異人街シネマの料理人
- 著者
- 嬉野君
- イラスト
- —
- レーベル
- ウィングスノヴェル???
- 刊行年
- 2015-2018
- 巻数
- 4巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- BOOK☆WALKER: 4巻まで
異人街の映画館周辺を舞台に、天涯孤独になった桃が、兄と名乗る二人の男性と出会うことから始まる現代ミステリーです。桃は、映画にちなんだ料理が並ぶ水曜の晩餐会を通じて、カイと冬基の出自や家族の過去、貸した八億円や研究調査をめぐる事情に触れていきます。やがて兄二人の不和と、それぞれが抱える目的が前面に出て、冬基の母・薫や祖父・剛太郎に関わる過去も重なり、食卓での会話は事件や移動の線へつながります。物語は異人街での関係づくりから、中央アジアの小国テジェニスタンでの行動へ広がり、桃が兄たちの間で何を見て何を確かめるかを追う全4巻の本編です。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 映画モチーフと料理描写が重なり、作品世界を想像しやすい。
- 祖父の遺した場所をめぐる家族の謎が少しずつ開いていく構成が引き込。
- 桃の行動力としたたかさが目立ち、受け身ではない主人公として好評。
- 冬基とカイの関係性や、桃との距離の変化が読みどころになっている。
- 怪談、サスペンス、駆け引きが混ざる展開にテンションが上がる。
こんな人におすすめ
- 映画ネタや元ネタ探しを楽しめる人。
- 家族の秘密や血筋の謎が少しずつ明かされる物語が好きな人。
- かわいいだけで終わらない、芯の強いヒロインを読みたい人。
- 兄弟間の緊張感や、じわじわ変わる関係性を追いたい人。
- 料理描写や食べ物の魅力も物語の楽しみとして受け取りたい人。
人を選ぶポイント
- 映画の知識があるとより楽しいが、未見だと小ネタは拾いにくい。
- 序盤は謎が多く、導入の分かりにくさを感じやすい。
- ラブ要素は控えめで、甘さを強く期待すると物足りない。
- 事件や設定が多く、人物関係を追うのに少し集中力が要る。
- タイトルから想像する料理人要素は前面には出にくい。
テンポ・読後感
- 序盤は不穏さと説明不足が先に立つが、読み進めるほど面白さが増す。
- 事件が起こるたびに家族の輪郭が見えてきて、物語が加速する。
- シリアスとユーモアが行き来し、重さだけに寄らない。
- 舞台が海外へ広がっても散らかりにくく、スケール感がある。
- ラストに向けて情報が収束し、読後感は勢いと満足感が強い。
キャラクターへの評価
- 桃はおっとり見えて、無自覚に人を動かす力と度胸を持つ。
- 冬基は美形で強圧的だが、罵倒や腹の探り合いも含めて存在感が強い。
- カイは寡黙で底が見えず、桃にだけ反応が甘くなるところが印象的。
- 真礼は脇役以上に目立つ場面が多く、作品の空気を動かす。
- 兄弟それぞれに秘密や思惑があり、単純な善悪では割り切れない。
巻一覧
この巻のあらすじ
天涯孤独となった桃の前に、突然兄と名乗る二人の男性が現れて…!?美味しいご飯と名画と謎。シネマティック・ミステリー開幕!!
この巻のあらすじ
桃のリクエストでカイが映画にちなんだ料理を作り、冬基と三人で食べる水曜日の晩餐会は続いていたが、冬基とカイの仲はよくなかった。冬基はカイに貸した八億円の使い道と彼の出自を長年探っており、カイはそんな冬基を警戒していた。カイには殺さなくてはいけない相手がいるらしく、桃と冬基もそれに関連した事件に巻き込まれ始め……? シネマティック・ミステリー第二弾!
この巻のあらすじ
冬基の母親・薫の日記が見つかり、自殺の真相が祖父・剛太郎にあることが判明する。冬基は三ツ野グループを他企業に売却し、祖父への復讐を果たす。同時に薫が賢すぎる我が子の冬基を恐れ、血のつながらないカイのほうを愛していたこともわかり、二人の不和は決定的に。カイは研究調査で中央アジアへ向かい、もう戻らないと言う。カイの渡航の裏にある使命が隠されているとは知らず、兄二人を和解させたい桃は!?
この巻のあらすじ
発掘調査の名目で生まれ故郷である中央アジアの小国テジェニスタンに入ったカイ。狙うは大統領アマゾフの命――。カイの目的を知り、修学旅行を抜け出してテジェニスタンまでやってきた桃だがカイの行方は知れず、事業にかこつけてやはりテジェニスタン入りしている冬基の目的もわからない。果たして桃はカイを止め、兄たちを仲直りさせることはできるのか!? シネマティック・ミステリー完結!!
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