初ノ宮行幸は、表では人気アイドル、裏では心霊相談を請け負う霊能者として動く人物で、幽霊をこの世に留める『鎖』が見える。彼は霊を嫌い、日常に潜む怪異を減らすことを目的に現場へ向かい、霊を引き寄せる体質の美雨を助手にして調査を進める。物語は、レコーディングスタジオでの出会いから始まり、呪われた宝石、学園祭の霊障、宗教団体ダルシャナをめぐる事情へ広がっていく。各巻の依頼は独立して見えつつ、行幸の兄・康安や霊を集める動きが背後で重なり、事件同士がつながっていく。芸能活動と霊能相談、兄弟の関係、怪異の処理が一本の流れにまとまるシリーズ。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代伝奇や霊能力を扱う事件もの、芸能界を背景にした心霊相談の物語に関心がある人

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作品の魅力

  • 霊能者×アイドル×探偵の盛り盛り設定が強く、初ノ宮行幸のキャラがとにかく印象に残る。
  • 幽霊案件を追うだけでなく、家族の因縁や人物同士の関係が少しずつ見えてくる構成が気になる。
  • 事件ごとの解決だけでなく、怪異の裏にある感情や執着が描かれていて余韻がある。
  • 美雨と行幸のドタバタした掛け合い、兄妹まわりのやり取りが読みどころになっている。
  • ホラー寄りの空気とミステリ要素が混ざった、軽すぎないオカルトものとして受け取られている。

こんな人におすすめ

  • 霊能もの、怪異譚、オカルトミステリが好きな人。
  • クセの強い美形キャラや俺様タイプの主人公を楽しめる人。
  • 事件解決だけでなく、人物関係や伏線の広がりを追いたい人。
  • じわっと怖い話や、後味に薄暗さが残る読後感が好みの人。
  • シリーズものとして続きの謎を追う読み方が合う人。

人を選ぶポイント

  • ホラー要素があり、子どもや人の心をめぐる重めの話が出てくる。
  • 事件の怖さよりキャラの濃さが前に出るため、純粋な本格ミステリを期待すると違う。
  • 主人公や周辺人物の言動がかなり癖強めで、好みが分かれやすい。
  • 物語の核心や人物関係がまだ見え切らず、すっきり完結しない印象を持つ人もいる。
  • 美雨の受け身さや泣き役ぶりが気になる読者には合わない場合がある。

テンポ・読後感

  • 事件は段階を踏んで進み、説明よりも流れで引っ張るテンポ。
  • 1話ごとの怪異は読みやすいが、全体では伏線や因縁がじわじわ積み上がる。
  • 軽妙な掛け合いと不穏な空気が同居し、明るさと薄暗さが交互に来る。
  • ラストに向けてスケールが広がり、ハラハラ感やモヤモヤが残りやすい。
  • 読後感はすっきり一辺倒ではなく、余韻や不安を抱えたまま終わる。

キャラクターへの評価

  • 初ノ宮行幸は俺様で癖が強いが、霊への容赦のなさと不器用な優しさが同居している。
  • 小路美雨は巻き込まれ役として不憫だが、話が進むほどタフさや変化が目立つ。
  • 由良や才蔵、秋葉など脇役も印象が強く、場面ごとの見せ場がある。
  • 兄・康安は執念や狂気が強く、物語全体の不穏さを押し上げている。
  • キャラの掛け合いが楽しい一方で、全員の思惑が見えにくく、先が気になる作り。

巻一覧

霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿 1
2018年6月 ISBN 9784048939256
この巻のあらすじ

世をときめくスーパーアイドル・初ノ宮行幸には「霊能力者」という別の顔がある。幽霊に対して嫌悪感を抱く彼はこの世から全ての幽霊を祓う事を目的に、芸能活動の一方、心霊現象に悩む人の相談を受けていた。 ある日、弱小芸能事務所に勤める美雨はレコーディングスタジオで彼と出会う。すると突然「幽霊を惹き付ける“渡し屋”体質だから、僕のそばに居ろ」と言われてしまいーー? 幽霊が嫌いな霊能力者行幸と、幽霊を惹き付けてしまう美雨による新感覚ミステリ!

霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿 2
2018年7月 ISBN 9784048939348
この巻のあらすじ

スーパーアイドル・初ノ宮行幸には幽霊をこの世に繋ぎ止めている『鎖』が視えるという霊能力がある。幽霊に対して嫌悪感を抱く彼は、芸能活動の一方、この世から全ての霊を祓うため心霊現象に悩む人の相談を受けていた。 ひょんなことから“霊を惹きつけてしまう”という体質を生かして行幸の助手をする事になった美雨は彼からひどい扱いをされつつも健気に頑張っている。そんなある日、彼らのもとに「呪われた宝石の霊視をしてほしい」という依頼が舞い込んできてーー。

霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿 3
2019年7月 ISBN 9784049124866
この巻のあらすじ

人気アイドル初ノ宮行幸のもう一つの顔は、怪奇現象を解決する『霊能相談士』。 ある日行幸のもとに、学園祭のイベントで霊障が起きないようにしてほしいという依頼が舞い込む。だが、イベントを主催するのは、行幸の兄・康安が教祖の宗教団体ダルシャナだった。あえて乗り込む行幸だが、会場で助手の美雨が誘拐されてしまいーー!? 美雨をさらい、霊を集める康安の目的とは。そして行幸が放った、美雨を「敵」だとする言葉の真意とは。 『探偵・日暮旅人』シリーズの山口幸三郎が贈る新感覚ミステリ、全ての謎が“繋がる”完結編!

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