悪魔が人類の隣人として存在する時代を舞台に、魔術師ダヤンと屍人形のアリアが各地を巡りながら悪魔退治を請け負う物語。ダヤンは、自分の手で屍人形にしてしまったアリアを生き返らせるため、死と生を支配する悪魔との契約を抱えたまま旅を続ける。アリアには過去の記憶がなく、二人の関係には真実を隠したままの緊張がある。訪れる街ごとに、病院の噂、教会による魔術師弾圧、魔術師を集める異国の都市など、悪魔と人間の利害が交差する事件が描かれる。シリーズ全体は、契約、魂、記憶、魔術と悪魔の境界を軸に、旅先で起こる事件と二人の関係の変化を積み重ねていく。3巻構成で、各巻は同じ旅の流れの中で異なる土地と事情を扱う。続編・外伝・短編の情報は確認できない。

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  • AI分析(あらすじ)

    - 魔術師、悪魔、契約を軸にした物語が気になる人 - 旅先ごとの事件と社会制度の違いを追いたい人 - 記憶喪失の人物と隠し事を抱えた相棒関係に関心がある人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • ダークな設定でも、中心にあるのは恋愛感情と執着の強さ。
  • 魔術師、悪魔、異端審問官が絡む世界観が濃く、雰囲気で引き込。
  • すれ違いと偽悪が続く関係性が、切なさと甘さを同時に出している。
  • 旅と事件を通して、二人の関係が少しずつ変化していく流れが見どころ。
  • 重い題材でも、会話のテンポやキャラの癖で読みやすい。

こんな人におすすめ

  • 歪んだ愛情や執着の強い関係が好きな人。
  • ダークファンタジーや悪魔・魔術師ものを読みたい人。
  • すれ違い多めのラブストーリーに惹かれる人。
  • キャラの狂気や不器用さを魅力として楽しめる人。
  • 少女小説寄りの情感と少年向けの展開感、両方を求める人。

人を選ぶポイント

  • かなり重く、救いの少ない空気が続く。
  • 主人公の言動が偽悪的で、好みが分かれやすい。
  • 説明や設定の入り方がやや分かりにくいと感じる人もいる。
  • 文章の臨場感や読み味に引っかかる人がいる。
  • 露骨な甘さより、痛さや歪さが前に出る。

テンポ・読後感

  • 旅先ごとに事件が起き、先へ先へと読ませる。
  • 緊張感と切なさが交互に来る、落ち着かない読み味。
  • 暗い世界観のわりに、会話は軽妙でテンポがある。
  • 物語の進行は速めで、関係性の変化も段階的に見せる。
  • 終盤に向けて感情が収束していく構成が印象的。

キャラクターへの評価

  • ダヤンは優しさと狂気が同居していて、重い執着が強く印象に残る。
  • アリアは記憶や感情の揺れがあり、ツンとした反応の中に惹かれが見える。
  • 二人とも素直ではなく、ぶつかり合いながらも離れにくい関係として読まれている。
  • 脇役の悪魔や異端審問官も個性が立ち、物語の空気を濃くしている。
  • キャラ同士の相性の悪さが、そのまま魅力になっている。

巻一覧

忘却のアイズオルガン
2017年8月 ISBN 9784094516944
この巻のあらすじ

悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅。

悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。

ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。そのために彼は、生と死を支配する悪魔・ガーガヴルドと契約を交わしたのだ。人理を外れた望みを叶えるには、それ相応の代償を払わなければならない。絶対的な契約の元、かつての記憶を失ったアリアに真実を伝えられず、悪魔退治を担わせなければならない日々。ダヤンは本心を隠して、あくまでもアリアを金稼ぎの道具として扱い、露悪的に振る舞い続ける。

旅の中で訪れた新たな街。その街の住人はどことなく生気を失ったような様子で、病院を訪れる患者が後を絶たないらしい。そして、その病院に勤める医師の家で、瀕死の重傷を負った娘が奇跡的に回復し、その代わりに息子が死んでしまったという奇妙な噂が囁かれていた。そこに悪魔の匂いをかぎつけた二人は、さっそく調査を開始するのだが……。

悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。――これなるは忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語。

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

忘却のアイズオルガン 2
2017年12月 ISBN 9784094517132
この巻のあらすじ

北方の守護者。神の使徒。悪魔の子ら。

悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。

ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。そのためには、アリアの父親にして、ダヤンの魔術の師であるオスカーを捜し出さなければならない。かつての記憶を失った彼女に真実を打ち明けられない制約を抱え、自分を殺した仇と憎まれながらも、ダヤンは自分を押し殺し露悪的な人物を演じていた。 わずかな情報を頼りに訪れた北の街。そこでは教会の厳しい戒律により、魔術が禁止され魔術師が弾圧されていた。魔術師である親が処刑され、孤児となった子供が悪魔の子と罵られる歪な街。アリアは一刻も早くこの街から去ることを提案するが、ダヤンはやっと得られたオスカーの手がかりに拘り続ける。しかも、街の教会では奇妙な毒が蔓延する事件が起きているようで、いっそう魔術師に対する教会の目は厳しい。そんな中で、ダヤンたちは北国最強と謳われる異端審問官に目を付けられてしまうのだが……。

悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語第二集。

※「ガ報」付き!

※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

忘却のアイズオルガン 3
2018年6月 ISBN 9784094517385
この巻のあらすじ

魂の片割れ、欲望のその先に――。

悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。生前の記憶を失った彼女に仇と憎まれながらも、悪魔との契約のために彼女に対して露悪的に振る舞い続ける日々。

そんな中、ついにオスカーの居場所を知ったダヤン。アリアの魂の片割れを持ち、彼女の父親にしてダヤンの魔術の師であるオスカー。その手先の悪魔に招かれ、遠い異国の街を訪れることになる。そこは、魔術師が優遇されているという非常に珍しい街。ハルバートなる有力者が国内外を問わず優秀な魔術師を集めているらしい。しかし、誇らしげに魔術の恩恵を語る住民たちに紛れて、人に扮した悪魔が街中を闊歩していた。その背景にオスカーの存在を直感したダヤンはさっそく調査を開始するのだが、彼の前にルピナスと名乗る謎の少女が現れる。一方、アリアは徐々にダヤンに対する気持ちに悩み始めていて……。

悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語第三集。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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