グリム童話を下敷きに、舞台を現代へ移し替えて物語を組み直す短編集。白雪姫がふたりいる話、老舗ホテルの一人娘として生まれた眠り姫、廃屋から届く依頼に悩むヘンゼルとグレーテルなど、童話の骨格を保ちながら人物設定と状況を変えていく。各編で異なる童話由来の人物を中心に据え、現代の暮らしや人間関係の中へ置き直した再話が続く。シリーズとしては長い一本筋を追う形ではなく、複数の独立した話を1冊にまとめた構成になっている。

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    グリム童話の再話や、現代設定の短編集を読みたい人。白雪姫や眠り姫などの童話を別の形で見直したい人。

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作品の魅力

  • グリム童話を下敷きにした現代向けの短編集で、童話の知名度を入口に読みやすい。
  • 6編それぞれの作家色が出ていて、恋愛寄り・ほっこり寄り・毒気のある話まで振れ幅がある。
  • 既存の童話をそのままなぞらず、今の生活感や人間関係に置き換えた発想が新鮮。
  • 1編ごとにまとまりがよく、短時間でも区切って読みやすい。
  • 「のばらノスタルジア」「二十年」「白雪姫戦争」あたりを印象に残す読者が多い。

こんな人におすすめ

  • グリム童話のアレンジやオムニバス短編集が好きな人。
  • ライトノベル作家の書く、軽めで読みやすい物語を求める人。
  • ほっこりする話と少し毒のある話の両方を楽しみたい人。
  • 童話モチーフでも、昔話そのままではない現代的な解釈を読みたい人。
  • 1冊で複数の作家を試し読みしたい人。

人を選ぶポイント

  • 童話の原典イメージを強く期待すると、かなり別物に感じやすい。
  • 全編が強く刺さるタイプではなく、好みが分かれる話がある。
  • 作品によっては後味が重い、気持ち悪い、毒が強いと受け取られやすい。
  • 物語のノリや語り口が合わないと入りづらい短編もある。
  • いわゆる「本当は残酷なグリム童話」系を想像すると方向性の違いがある。

テンポ・読後感

  • 各話の展開はテンポがよく、短編らしくコンパクトにまとまっている。
  • 全体の読み味は軽快で、読みやすさを評価する声が多い。
  • ほっこり、淡い恋、毒気、ぞくっとする感触が混在している。
  • 童話の雰囲気と現代の生活感が重なって、少し不思議な余韻が残る。
  • 明るめの話の中に、1編だけ強く印象を残す重めの話が差し込まれている。

キャラクターへの評価

  • お嬢様が自立していく話や、等身大の学生像に親近感を持つ声がある。
  • 直人さんのように、特定の男性キャラを好意的に挙げる読者がいる。
  • 白雪姫やカエルの王さまなど、童話モチーフのキャラ設定が印象に残りやすい。
  • ストーカー気質や不器用さのある人物には強い嫌悪感が集まりやすい。
  • 登場人物の心理や関係性が、表面的な可愛さよりも生々しく感じられる。

巻一覧

新釈 グリム童話 —めでたし、めでたし?—
2016年3月 ISBN 9784086800723
この巻のあらすじ

グリム童話をベースに、舞台を現代におきかえ、ストーリーを大胆にアレンジ! ヒロインがふたりの白雪姫、老舗ホテルの一人娘として生まれた眠り姫、廃屋から届く依頼に悩むヘンゼルとグレーテル…など全6編。

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