悪評まみれの令嬢シェリーと、戦場で「死神」と呼ばれる将軍クロードの結婚から始まる、夫婦関係と家族の秘密を軸にした物語。舞台は貴族社会で、シェリーは夫の弟ルースに強い関心を向けつつ、屋敷に閉じこもる弟と冷淡な夫のあいだにある事情を探っていく。中心人物は、趣味も噂も極端なシェリーと、秘密を抱えているように見えるクロード。結婚生活の中で、兄弟への視線、屋敷の内側の事情、夫婦の距離感が少しずつ変化していく構成で、1巻完結の単巻作品としてまとまっている。シリーズとしての広がりは現時点ではこの1冊に限られる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 美少年好きのヒロインと堅物な騎士ヒーローの組み合わせが強い。
- ひねくれた価値観や不器用な甘え方がキャラの魅力になっている。
- 3人の掛け合いが軽妙で、家族っぽい距離感も楽しめる。
- クセのある人物配置なのに、読後感は意外とほのぼの寄り。
- 作者らしい痛快な会話運びやニヤニヤできる展開がある。
こんな人におすすめ
- クセ強めのヒロインやツンデレ、拗らせた恋愛が好きな人。
- 美少年ネタや、弟を含めた三角ではない三人関係を楽しみたい人。
- じれじれしつつも甘さのある少女小説を読みたい人。
- 変わった価値観のキャラ同士の掛け合いを面白がれる人。
- 作者の過去作の空気感が合う人。
人を選ぶポイント
- ヒロインの言動が理解しづらく、面倒に感じる場合がある。
- 暴力的なやり取りや強い当たりの表現が苦手だと引っかかりやすい。
- かなり甘々な展開を期待すると物足りなさが残る。
- 仕掛けや構図が既視感ありと受け取られることがある。
- 駆け足気味で、掘り下げ不足に感じる読者もいる。
テンポ・読後感
- 会話のテンポは軽く、掛け合いで読ませるタイプ。
- 展開は大きく荒れすぎず、ニヤニヤしながら進。
- クセの強さはあるが、全体の空気は重すぎない。
- 甘さは控えめ寄りで、じれじれ感が中心。
- ほのぼのとした家族感と、少し変則的な恋愛感情が同居する。
キャラクターへの評価
- シェリーは悪女扱いでも、実際は不器用で潔癖気味な面が目立つ。
- クロードは堅物で真面目だが、歪み切っていない好青年として受け止められている。
- ルースは小悪魔寄りに見えて、実際は可愛げや素直さが印象に残る。
- 主要人物がみな素直ではなく、そのこじれ方が面白さになっている。
- 一方で、キャラの癖が強すぎて好みが分かれやすい。
巻一覧
この巻のあらすじ
新婚夫婦に不穏な秘密の気配!?
美少年愛好家と呼ばれる悪評まみれの令嬢、シェリーの結婚がようやく決まった。 夫となる相手は、国一番と評判の美少年ルース…ではなく、その兄クロード。クロードは戦場で死神と呼ばれているほど勇猛で強面な将軍。好みからはほど遠いタイプだが、自宅にいながら「兄に甘える愛くるしい少年の姿」が見放題になると、シェリーは大喜びだ。 そんな怪しすぎる花嫁に、夫クロードはいきなり「弟に近づかないでもらいたい」と冷たい態度で拒絶。シェリーはあっさりと初夜をすっぽかされてしまう。それでもめげずに趣味を貫こうと兄弟観察を続けるシェリーだったが、あるとき、育ち盛りのルースが屋敷からほとんど外に出ないことに気づいてしまう…。 「弟を溺愛するあまり屋敷に閉じ込めている」というクロードの不穏な噂は本当のことだったの!? シェリーはなにか秘密を抱えているらしいクロードを探ろうとするが、クロードは思いがけない態度をみせはじめて…?
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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