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『キャプテンサンダーボルト 新装版』は、山形のホテルを発端に進む現代日本の追走劇と謎解きの物語。借金返済のため一攫千金を狙う相葉時之は、手違いからテロリストに命を狙われ、かつての級友・井ノ原悠との再会をきっかけに事態へ巻き込まれていく。蔵王・御釜を発生源とされる感染症「村上病」、同地に墜落したB29、公開中止になった特撮映画が手掛かりとして並び、過去の記録と現在の事件が結び付く。山形周辺の地名、戦時の痕跡、映像作品の情報が一つの流れで扱われ、逃走と調査が並行して進む。新装版には書き下ろし短編も収録されている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 旧作の合本化に書き下ろしや対談が加わった新装版の“お得感”が強い。
- 相葉と井ノ原の腐れ縁バディの掛け合いが軽快で、再会後に息が合っていく流れが楽しい。
- 伏線のつながり方や小ネタの回収が気持ちよく、終盤まで一気に読ませる。
- 蔵王やB29、感染症、特撮、少年野球など、複数の要素が勢いよく絡み合う。
- 逆転や常識を疑う姿勢が前向きに響き、読後に熱量が残る。
こんな人におすすめ
- 伊坂幸太郎作品のテンポや伏線回収が好きな人。
- バディもの、腐れ縁コンビ、相棒感のある冒険譚を求める人。
- 事件や陰謀を追うエンタメ寄りの長編を一気読みしたい人。
- 合作でも作家色の違和感が少ない作品を試したい人。
- 新装版の追加要素までまとめて楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 分量は多めで、序盤はやや長さを感じる人がいる。
- 王道の筋立てに見えるため、意外性を強く求めると物足りなさが出る。
- 感染症やバイオテロを扱うため、時期によっては重く受け止めやすい。
- 純文学寄りの濃さや尖りを期待すると、エンタメ色の強さが先に立つ。
- キャラや設定の把握が前提になる場面があり、途中から読むと入りにくい。
テンポ・読後感
- 冒頭から謎と移動が続き、巻き込まれ型の勢いで進。
- 中盤以降は伏線が次々つながり、加速していく読後感がある。
- シリアスな題材でも会話は軽く、ユーモアと緊張感が交互に来る。
- 3日間ほどの出来事とは思えない密度で、長編らしい読み応えがある。
- ラストは痛快さと少しの余韻が同居する。
キャラクターへの評価
- 相葉と井ノ原は、最初のぎこちなさから徐々に阿吽の呼吸へ戻っていく。
- どちらも“出来損ない”寄りに見えつつ、要所でヒーロー性が立ち上がる。
- 口数の多いタイプではなくても、掛け合いの温度感が心地よい。
- 脇役や相棒役の存在が効いて、チームとしての見せ場が作られている。
- 悪役や追っ手は暴力性が強く、物語全体の緊迫感を押し上げる。
巻一覧
キャプテンサンダーボルト 新装版
この巻のあらすじ
俺とお前が一緒なら世界だって変えられる。発端は山形のホテルだった。借金返済のため一攫千金を狙う相葉時之は、手違いからテロリストに命を狙われる羽目に。絶体絶命の中、かつての級友・井ノ原悠と再会したことで、物語が動き出す──。蔵王・御釜が発生源とされる感染症「村上病」。同地に墜落したB29。そして、公開中止になった特撮映画。深まる謎と追走劇の果て、明かされる真相とは?書き下ろし短編を収録した新装版。
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