵と陰陽師
被害者は、四阿(あずまや)に充満する雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、間違いなく魔術によるものだ。魔術を行使して人を殺めるとその証(あかし)が術者の相貌に顕われるが、事件関係者にその気配はない。ではこの殺人は誰が なぜ、どうやって為し遂げたのか?--謎に挑むのは権刑部卿・明智小壱郎光秀と陰陽師・安倍天晴。魔術が発達した世界で起きる不可能犯罪を描くシリーズ第一弾。 著者あとがき=小森収/解説=大森望
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