さよならを言えないまま、1000回想う春がくる

判定なし
基本情報
著者
分玉雨音
イラスト
刊行年
2019
巻数
1巻
アニメ化
属性

集英社オレンジ文庫から刊行される単巻の現代恋愛小説。事故の後遺症で忘却できなくなった新川慧は、今までの出来事をすべて記憶し、思い出すたびにその場で起きているように追体験してしまう。慧は記憶の再生を抑える方法を探しながら日常を保ち、職場での生活を続けているが、同僚の日野山空良から突然告白され交際が始まる。空良には秘密があり、記憶の後遺症と相手の事情が重なって、二人の関係や選択が物語の軸になる。慧にとっては、過去の出来事を思い出す行為がそのまま現在の体験として戻ってくるため、何気ない会話や仕事の時間にも記憶の負荷がかかる。そうした状態の中で、交際の始まりと秘密の存在が少しずつ距離を変え、春を背景にした関係の進み方を描く。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    記憶の後遺症や秘密を抱えた関係の変化に関心がある人。職場を舞台にした現代恋愛を追いたい人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 記憶が消えない女性と、記憶を失っていく男性という対照的な設定が強い。
  • 追体験してしまう記憶や、思い出の残り方を軸にした切なさが印象に残る。
  • 恋愛の甘さだけでなく、喪失や不在を意識させる余韻がある。
  • 終わり方の印象がよく、ラストで評価が上がっている。
  • ありそうでなかった発想や、テーマの面白さを推す声が目立つ。

こんな人におすすめ

  • 切ない恋愛小説が好きな人。
  • 設定の妙やテーマ性を重視して読む人。
  • 少女漫画寄りの恋愛感情や、感情の揺れを楽しみたい人。
  • 余韻のある結末を重視する人。
  • 短めでも印象に残る物語を求める人。

人を選ぶポイント

  • 展開は予想しやすく、意外性は強くない。
  • 設定がやや難解で、場面の行き来に戸惑いやすい。
  • 物語の厚みや掘り下げが物足りないと感じる読者もいる。
  • サブキャラや周辺エピソードの広がりは控えめ。
  • 恋愛の描写はオーソドックスで、刺激の強さは少ない。

テンポ・読後感

  • さくさく読める軽快さがある。
  • 記憶の反復と忘却が重なって、全体は切なく静かな空気。
  • 甘さよりも、すれ違いと不安定さが前に出る。
  • 物語の構造は少し複雑で、現実感と幻想感が揺れる。
  • ラストで感情がまとまり、読後感は優しい。

キャラクターへの評価

  • 慧は、忘れられない記憶に縛られながら平穏を守ろうとする人物として印象が強い。
  • 空良は、明るさや積極性の裏に事情を抱えた存在として見られている。
  • 二人とも普通ではない条件を背負いながら、互いだけを求める関係性が核になっている。
  • 当て馬や周辺人物はやや扱いが強めで、好みが分かれやすい。
  • キャラクターの内面より、設定と関係性の切なさで印象づける作品。

巻一覧

さよならを言えないまま、1000回想う春がくる
2019年5月 ISBN 9784086802550
この巻のあらすじ

事故の後遺症から“忘却"することができなくなった新川慧。 彼女は今までの出来事を全て記憶し、それを何度も何度も思い出しては、 まるで今起こったことかのように追体験してしまう。 記憶の再生をコントロールする術を見つけ出し、必死に日々をやり過ごす慧。 そんな彼女だったが、職場の同僚・日野山空良から突然告白され、つきあうことになった。 幸せな生活を送る二人。しかし、空良にはある秘密が……。

奇跡の出会いは、二人にどんな結末を選ばせるのか…。

ジャンプ恋愛小説大賞、金賞受賞作。 気鋭のイラストレーター・焦茶の描きおろし漫画も収録!!

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