神(シバ)が統べる世界アスカを、戦士ウォルと旅する〈傍観者〉ジェノスの連作ファンタジー。彼の仕事は、訪れた町の民が善良かどうかを神へ報告することで、神が改善の余地なしと判断すれば町は消滅する。ジェノスは、料亭で耳にした高級料理レッド・バーの正体を追う町、雲を突き抜ける巨大な塔として成り立つジラクの町など、土地ごとの事情に向き合う。旅の先々で、報告制度に支えられた統治、共同体の労働、食や建築をめぐる事情が、ジェノスの視点を通してつながっていく。各地で起こる出来事は独立していながら、神の裁定と人間の暮らしがどう結びつくかという共通の軸でまとまっている。戦士ウォルとの移動と、町に入って調べる流れが繰り返され、世界の輪郭が少しずつ見えていく。

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    神の裁定が及ぶ世界設定や、町ごとの事情を追う旅型ファンタジーに関心がある人。

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神の子ジェノス 神の子はみな踊る
1997年1月 ISBN 4086132494
この巻のあらすじ

神(シバ)が統べる世界(アスカ)を、戦士ウォルとともに旅する〈傍観者〉ジェノス。彼の仕事は、訪れた町の民が善良であるかどうかを、父である神に報告すること。人々の悪行に改善の余地はない、と神が判断すれば、その町は消滅する――。マティナの町へとやって来たジェノスは、料亭〈銀魚亭〉に立ち寄る。美食にふける客の話から、彼はレッド・バーという高級料理の存在を知る。一度口にした者は、誰でも病みつきになってしまうというレッド・バー。その料理の正体を調べはじめたジェノスだったが…。傑作ファンタジー。※この商品にはイラストが収録されていません。

神の子ジェノス 神の子は来りて歌う
1997年3月 ISBN 4086132567
この巻のあらすじ

次々と街を滅ぼしてゆく神(シバ)に反発を覚えながらも〈傍観者〉として世界(アスカ)を旅し続けるジェノス。ジラクの町を目指していた彼は、雲を突き抜けんばかりに巨大な塔を発見する。実はその巨大な塔こそがジラクの町であり、民は塔の完成のため、寝る間も惜しんで働いていた。スパイの容疑をかけられたジェノスは、執拗なまでの拷問を受ける。しかしすんでのところで好色家の町長に助けられ、最上階で塔の建築にあたることになった。そこで彼は、ジラクの塔が何のために建てられたかを知って……。傑作ファンタジー第2弾。※この商品にはイラストが収録されていません。

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